[PR]記事内に広告が含まれています。

サーブ 95 (1959-1978):93のステーションワゴン版として登場しロングセラーに

サーブ 95 (1960-1965)

かつてサーブの自動車部門として存在した「サーブ・オートモビル」は、1959年に2ドアセダン「93」をベースとした3ドアステーションワゴン「95」をリリースしました。93譲りの優れた基本設計に汎用性の高さや使い勝手の良さが加わったことから好評を博し、20年近くに渡り生産が続けられるロングセラーモデルとなりました。

スポンサーリンク
車の買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前にクルマの値段を把握しましょう。「ナビクル」などのWEBサービスなら、スマホやPCから簡単な入力で手軽に査定額がわかります。

93から排気量を拡大

サーブ 95 (1959-1960)

スタイリングは、Bピラーから前の部分は93と共通のイメージにまとめられた一方、リアまわりは一新され、角張った個性的な造形が採用されました。室内は、当初は折り畳み式の2/3列シートが備わる7人乗り仕様で、ラゲッジスペースの最大積載量は500kgでした。ボディサイズは全長4,120mm×全幅1,570mm×全高1,470mmで、93から全長と全高が拡大されていました。

サーブ 95 (1960-1965)

ホイールベースは同等の2,490mmで、車両重量は100kg以上増加し900kgとなっていました。駆動方式は縦置きFF方式を踏襲、また水冷2ストローク3気筒のメカニズムを踏襲するエンジンは、車両重量や乗車定員の増加に対応するため排気量が748ccから841ccに拡大されました。圧縮比は8.5:1で、1基のソレックス・キャブレターを備えていました。

3速MTのほか4速MTも用意

サーブ 95 Van (1962-1965)

アウトプットは、93よりも大きい最高出力38hp/4,250rpm・最大トルク8.3kgm/3,000rpmを発生しました。組み合わせられるトランスミッションは、93同様の3速MTが標準となるほかオプションで4速MTが設定されました。そのほか、従来同様にアクセル・オフ時のエンジンの焼き付きを防ぐサーブ独自の機構、「フリーホイール機構」が採用されました。

サスペンション形式は、93同様のフロント:ダブルウィッシュボーン/コイル式・リア:リジッド・アクスル/コイル式が踏襲されました。その後1961年に、ブレーキが2系統化されるとともに前席に3点式シートベルトが標準化され、安全性が向上しました。同時に、「エアワイパー」と呼ばれるウィンドウの汚れを防止するシステムが採用されました。

4ストロークエンジンを追加

サーブ 95 (1969-1978)

次いで1964年にメーターのデザインが一新され、翌1965年にはフロント・オーバーハングが150mm延長されるとともに、フロントグリルの意匠が一新されました。同時に、圧縮比アップなどにより最高出力が40hpに高められました。さらに翌1966年にはトリプル・キャブレター化が図られ、最高出力は42hpまで向上しました。

サーブ 95 (1969-1978)

続いて1967年、「フォード・タウナス」用の4ストロークV型4気筒OHVエンジン(最高出力65hp/4,600rpm・最大トルク11.7kgm/2,500rpm)搭載車が追加されるともに、フロント・ブレーキがドラム式からディスク式に変更されました。また、エクステリア面ではヘッドランプが丸型から角型に変更されました。次いで1976年にサードシートが廃止され、乗車定員が5名となりました。

そして1978年、総生産台数110,527台をもって生産終了となりました。

車の買い替え前には、必ず一括査定で査定額を把握!

車の買い替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了すると、上の画像のようにすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る 下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

サーブ時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする
ビークルズ