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スズキ アルト (5代目 1998-2005):軽自動車新規格に対応しボディを一回り拡大

スズキ アルト (5代目 1998)

1979年に初代モデルがデビューしたスズキの軽自動車「アルト」は、1998年10月に軽自動車規格改正に伴い4年ぶり4度目のフルモデルチェンジが実施され、5代目モデルに移行しました。新規格対応となった事で従来からボディサイズが一回り拡大されると共に、燃費性能・動力性能の改善をはじめ様々な仕様向上が図られました。

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丸みを帯びたスタイリングに変貌

スズキ アルト ワークス (5代目 1998)

ボディタイプは3ドア/5ドアハッチバックのセダンと3ドアハッチバックのバンが用意され、スタイリングは従来の直線基調から丸みを帯びたフォルムに変貌しました。又、当初は先代に引き続き専用エクステリアが備わる3ドアのスポーティモデル「ワークス」が設定されました。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,440~1,455mmで、全長が100mm、全幅が80mm拡大されました。

又、全高も先代より若干高く設定された他、ホイールベースも25mm延長され2,360mmとなりました。車両重量は初期型で600~720kgで、ボディサイズ拡大にも関わらず先代とほぼ同等に抑えられていました。サスペンション形式はフロント:マクファーソンストラット式/リア:I.T.L式を踏襲し、駆動方式も従来同様FFとフルタイム4WDが設定されました。

リーンバーンエンジンも用意

エンジンは、標準モデルには660cc直3SOHCのF6A型NA仕様がキャリオーバーされた他、新たに直3DOHCのK6A型NA仕様が設定されました。最高出力/最大トルクはF6A型6バルブ仕様が42ps/5.6kgm、同12バルブ仕様が46ps/5.8kgm、K6A型が55ps/6.2kgm、同リーンバーン仕様が46ps/5.8kgmで、トランスミッションは4速/5速MTと3速トルコン式ATが設定されました。

一方ワークスのエンジンは、SOHC6バルブターボ仕様のF6A型とDOHC12バルブターボ仕様のK6A型がキャリオーバーされ、トランスミッションも同様に5速MTと3速トルコン式ATが用意されました。エンジンの最高出力/最大トルクはF6A型が60ps/8.5kgm、K6A型が64ps/11kgm(MT車)・10.8kgm(AT車)でした。

レトロ調モデルを追加

スズキ アルト (5代目 2000)

そして1999年3月、標準モデルにF6A型ターボエンジンを搭載する「エポターボ」が、追って同年5月には、同じく標準モデルにK6A型リーンバーンエンジン+CVT搭載の「Scリーンバーン」が追加されました。更に同年10月の一部改良で燃費性能の向上が図られると共に、レトロ調の外観が備わる「C」(F6A型ターボエンジン+4速AT)がラインナップに加わりました。

スズキ アルト (5代目 2000)

次いで2000年12月のマイナーチェンジで標準車にフェイスリフトが実施されると共に、ワークスシリーズがカタログ落ちしました。追って翌2001年2月、Cに代わり新デザインのレトロ調デザインを備え、K6A型NAエンジン+3速ATを搭載する「C2」が設定されました。続いて2002年4月の一部改良で、バンを除く全車にSRSデュアルエアバッグシステムが標準化されました。

スズキ アルト (5代目 2000)

そして2004年9月にセダンがフルモデルチェンジを受け6代目モデルに移行、残るバンも2005年1月に新型にモデルチェンジされました。

型式名:HA12S/22S/23S・12V/13V

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