マツダ キャロル360 (初代 ’62-’70):4気筒エンジンや4ドアボディでライバル車に対抗 [KPDA/NRA]

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マツダ キャロル360 1962-70

マツダ キャロル360 1962-70 (出典:favcars.com)

マツダの軽乗用車/小型乗用車の初代「キャロル」は、1962年2月に発売されました。まず最初に排気量360ccの軽自動車版がデビューし、追って排気量600ccの普通車版が追加されました。先行して発売された軽乗用車「R360クーペ」では割り切った設計が行われていたのに対し、キャロルは最大のライバル「スバル・360」の牙城を切り崩すべく、4気筒エンジンや4ドアボディの採用で対抗しました。

クリフカットが特徴のボディ

ボディサイズは、全長2,980mm×全幅1,295mm×全高1,340mmという当時の軽自動車規格に則ったもので、ボディ形状は軽自動車には珍しく、独立したフロントフードとリアフードが備わる3ボックス型でした。発売当初は2ドアのみの設定で、クリフカットと呼ばれる切り立ったリアクオーターピラーの形状がスタイリング面での最大の特徴でした。

マツダ キャロル360 1962-70

マツダ キャロル360 1962-70 (出典:favcars.com)

ボディは軽量化に有利なモノコック構造が採用されたものの、剛性に拘った設計が行われた為車両重量は軽自動車としては重い525kgでした。居住性はミニマムな後席スペースしか備わらなかったR360よりは広かったものの、パッケージングに拘り抜いたスバル・360には及びませんでした。サスペンションは4輪トレーリングアーム/トーションバー式の4輪独立懸架で、駆動方式はR360クーペと同様RRが採用されました。

高級な「白いエンジン」を搭載

リアに搭載されたエンジンは、俗に「白いエンジン」と呼ばれたアルミ合金製水冷4ストローク4気筒360ccOHV 5ベアリング仕様のDA型で、当時としては高度なメカニズムを備えていました。当時の一般的な軽自動車のエンジンは空冷や2ストローク、2気筒などが主流であり、また普通車でさえ鋳鉄製3ベアリング仕様が一般的であった中で、異例とも言える高級な仕様でした。

マツダ キャロル360 1962-70

マツダ キャロル360 1962-70 (出典:favcars.com)

発売当初のスペックは、最高出力18ps/6,800rpm・最大トルク2.1kgm/5,000rpmというもので、性能面ではごく平均的であったものの、4ストローク4気筒5ベアリングならではのスムーズさや静粛性はライバル車では決して得られず、大きなセリングポイントとなりました。又、水冷故にヒーターの効きが良かった点もアドバンテージでした。トランスミッションは、4速MTが採用されました。

そして同年11月に、エンジンの排気量を600ccに拡大し、最高出力28ps/6,000rpm・最大トルク4.2kgm/4,000rpmのスペックが備わる普通車版「キャロル600」が追加されました。ボディは基本的なデザインこそキャロル改め「キャロル360」ほぼ同一であったものの、バンパーの変更などに伴い全長が220mm、全幅が30mm拡大されました。又、新たなバリエーションとして4ドア仕様も追加されました。

360cc版を改良しパワーアップと軽量化を実現

次いで1963年9月に、キャロル360のエンジンが最高出力20ps/7,000rpm・最大トルク2.4kgm/5,000rpmに向上すると共に、こちらにも4ドア仕様が設定されました。軽自動車の4ドアモデルは業界初で、長らく唯一無二の存在となったものの、車両重量は2ドア仕様より50kg増加しました。そして1964年を持ってキャロル600が生産終了となり、キャロル360に一本化されました。

マツダ キャロル360 1962-70

マツダ キャロル360 1962-70 (出典:favcars.com)

続いて1966年10月にマイナーチェンジを実施し、フロントマスクやリア廻り、インテリアのデザイン変更が行われると同時に、車両重量が10~15kg軽量化されました。その後はロータリーエンジン車の開発に注力する方針により、大きな改良が行われる事なく生産が継続されました。そして強力なライバル車が続々と登場した事も手伝い人気が低迷、1970年8月に生産終了となり市場から姿を消しました。

初代キャロルは、600cc版こそ販売が振るわなかったものの、360cc版は自動車らしいスタイリングや快適性などが好評を博し、一時はスバル・360を上回る程の販売台数を記録するベストセラーカーとなりました。

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