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ベントレー 8リットル (1930-1932):大柄なボディに大排気量エンジンを搭載した高級車

イギリスの自動車メーカー、ベントレー・モーターズは1930年9月、それまでのどの同社製モデルよりも大柄なボディに、それまでよりも大排気量のエンジンを搭載した高級車「8リットル」を発表、翌10月に販売を開始しました。その後1931年にベントレー・モーターズはロールス・ロイスの傘下に収まったため、最後のオリジナル設計モデルとなりました。

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マグネシウム合金製クランクケースを採用

創設者であるウォルター・オーエン・ベントレー自身の設計による車体は、スチール製のラダーフレームと4輪半楕円リーフ・リジッド式サスペンションの組み合わせという、それまでと共通の構成が踏襲されていました。また、シャシーはショートホイールベース仕様(以下SWB)とロングホイールベース仕様(以下LWB)の2種類が用意されました。

ボディの架装は当時の恒例としてコーチビルダーの手に委ねられ、ボディタイプは4ドアセダンのほか「ツアラー」と呼ばれるコンバーチブルも製造されました。ボディサイズは全長5,112mm(SWB)/5,417mm(LWB)×全幅1,740mmで、ホイールベースはSWBが3,658mm、LWBが3,962mmでした。トレッドは前後とも1,422mmで、車両重量はコンバーチブル・LWBの場合で2,540kgでした。

高性能とスムーズさを両立

駆動方式は他の同社製モデル同様、コンベンショナルなFRが採用されました。エンジンは、同社の集大成ともいえるマグネシウム合金製クランクケースを持つ水冷8L直6SOHC4バルブ・ツインプラグ・SUツインキャブレター仕様が搭載されました。スペックは、最高出力203ps/223ps/235psなどいくつかの仕様が設定されていました。

組み合わせられるトランスミッションは、2~4速にシンクロメッシュ機構が備わる新開発の4速MTでした。そのパフォーマンスは、203ps版の場合でも最高速度177km/h・0-80km/h加速10sという優秀なものでした。ステアリング形式はウォーム&セクター式で、ブレーキはサーボアシスト付の4輪ドラム式が採用されました。

ベントレー・8リットルは、歩くような低速から最高速度に至るまでの広い速度域において、扱いやすさとスムーズさを発揮しました。しかしながら極めて高価であったため、折からの世界恐慌の影響と相まって販売は振るわず、生産が打ち切られた1931年11月までの約1年間における総生産台数はSWBが35台、LWBが65台の計100台に留まりました。

この生産量は膨大な開発コストを回収するには不十分で、同社が倒産する要因となりました。また、直接的な後継モデルはリリースされず、8L直6エンジンを搭載するベントレー車は最初で最後の存在となりました。

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