[PR]記事内に広告が含まれています。

三菱 デボネアV (2代目 1986-1992):ヒュンダイ向けVIPカーの三菱版として誕生 [S12A]

三菱 デボネアV 1986

1964年に三菱初の高級4ドアセダンとしてデビューした「デボネア」は、22年を経過した1986年8月に初のフルモデルチェンジを実施し、2代目モデル「デボネアV」に移行しました。開発にあたっては、当時提携関係にあった韓国ヒュンダイ社と米国クライスラー社が大きな影響を与えました。

スポンサーリンク
車の買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前にクルマの値段を把握しましょう。「ナビクル」などのWEBサービスなら、スマホやPCから簡単な入力で手軽に査定額がわかります。

ヒュンダイが設計・開発を委託

当時韓国では、来る1988年のソウルオリンピックに備えVIP用送迎車を必要としていたものの、トップメーカーのヒュンダイでさえ高級セダンを開発した経験がなかった為、三菱自動車に設計・開発が委託される事となりました。開発にあたり、当初適切な搭載エンジンが存在しなかった事が大きなネックとなったものの、クライスラーへの供給を前提に新開発される事となったV6エンジンを流用する事で問題が解決されました。

三菱 デボネアV Royal AMG 1986

こうしてヒュンダイ版の「グレンジャー」と、その三菱版であるデボネアVが同時期に誕生する事となりました。エクステリアデザインはボクシーかつコンサバティブで決してスタイリッシュとは言えなかったものの、古色蒼然とした先代よりは遥かにモダンで時代の水準に沿ったものとなりました。

三菱 デボネアV Royal AMG 1986

初期型のボディサイズは全長4,690mm×全幅1,695mm×全高1,460mmで、先代と実質的に同等でした。又、プラットフォームは3代目「ギャランΣ」用を流用しながら、ホイールベースは先代と同一の2,735mmまでストレッチされていました。サスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン式からストラット式に、リアはリジッド・リーフ式から3リンク/コイル式に変更されました。

駆動方式はFFを採用

駆動方式は、先代のFRからギャランΣ同様の横置き式FFに変更されました。当初搭載されたエンジンは、2L V6SOHCの6G71型(最高出力105ps)及び3L V6SOHCの6G72型(最高出力150ps)で、トランスミッションはフロア式又はコラム式の4速トルコン式が組み合わせられました。その後、6G71型は120psに、6G72型は155psにアウトプット向上が図られました。

三菱 デボネアV 1989

又、タクシー/ハイヤー向けのLPGガス仕様車も用意されました。そして1987年に、6G71型スーパーチャージドエンジン(最高出力150ps)搭載車が追加されました。次いで1989年に、同エンジン搭載車に代わり6G72型DOHC仕様エンジン搭載車が設定されました。最高出力は当初200psであったものの、1991年に210psへとパワーアップが図られました。

三菱 デボネアV 1989

その他、新グレードとしてドイツのAMG社監修による専用エアロパーツ装着車「AMG」や、英国のアパレルメーカーにより内装が手掛けられた「アクアスキュータム」などが追加されました。そして1992年10月にフルモデルチェンジが実施され、3代目デボネアに移行しました。

車の買い替え前には、必ず一括査定で査定額を把握!

車の買い替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了すると、上の画像のようにすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る 下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

デボネア時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする
ビークルズ