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ダイハツ コンパーノ ベルリーナ (1963-1970):手堅い設計が採用された同社の4輪乗用車第一弾 [F40/41]

ダイハツ コンパーノ ベルリーナ 2ドアセダン (1963)

1950年代以降、オート3輪メーカーとして市場で不動の地位を獲得していたダイハツ工業は、1963年4月に同社初の4輪車となる小型ライトバン「コンパーノ・ライトバン」を発売しました。そして同年11月に、その乗用セダン版となる「コンパーノ・ベルリーナ」を追加しました。古典的なラダーフレーム型シャシーが採用されるなど、冒険を避けた堅実な基本構造を持つモデルでした。

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イタリアンデザインを採用

ボディタイプは当初は2ドアセダンのみの設定で、イタリアのコーチビルダー「カロッツェリア・ヴィニャーレ」の手による均整の取れたスタイリングが持ち味でした。ボディサイズは全長3,795mm×全幅1,445mm×全高1,410mmで、競合モデルであったトヨタ自動車の初代「パブリカ」よりも一回り大きく、一クラス上に位置する日産自動車の2代目「ブルーバード」に迫る大きさでした。

又、ホイールベースもパブリカより長い2,220mmに設定されていました。車両重量は、ボディサイズや車体構造の相違(パブリカはモノコック構造)などにより、それよりも140kg重い740kgとなっていました。サスペンション形式は、パブリカと同じくフロントにダブルウィッシュボーン/トーションバー式が、リアにリジッド・リーフ式が採用されました。

駆動方式は当時の国産普通乗用車として一般的だったFRで、エンジンは当初800cc直4OHVシングルキャブレター仕様のFC型(最高出力41ps/最大トルク6.5kgm)が搭載されました。トランスミッションは、ローがノンシクロであるケースが多かった当時としては先進的なフルシンクロ採用の4速コラム式MTが標準で、オプションで4速フロア式MTを選択する事も可能でした。

最高速度はパブリカと同等の110km/hで、0-60km/h加速は10.7sと謳われていました。又、燃費性能は60km/h定地走行値で23km/Lでした。その他の機構面では、ブレーキは4輪デュオサーボ式ドラムブレーキが装備され、ステアリング形式はボール・ナット式が採用されました。一方室内は、乗車定員が4名のパブリカに対し5名である事がアドバンテージとなっていました。

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1L車や4ドアセダンを追加

ダイハツ コンパーノ ベルリーナ 4ドアセダン

グレード体系は当初、「スタンダード」と「デラックス」の2タイプがラインナップされ、後者には木目調インパネやウッド調ステアリングホイールの他、ラジオ、ヒーター、シガーライターなどが標準装備されました。そして1965年5月、FC型をベースに排気量を1Lに拡大したFE型エンジン(最高出力55ps)を搭載する「1000」と、同エンジンを搭載する4ドアセダンが追加されました。

ダイハツ コンパーノ ベルリーナ1000 (1965)

次いで1965年11月、オープンモデルの「コンパーノ・スパイダー」と共通のFE型ツインキャブレター仕様エンジン(最高出力65ps/最大トルク7.8kgm)を搭載するスポーティグレード「1000GT」が追加されました。続いて1967年4月には2速トルコン式AT仕様が追加され、追って同年6月のマイナーチェンジでエクステリアデザインが変更されると共に、1000GTのフロントブレーキがディスク化されました。

同時に、FE型機械式燃料噴射仕様エンジン(最高出力65ps)を搭載する「1000GTインジェクション」と、4ドアセダンの最上級グレード「スーパーデラックス」が追加されました。次いで1968年4月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、フロントグリルの意匠変更などが行われました。

ダイハツ コンパーノ ベルリーナ1000 (1965)

そして翌1969年4月、2代目にフルモデルチェンジしたパブリカの姉妹車種となった後継モデル「コンソルテ・ベルリーナ」が発売された事に伴い、コンパーノは大半のモデルが生産終了となりました。唯一、スーパーデラックスのみ1970年1月まで受注生産方式での販売が継続されました。

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