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ランチア ラムダ (1922-1931):時代の水準を遥かに超えた先進的モデル

ランチア ラムダ 8a Serie Tourer 1928

1906年に創業したイタリアの自動車メーカー、ランチアは、1922年のパリ・サロンで当時の水準を遥かに超える先進的な構造・機構を採用した新型乗用車「ラムダ」を発表しました。ボディ構造や足回り・エンジンのメカニズムなどは、先代モデルにあたる「カッパ」などと比較しても革新的なもので、自動車産業史上に大きな影響を与えました。

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モノコックボディ+フロント独立懸架サスペンションを採用

開発は創業者であるヴィンチェンツォ・ランチア主導の元で行われ、ボディタイプは当時一般的だったオープンタイプのトルペードボディを採用する他、「スモンタビル」と呼ばれる後付けのハードトップも用意されました。ボディの基本構造は、独立したラダーフレームにボディを架装する方式が当たり前だった時代に、軽量・高剛性を実現した世界初のモノコックボディが採用されました。

ランチア ラムダ 8a Serie Tourer 1928

ボディスペックは全長4,973mm×全幅1,670mm×全高1,700mm、ホイールベース3,100mm、トレッドがフロント:1,332mm/リア:1,225mmで、カッパと全長はほぼ同一ながらホイールベースが大幅に短縮され、全幅とトレッドは若干拡大されていました。又、車両重量は75kg軽量化された1,225kgでした。

ランチア ラムダ 8a Serie Tourer 1928

サスペンション形式は、カッパも含め前後共にリジッドアクスル+リーフスプリング式が一般的であった中、フロントにこれも世界初となるスライディングピラー+コイルスプリング式による独立懸架方式が採用されました(リアはリジッド・リーフ式を踏襲)。更に、ブレーキは当時リアのみにドラム式ブレーキが備わるのが標準的であったのに対し、フロントにもドラム式ブレーキが装備された点も画期的でした。

先進的なSOHC方式採用のエンジン

そしてフロントに搭載されるエンジンは、SV(サイドバルブ)方式が一般的でOHV方式でさえもカッパなど一部車種のみに限られていた当時において、革新的とも言えるSOHC方式が採用されました。シリンダー配置は挟角V4を採用し、シリーズ1と呼ばれる初期モデルではボア75mm×ストローク120mmで、排気量は2.1L(2,120cc)でした。

ランチア ラムダ 8a Serie Tourer 1928

ゼニス製シングルキャブレター装備により最高出力50ps/3,250rpmを発生、3速MTを介し後輪を駆動しました。又、ステアリング形式にはウォーム&ホイール式が採用されました。そしてシリーズ9からは、ボディタイプがショート・ホイールベース仕様とロング・ホイールベース仕様の2タイプのラインナップとなりました。

ランチア ラムダ 8a Serie Tourer 1928

次いでシリーズ12でエンジンがボアアップにより排気量2.4L(2,370cc)となり、最高出力が58ps/3,250rpmに向上、更にシリーズ13では排気量が2.6L(2,570cc)まで拡大され、最高出力が69HP/3,500rpmまで向上しました。そして1931年に、後継モデル「アルテーナ」及び「アステユーラ」にバトンタッチして生産終了となりました。

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