三菱 パジェロ (2代目 ’91-’99):先代から走行性能・快適性・安全性が大きく向上 [V1♯/2♯/3♯]

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1982年5月にピックアップトラック「フォルテ4WD」をベースとしたクロスカントリー型SUVとして登場した「パジェロ」は、1991年1月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。先代から基本コンセプトを受け継ぎながらも、走行性能・快適性・安全性など総合的な性能が大幅に向上したモデルとなりました。

様々なボディを設定

シャシーはラダーフレーム式が踏襲され、ボディタイプは先代同様ホイールベースの異なる3ドア・ショートボディと5ドア・ロングボディ、及び全幅の異なる標準ボディとワイドボディが設定されました。又、ルーフの仕様としてショートボディには後席部分がオープン可能な「Jトップ」と「メタルトップ」が、ロングボディには「ミッドルーフ」とボディ後半がハイルーフ仕様となる「キックアップルーフ」が設定されました。

スタイリングは先代のボクシーなイメージを踏襲しながらも、サンドシェイプフォルムと呼ばれるデザインの採用により空力特性が改善されました。初期型のボディサイズは全長3,985~4,660mm×全幅1,680~1,785mm×全高1,800~1,870mm、ホイールベースは2,420~2,725mmで、先代と大差ないディメンションでした。

一方、車両重量はボディ剛性強化やサイドドアインパクトビームの採用などに伴い100kg前後増加し、1,550~2,040kgとなりました。シート配列は、2列シート4人乗り/5人乗り及び3列シート7人乗りが設定されました。サスペンション形式は先代同様で、フロントが全車ダブルウィッシュボーン/トーションバー式、リアはバンにはリジッド・リーフ式が、ワゴンには3リンク・コイル式が採用されました。

独自の4WDシステムを設定

駆動方式は、バンには先代同様の一般的なパートタイム4WD方式が採用された一方、ワゴンにはパートタイム式とフルタイム式の長所を併せ持つ三菱独自の「スーパーセレクト4WD」が採用されました。エンジンは、当初先代からキャリオーバーされた2.5L直4SOHCディーゼルターボの4D56型(最高出力85ps/最大トルク20kgm)及び3L V6SOHCガソリンの6G72型(最高出力155ps/最大トルク24kgm)が用意されました。

トランスミッションは、それぞれに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。又、安全装備としてワゴンに全ての走行モードに対応するマルチモードABS装着車が設定されました。そして1993年7月のマイナーチェンジでボディサイズが一回り拡大されると共に、フレームの改良や運転席SRSエアバッグシステム装着車の設定などが行われました。

同時に、2.8L直4SOHCディーゼルターボの4M40型エンジン(最高出力125ps/最大トルク30kgm)搭載車及び3.5L V6SOHCガソリンの6G74型エンジン(最高出力230ps/最大トルク33kgm)搭載車が追加されました。次いで1996年5月に、2.4L直4SOHCガソリンの4G64型エンジン(最高出力145ps/最大トルク21kgm)を搭載する「ルーキー」シリーズが追加されました。

ビッグM/Cでエンジン性能が向上

同時に、4M40型エンジンが電子制御化によりアウトプットが最高出力140ps/最大トルク32kgmに向上しました。続いて1997年5月に、一部グレードを除きビッグマイナーチェンジが実施され、内外装デザインが一新されました。同時に6G72型エンジンが最高出力185ps/最大トルク27kgmに、6G74型エンジンがDOHC及びGDI化により最高出力245ps/最大トルク35kgmにアウトプット向上を果たしました。

更に6G74型エンジン搭載車には、マニュアルモード付き5速トルコン式ATの「INVECS-ⅡスポーツモードAT」が採用されました。追って同年10月、専用の内外装が備わる3ドアボディにMIVEC仕様の6G74型エンジン(最高出力280ps/最大トルク35.5kgm)を搭載し、ダブルウィッシュボーン独立懸架式リアサスペンションやハイブリッドLSDを採用したパリダカールラリー用ホモロゲーションモデル「エボリューション」が追加されました。

そして1999年9月にフルモデルチェンジが実施され、3代目モデルに移行しました。

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