多気筒化に向かっていた頃の直列6気筒バイクたち

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現在市販されている大排気量バイクのエンジンは、2気筒と4気筒が主流になっています。6気筒以上の多気筒エンジンを搭載した車種もごく少数存在するものの、極めて高価である上、性格的に純前たるスポーツバイクというよりも、ツアラータイプの車種であったり、好事家向けのマニアックな車種であったりするなど、マイノリティーな存在となっています。

これは、エンジン技術の進歩により4気筒エンジンでも十分過ぎるパワーとスムーズネスを実現出来るようになった為、重量や燃費性能、製造コストなどの面で問題のある6気筒以上のエンジンに頼る必然性が低くなった結果です。

ベネリ 750 Sei

エンジン技術が未熟であった1970年代から80年代頃までは、6気筒エンジンは高性能を実現する為の手っ取り早い手段でした。まず、直列6気筒エンジンを搭載した市販バイクのパイオニア的存在であるのが、イタリアのメーカー、ベネリ社のモデル「750Sei」でした。

高性能な日本製マルチシリンダーバイクに対抗すべく、日本製バイク以上の多気筒化を追求した成果として、1970年代初頭にデビューを飾りました。ただ、ベネリはマルチシリンダーエンジンに関するノウハウを持っていなかった為、ホンダ製4気筒エンジンを下敷きにしたとされ、エンジンの外観からもその相似性が見て取れるなど、オリジナリティーには欠けていました。

又、排気量当たりの出力こそ大きいものの、当時のイタリア製バイク共通の問題として、信頼性に欠けていました。そして、エンジンの性能に対して不十分なブレーキやサスペンションの性能や、スタイリング優先に走った余りライディングポジションが不自然になるなど、総合的な完成度には問題がありました。その後登場した、排気量拡大版の「900Sei」も、抜本的な問題は改善されませんでした。

ホンダの6気筒バイク

一方、バイク用マルチシリンダーエンジンの元祖とも言えるホンダは、暫くは対抗措置を取りませんでしたが、750Sei登場の数年後、1000ccという大排気量の6気筒エンジンを搭載した「CBX1000」をデビューさせます。

CBXの性能は当時としては傑出しており、カタログ上の最高出力は、それまで世界最高レベルを誇ったロータリーエンジン搭載の「バンビーン」や、自動車用4気筒エンジンを搭載した「ミュンヒ」を凌ぐものでした。

ホンダらしくエンジンの信頼性やバイクとしてのトータルバランスにも優れていた事や、価格も法外に高価ではなかった為、CBX1000は登場後すぐにスーパーバイクの代名詞となりました。

ただ、その6気筒エンジンは大きく重かった為、コーナーリング時の慣性モーメントが大きく、エンジンを支持するダイヤモンドフレームの剛性もやや不足気味であった事もあり、峠道を攻めるタイプのバイクではありませんでした。

他にも直列6気筒のスポーツバイクとしては、1978年に発売されたカワサキZ1300がありました。

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