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サーブ ソネットⅠ (1956):同社初のスポーツカーとして誕生するも量産に至らず

サーブ ソネットⅠ 1956

かつてサーブの自動車部門として存在したサーブ・オートモビルは、1956年に同社初の2シーター・スポーツカーとなる「ソネット」を発表しました。レースのホモロゲーションモデルとして開発され、軽量ボディの採用などにより高い走行性能を発揮しました。しかし、その後ホモロゲーションが変更されたため量産化には至らず、生産台数はわずかに留まりました。

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FRP製ボディを採用

サーブ ソネットⅠ 1956

シャシーはアルミニウム製のボックス型で、それに架装されるボディは当時まだ珍しかったFRP素材が採用されました。ボディタイプは、最初に製造された個体はオープンボディのロードスターで、ごく丈の低いフロントウィンドウを備えていました。ボディサイズは全長3,490mm×全幅1,422mm×全高826mmで、コンパクトであると同時に極めて低く設定された全高が特徴でした。

サーブ ソネットⅠ 1956

ホイールベースは同世代の大衆車「サーブ・93」よりも200mm以上短い2,210mmで、車両重量はわずか600kgに抑えられていました。駆動方式は93と同様のFFを踏襲しながらも、前後重量配分を最適化するため、エンジンをフロントアクスル後方にオーバーハングして搭載するフロントミッドシップレイアウトが採用されました。

サーブ ソネットⅠのエンジン音

93用のエンジンをチューニングして搭載

エンジンは、93用の水冷2ストローク841cc直列3気筒ソレックス・シングルキャブレター仕様が前後の向きを変えて搭載されました。このユニットは、圧縮比を10:1まで高めるなどのチューンナップにより93を大幅にしのぐ最高出力58hp/最大トルク8.7kgmのアウトプットを発生しました。組み合わせられるトランスミッションは、当初は93同様の3速MTでした。

サーブ ソネットⅠ 1956

絶対的には非力なエンジンであったものの、優れたパワーウエイトレシオや空力特性により最高速度は160km/hに達しました。また、ブレーキは93と同様4輪ともドラム式で、タイヤも共通の5.00-15サイズ(前後とも)が装着されました。一方、インパネは丸型5眼式メーターが備わるスポーツカー然とした意匠が採用された一方、シフトレバーはインパネ下部から生える変則的なものとなっていました。

生産はわずか6台で打ち切りに

サーブ ソネットⅠ 1956

その後、ハードトップと4速MTを装備したモデルも製造されました。しかし、当初の計画では1957年中に2,000台が生産される予定であったものの、前述の理由によりかなわず生産はわずか6台で打ち切られました。同社からの新たなスポーツカーのリリースは、10年後に「ソネットⅡ」が登場するまで待たなければなりませんでした。

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