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ランチア アウレリア (1950-1958):アプリリアの後を継いだ初の戦後設計モデル

ランチア アウレリア 1950

ランチアは1950年のトリノ・ショーで、前年に生産終了となった「アプリリア」の後継モデルとなる「アウレリア」を発表しました。アプリリアのイメージを受け継ぎながらも、新たに独創的なメカニズムを採用した他、ボディタイプも4ドアセダンの他に追って2ドアクーペやオープンモデルが追加されるなど、バリエーションの拡大が図られました。

ランチア アウレリア 1950

まず最初に登場した4ドアセダン「ベルリーナ」は、アプリリア同様のフルモノコック構造と、センターピラーレス+観音開き式ドアが踏襲されました。ボディのデザインを手掛けたのはピニンファリーナで、アプリリアよりモダンかつ洗練されたフォルムを備えていました。ボディサイズは一回り拡大され、全長4,420mm×全幅1,560mm×全高1,500mmとなりました。

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エンジンとリアサスペンションを一新

ホイールベースは2,860mmで、車両重量は200kg以上増加し1,080kgとなりました。サスペンション形式は、フロントは1922年にリリースされた「ラムダ」以来のスライディングピラー/コイルスプリング式を踏襲し、リアはそれまでのトレーリングアーム/リーフ式からセミトレーリングアーム/コイル式に変更されました。又、4輪ドラム式のブレーキは、アプリリア同様リアにインボード式が採用されました。

ランチア アウレリア 1950

駆動方式はFRを踏襲する一方で、新たにトランスミッションをリアディファレンシャルと一体化したトランス・アクスル・レイアウトが採用されました。B10と呼ばれる初期型に搭載されたエンジンは、新開発の1.8L V6 OHV(最高出力57ps/最大トルク10.8kgm)で、トランスミッションは4速MTが組み合わせられました。

高性能なクーペを追加

ランチア アウレリア GT 1951

そして翌1951年に、3つの新バージョンが追加されました。一つ目は、排気量を2Lに拡大しアウトプットを最高出力71ps/最大トルク13kgmまで高めたB21、二つ目はそのロングホイールベース版で最高出力を65psにデチューンしたB15、そして三つ目は、ショートホイールベースの2ドアクーペボディに、2Lエンジンをツインキャブレター化などにより最高出力76ps/最大トルク14kgmまでパワーアップして搭載するB20でした。

ランチア アウレリア GT 1951

次いで1952年には、更なるチューンナップにより最高出力を90psまで高めると共に、リアサスペンションをド・ディオン・アクスル式に変更したB22ベルリーナが登場しました。一方クーペのB20は、同年シリーズ2に進化し最高出力が80psに向上、追って1953年に登場したシリーズ3では排気量を2.5Lに拡大し、アウトプットが最高出力120ps/最大トルク17.5kgmまで向上しました。

スパイダー&カブリオレが登場

次いで1955年にはB20がシリーズ4となり、リアサスペンションがB22ベルリーナ同様のド・ディオン・アクスル式に変更されるとともに、最高出力が110psにデチューンされました。又、同年に開催されたブリュッセル・ショーで、オープン版となるB24が発表されました。2種類のボディが用意され、一つはスポーティな内外装を持つスパイダー、もう一つはそれよりも実用的なデザインを採用するカブリオレでした。

ランチア アウレリア GT Convertible 1954

次いで1956年にB22ベルリーナが生産終了となり、B20/B24はパワートレインの仕様を一部変更したシリーズ5に進化しました。続いて1957年には、内外装デザインを一部変更し、エンジンの最高出力を112psに高めたシリーズ6が登場しました。そして同年、後継モデル「フラミニア」がデビューした事により、アウレリアは翌1958年に生産終了となりました。

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