ホンダ オデッセイ (最新型 5代目 RC1/2 ’13-):全高を上げスライドドア化。安全装備も進化

ホンダ オデッセイ アブソルートEX '15 (出典:honda.co.jp)

ホンダ オデッセイ アブソルートEX ’15 (出典:honda.co.jp)

ホンダ オデッセイ最新型の特徴

ホンダのミニバン「オデッセイ」は、2013年11月に5年ぶり4度目のフルモデルチェンジを実施し、現行型となりました。先代モデルの販売不振を背景に、3代目モデルから下げられた全高が再び高く設定され、居住性が大幅に向上した他、アクティブセーフティー機能が格段に進化した事が特徴でした。

ボディサイズとホイールベースを拡大

ボディサイズは全長4,830mm×全幅1,800mm~1,820mm×全高1,685mm~1,715mmで、先代よりも一回り拡大されました。特に、全高は140mm~150mmも高く設定された事により、歴代オデッセイの中で最も背の高いモデルとなりました。又、プラットフォームが一新された事に伴い、ホイールベースが初代モデル以来初めて延長され、70mm長い2,900mmになりました。

ホンダ オデッセイ アブソルートEX '15 (出典:honda.co.jp)

ホンダ オデッセイ アブソルートEX ’15 (出典:honda.co.jp)

そして、低床化も同時に実施した為室内高が大幅に拡大され、居住性の改善に繋がりました。又、7人乗りに加え新たに8人乗り仕様が加わった事も特徴でした。スタイリングは、背が高くなった事により先代とはイメージが大きく変わり、一般的なミニバンに近い雰囲気になりました。しかし、曲線を多用した流麗なフォルムの採用により、オデッセイらしい都会的なムードは踏襲されました。

ホンダ オデッセイ アブソルートEX '15 (出典:honda.co.jp)

ホンダ オデッセイ アブソルートEX ’15 (出典:honda.co.jp)

スライドドアを採用、パワートレインと足回りを一新

又、初代からの伝統であったオールヒンジドアを止め、後部ドアが両側共にスライドドア化された事も大きな変化で、様々な面において通常のミニバンに近いコンセプトとなりました。パワートレインも一新され、K24A型に代わり、新開発された2.4L直4DOHCのK-24W型エンジンが搭載されました。標準グレード用のポート噴射式と、スポーティグレード「アブソルート」用の直噴式の2種類が用意され、更に後者はFF車と4WD車で異なるチューニングが施されました。

ホンダ オデッセイ アブソルートEX '15 (出典:honda.co.jp)

ホンダ オデッセイ アブソルートEX ’15 (出典:honda.co.jp)

最高出力と最大トルクは、ポート噴射式が175ps/23kgm、直噴式のFF車が190ps/24.2kgm、同4WD車が185ps/24kgmのスペックで、全てのユニットの燃費がK24A型よりも向上しました。又、トランスミッションは全モデルが新設計のCVTに一本化され、初代モデルから設定されていたトルコン式ATは廃止されました。そして、サスペンション形式も変更され、前マクファーソンストラット式/後リジッドアクスル式(FF)・ドディオンアクスル式(4WD)となりました。

安全装備が充実

装備面では、レーザーレーダー式の衝突被害軽減ブレーキ「シティブレーキアクティブシステム」の他、ミリ波レーダーによる「CMBS(衝突軽減ブレーキ)」や「ブラインドスポットインフォメーション」がオプション設定されるなど、安全装備が大幅に強化されました。次いで2015年1月の一部改良において、新たな安全運転支援システムとして、ミリ波レーダー+単眼カメラにより一層機能を進化させた「ホンダセンシング」が採用されました。

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ホンダ オデッセイの歴史

ホンダのミニバン「オデッセイ」は、同社初のミニバンとして1994年10月に発売されました。当時、国内市場では、1980年代に登場した「日産プレーリー」や「三菱シャリオ」が先鞭を付けたミニバンがブームになっていましたが、セダンやクーペが主力でミニバンを持たなかったホンダは販売面で苦戦を強いられていました。

独自路線でカーオブザイヤー受賞

そうした状況を打開すべく満を持して投入されたオデッセイは、乗用車の延長線上による独自の設計が消費者に受け入れられ、ホンダ自身の予想を遥かに上回る大ヒット作となり、同社の苦境を救う救世主的な存在となりました。以後、ホンダはミニバンやSUVを次々とリリースする事になるなど、方向性を大きく転換する分岐点となりました。

初代モデルは、Dセグメント相当の全長と全幅に、乗用車よりもやや高めに設定された全高を持つワゴンに近いボディでした。この独特なデザインに加え、全てのドアが乗用車同様のヒンジタイプであった事が、オデッセイならではの個性となりました。又、シートレイアウトの相違により、6人乗りと7人乗りが選択出来ました。

パワートレインは、発売当初は2.2L直4エンジンと4速トルコン式ATの組み合わせで、駆動方式はFFとフルタイム4WDが用意されました。その後、マイナーチェンジにより排気量が2.3Lに拡大され、追って3L V6モデルが追加されました。初代モデルはコンセプトや基本性能が評価され、日本カーオブザイヤー特別賞とRCJカーオブザイヤーに輝きました。

2代目はキープコンセプト、3代目でコンセプトを転換

そして、1999年に初のフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。ボディサイズが僅かに拡大されたものの、外観や設計思想はキープコンセプトが貫かれ、エンジンも初代モデルに搭載されたものが踏襲されました。しかし、3Lモデルの出力向上やATの5速化など、一定の改良は行われていました。

2003年に2度目のフルモデルチェンジを実施し、3代目となった際は、全高が大幅に低くなり、操縦安定性を重視したディメンションになりました。又、FF車は立体駐車場に収まる高さに抑えられた事が、セールスポイントの一つになりました。エンジンも刷新され、2.4L直4に一本化されました。

2008年に3度目をモデルチェンジを実施し、4代目となった際にもミニバンとしては低目の全高が踏襲されました。先代と比較すると、車両重量の軽量化と室内長の延長を実現した事に加え、エンジンのパワーアップと燃費改善が図られた事が特徴でした。又、4速トルコン式ATが廃止され、新たにCVTが追加されました。

現行モデルは居住性と走行性能を改善

そして、2013年に実施された4度目のフルモデルチェンジにより、現行型となりました。従来とはコンセプトを変更し、全高が大幅にアップし歴代モデルの中で最も高く設定されました。同時に、プラットフォームの刷新により超低床フロアを実現した為、居住性が大きく向上しました。

又、エンジンを直噴化する事でパワーと燃費を改善し、足回りも刷新し操縦安定性が向上するなど、総合的な改良が図られました。現在は、ミニバンブーム自体がやや下火になっている事もあって、かつてよりも販売台数は減少しているものの、一定のユーザーから着実な支持を受けています。

ホンダ オデッセイの歴代モデル

初代オデッセイ (RA1-5 ’94-’99)

ホンダ オデッセイ '94

ホンダ オデッセイ ’94 (出典:favcars.com)

苦境のホンダを救ったクリエイティブ・ムーバー

初代モデルは、1994年10月に発売されました。当時、国内ではミニバンブームに沸いており、トヨタ、日産、三菱などはそれぞれ売れ筋となるミニバンをラインナップに持っていましたが、ホンダはセダンとクーペが主力でミニバンを持たなかった為、販売面で苦戦を強いられていました。そのような状況下で満を持して市場に投入されたオデッセイは、ミニバンとしては比較的全高が低く設定されると共に、Aピラーの傾斜が強くワゴンに近いボディ形状を備えていた事が特徴でした。

初代オデッセイの詳細へ

2代目オデッセイ (RA6/7/8/9 ’99-’03)

ホンダ オデッセイ '99

ホンダ オデッセイ ’99 (出典:favcars.com)

キープコンセプトで人気を維持

ホンダのミニバン「オデッセイ」は、1999年12月に初のフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。初代モデルが予想以上の大ヒットとなった事もあり、冒険を避けたキープコンセプトによる手堅いモデルチェンジとなりました。又、先代の途中で追加された3Lエンジン搭載車は、「オデッセイプレステージ」の車名による派生モデル扱いからオデッセイの一グレードとなりました。

2代目オデッセイの詳細へ

3代目オデッセイ (RB1/2 ’03-’08)

ホンダ オデッセイ '03

ホンダ オデッセイ ’03 (出典:favcars.com)

全高1,550mm。大胆なフロントフェイスに

ホンダのミニバン「オデッセイ」は、2003年10月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを実施し、3代目となりました。従来よりも全高を低く設定する事で低重心化を実現し、走行性能の追及に有利なディメンションになると共に、エンジンも刷新されるなど、大幅な路線変更とリフレッシュが図られた事が特徴でした。ボディサイズは、全長4,765mm×全幅1,800mm×全高1,550mm(FF)~1,570mm(4WD)で、全長と全高が先代よりもダウンサイジングされました。FFモデルの全高が殆どの立体駐車場に収まる数値に抑えられた事が、他のミニバンにはない大きなセールスポイントとなりました。

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4代目オデッセイ (RB3/4 ’08-’13)

ホンダ オデッセイ '08

ホンダ オデッセイ ’08 (出典:favcars.com)

低全高パッケージングを継承。3代目を熟成

2008年10月に5年ぶり3度目のフルモデルチェンジを実施し、4代目となりました。先代から採用された低車高・低重心コンセプトを受け継ぐと共に、エンジンの改良により燃費や環境性能が改善されました。又、オデッセイでは初となる運転支援システムが取り入れられた事も特徴でした。スタイリングは、先代からのキープコンセプトにより、ミニバンとしては低くスタイリッシュなフォルムが踏襲されました。又、Aピラーの位置が後退し、相対的にボンネットが長くなった事で、よりステーションワゴン的なイメージに近づきました。ドアが全てヒンジタイプである事や、乗車定員が7人である事は先代から踏襲されました。

4代目オデッセイの詳細へ

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