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サーブ 99 (1968-1984):新鮮なスタイリングや優れた安全性などによりヒット

サーブ 99 (1969)

かつてサーブの自動車部門として存在したサーブ・オートモビルは、1968年に「96」のリリース以来8年ぶりの新型乗用車となる「99」を発売しました。それまでの同社製モデルのイメージを覆す新鮮なスタイリングや優れた安全性などが評価され、同社を代表するヒット作のひとつとなりました。

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個性的かつ空力特性に優れたボディ

サーブ 99 (1969)

ボディタイプは、当初は96と同様2ドアセダンのみの設定でした。エクステリア・デザインは、それまでの同社製モデルの特徴だった丸みのあるフォルムを捨て、直線を取り入れたモダンな造形に変貌しました。また、垂直に近い角度のAピラーと側面までまわり込んだフロントウィンドウが独自の個性となっていました。

サーブ 99 (1969)

さらに空力特性向上にも注力され、Cd値は当時のセダンの水準を大きく抜く0.34を実現していました。ボディサイズは全長4,340mm×全幅1,676mm×全高1,450mmで、全高をのぞき96から拡大されました。一方、ホイールベースはわずかに短縮され2,470mmとなっていました。駆動方式は、96同様の縦置きFF方式が踏襲されました。

エンジンは当初トライアンフ製を採用

サーブ 99 (1969)

エンジンは96のフォード製1.5L直4OHVに代わり、当初トライアンフ製の1.7L直4SOHCストロンバーグ・シングルキャブレター仕様(最高出力80hp/5,200rpm・最大トルク13.5kgm/3,000rpm)が搭載されました。トランスミッションは96同様4速MTとの組み合わせで、最高速度145km/h・0-100km/h加速14.5sの性能を発揮しました。

また、初期型は従来のサーブ車同様に、アクセル・オフ時のエンジンの焼き付きを防止する「フリーホイール機構」を備えていました。サスペンション形式はフロントにダブルウィッシュボーン式、リアに5リンク・リジッド式が採用され、ブレーキはフロントに加えリアにもディスク式が装備されました。

一方インテリア面では、安全対策としてインパネやドアライニング、ステアリングホイールなどにパッドが貼られたほか、シフトレバーがコラム式からフロア式に変更されました。その後、1969年秋に4ドアセダンや3速トルコン式AT仕様車が追加されました。同時にエンジンがボッシュ製電子燃料噴射仕様となり、最高出力が87hpに向上しました。

排気量を拡大

サーブ 99 Turbo Combi Coupe (1978)

次いで1970年にはインパネの意匠が変更されるとともに、トライアンフ製の1.85L直4SOHCエンジン(最高出力:キャブレター仕様86hp/燃料噴射仕様95hp)搭載車が追加されました。続いて1971年、5マイルバンパーの採用などエクステリアに小変更が加えられると同時に、1.7Lエンジンが廃止されました。

サーブ 99 Turbo Combi Coupe (1978)

さらに翌1972年には、自社製の2L直4SOHCボッシュDジェトロニック燃料噴射仕様エンジン(最高出力110hp)を搭載するスポーティグレード「EMS」が追加されました。次いで1974年に「コンビ・クーペ」と呼ばれる3ドアハッチバックが追加され、翌1975年にはエンジンが2Lに一本化されました。追って1976年、コンビ・クーペに5ドア版が追加されました。

サーブ 99 Turbo (1979)

次いで1978年、3ドアコンビ・クーペに2L直4SOHCターボエンジン(最高出力143hp)を搭載する「ターボ」が追加されました。そして1979年に事実上の後継モデル「900」が登場したものの、99の生産も並行して行われました。しかし、1984年になると99の改良型である「90」がリリースされたため、16年の歴史に終止符が打たれました。

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