スズキ GSX400XS (’86-’88):カタナほどの熱狂は起きなかったハンス・ムートデザインの400cc

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スズキ GSX400XS '86 (出典:wikipedia.org)

スズキ GSX400XS ’86 (出典:wikipedia.org)

1980年代に週間少年マガジンに連載され、当時のバイク乗りにバイブル(経典)と言われたのが、マンガ「バリバリ伝説」です。その中で主人公のライバル ヒデヨシが駆るのがスズキ GSX750Sカタナで小柄な体で大きいカタナを自由自在に乗りこなすのが印象的でした。

GSX1100Sと同じハンス・ムートのデザイン

カタナのオリジナルGSX1100Sは、ドイツのインダストリアルデザイナー ハンス・ムートにデザインされた斬新的なバイクです。「刀」をイメージしたアグレッシブなフォルムとスズキのパワフルな1100ccエンジンを持つ名車です。このバイクに乗りたいと思っていましたが、いかんせん免許は中型限定で、高価な逆輸入車を買うことも出来ませんでした。

その後、同じハンス・ムートデザインによる2代目インパルスGSX400X(GK71E)が発売され、気にはなっていましたが、56万9千円と高額なため諦めていました。その後ホンダGB250クラブマンを買いお茶を濁していましたが、2年後にふと思って馴染みのバイクショップでインパルスのことを聞いたところ、即座に20万円以上値引きするからと勧められました。

スズキ GSX400X '86 (出典:suzukicycles.org)

スズキ GSX400X ’86 (出典:suzukicycles.org)

このGSX400Xはその斬新なデザインとカラーリングが災いして非常に不人気で、当時在庫処分中だったのです。すぐに飛びついてクラブマンを下取りにして購入しましたが、さすがに朱色のフレームにブラック車体のネイキッド版は気恥ずかしく、その日本デザインのハーフカウル仕様 GSX400 XSを購入しました。

カラーリングがシルバーのものはカタナのイメージに近くて欲しかったのですが、在庫が無かったためブラックにしました。このブラックも朱色のフレームに色を合わせて限りなく焦茶色に近いメタリックの黒です。この色ひとつをとってもスズキのこだわりを感じられます。

スズキ GSX400XS '86 (出典:suzukicycles.org)

スズキ GSX400XS ’86 (出典:suzukicycles.org)

乾燥重量153kgに59馬力の4気筒エンジン

このGSX400X / XSインパルスは、コンセプトは街乗り仕様ですが、その中身はレーサーレプリカのGSX-R(GK71F)です。フルカウルとアルミフレームこそありませんが、それ以外のパーツはほとんど同じものを使用しています。車重も250ccクラス並みに軽く(乾燥重量153kg)、出力も59馬力と今のバイクと比べても性能的に遜色ありません。

エンジンは4気筒DOHCのオイルクーラー、ラジエーター、冷却フィンを持つ空油水冷の3wayクーリングシステムで、マフラーはヨシムラ譲りの集合排気管の右側一本出しになっています。ブレーキはDeca-systemと呼ばれるフロントダブルデイスクの対向ピストン4ポットキャリパーとリヤ対向ピストン2ポットキャリパーという凄まじいブレーキになっています。

実際のブレーキングの効き味は、効かないと思ってレバーを握っていると、いきなりガツンと効くという感じでした。これで一度雨天走行中にフロントタイヤをロックして、ひやっとしたことがあります。ただ、サスペンションはリヤがEフルフローターというモノサスで、やや高いセパレートハンドルのため、ツーリングも快適です。尚且つ峠を攻める気になれば、レーサーレプリカの本性が出てくるという犬の皮を被った狼のようなバイクです。

今は操縦士の寄る年波のため、車検切れとなり車庫に眠っていますが、おいおい整備してまた峠道を攻めたいと思います。

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