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突然の衝突。謝らない相手。本人の注意だけではどうしようもない事故の恐怖

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主人の会社の夏休み、実家の車を借りて軽井沢に行きました。当時我が家の車にはナビゲーションがついていなかったので、実家のトヨタ・チェイサーを借りて旅行に行くこととなったのです。ナビのお陰で旅行は楽々でした。ホテルはもとより始めての美術館やレストランがちょっとした操作で案内してもらえるので、ストレスも無く無事帰る事に。

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車を停止させ、話そうとしたその瞬間!

自宅まであと1時間かな・・と思った頃です。埼玉県行田市の大きな交差点で、黄色信号から赤信号になったので私は車を停止させました。隣の主人と何か話そうとしたその瞬間『ドカーン!!』私達の停止した車に後ろの乗用車がぶつかってきたのです。

運転していた私は驚きのあまり動けなかったのですが、助手席に座っていた主人がすぐに降りて後ろの車に。運転手と話終わるとこちらへ戻ってきました。後続車に迷惑がかかるという事で、路肩に車を寄せて警察に連絡してその時初めて相手の運転手を見ると・・・20代の男の子。大学生との事でした。「怪我は無い?」と聞くと「はい。大丈夫です。」と言うだけです。事故は初めてなのでしょうか。無反応な感じがします。

「まさか前の車が止まるとは…」

5分位で埼玉県警のパトカーが来ました。現場検証の時に警察の方が大学生に「何で赤信号で止まっている車にぶつかったの?前をみてなかったの?」と聞くと「バイトに遅れそうだったので、急いでいました。赤信号に変わったばかりだったので、急げば大丈夫と思った。まさか前の車が止まるとは思わなかった。」と言うのです。さすがに警察の方も「黄色は注意して止まれ。赤は止まれなんだよ!教習所で何を習ってきたんだ!!」と語気を強めていました。

一切謝らない相手男性

その後、双方に怪我が無いのなら・・・という事で書類作成の為警察署に移動。しばらくして、大学生のお母様があわてて入ってこられました。状況説明を受けている時に警察の方は「赤信号で交差点に停止している車にぶつかったんです。100%息子さんが悪いんですよ。でも彼は一言も謝らない。被害者を気遣う言葉もない。彼は加害者なんですよ。お母さん。彼は謝ったら負けだと思っているようですが、今回は息子さんがすべて悪いのですから本人に自覚させて下さい。」と息子さんの事を説明していました。

お母様は驚いて黙って立っている息子さんを伴い私達のところへ。「警察の方から聞きました。本当に申し訳ありませんでした。お体は大丈夫ですか?これは主人の車で保険にはしっかり入っていますから、修理費は勿論全部お支払い致します。旅行の帰りとお聞きしました。ご自宅に戻られたら必ず病院へ行って診察を受けて何かあったら言って下さい。ほら!!あなたも謝りなさい。」と頭をさげられました。

運転していれば加害者にも被害者にもなる

車は何とか走ることができたので、取りあえず帰路につき、次の日にディーラーに車を持っていくと担当者が「チェーサーでこれだけ後ろが引っ込んでしまうなんて、相手はブレーキを掛けていないかも。(私達が普段乗っている)カローラだったら怪我してましたね。」と言われて改めて恐ろしくなりました。

交通事故は本人がいくら注意しても、ちょっとしたタイミングで起きてしまうものです。運転していれば加害者にも被害者にもなる可能性はあります。でも、事故が起きてしまった時はどちらの立場でも、まずは自分と相手の無事を確認すべきだと思います。加害者になってしまった場合は誠意を持って謝罪するしかありません。「謝ったら負け」では人の命は通用しないのです。私も運転者としてあらためて思いました。

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自動車の事故 体験談
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