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スバル レガシィアウトバック (3代目 BS 2014-2019):キープコンセプトながら改良により基本性能が向上

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバルのステーションワゴン型クロスオーバーSUV「レガシィアウトバック」は、2003年に国内向け初代モデルが発売され、2014年10月に「レガシィB4」と共に行われたフルモデルチェンジにより3代目(北米向けは5代目)となりました。先代からのキープコンセプトにより内外装の雰囲気や基本的なメカニズムを踏襲しながら、地道な改良により基本性能の向上が図られています。

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ボディが拡大され居住性も向上

スタイリングは先代からプロポーションに大きな相違はないものの、近年のスバル車のアイデンティティとなっているヘキサゴングリルやホークアイヘッドランプの採用により、フロントマスクのイメージを刷新しています。ボディサイズは全長4,815mm×全幅1,840mm×全高1,605mmで、先代から全長と全幅が若干拡大され、ホイールベースは同一の2,745mm、車両重量は若干重くなり1,570~1,580kgとなっています。

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

ボディは剛性を大幅にアップした他、Aピラーの付け根を前方に移動した事で居住性と視界が改善されました。サスペンションは、形式こそ先代同様の前:ストラット式/後:ダブルウィッシュボーン式を踏襲するものの、設計の見直しにより剛性強化が図られています。駆動方式はスバル独自のフルタイム4WDシステム「シンメトリカルAWD」を踏襲し、エンジンは3.6Lフラット6が廃止され2.5Lフラット4のみとなりました。

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

 

パワートレインの改良で燃費が向上

搭載されるのは先代譲りの自然吸気ユニットFB25型で、大幅な改良により出力が若干向上し最高出力175ps/5,800rpm・最大トルク24kgm/4,000rpmのスペックとなりました。トランスミッションは先代2.5L車同様のCVT「リニアトロニック」と踏襲しつつ、こちらもフリクション低減や6速マニュアルモードの付加などの改良が施され、燃費は従来の12.4~13.6kmLから14.6km/Lに向上を果たしました。

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

グレード体系は先代から大幅に整理され、ベースモデルと上級モデル「リミテッド」の2種類のみとなり、両グレードに運転席10Way/助手席8Wayパワーシートや4席分のシートヒーターなどの快適装備が備わる他、リミテッドには18インチアルミホイール(ベースモデルは17インチ)やパワーリアゲート、本革シート、ブルー基調のメーターリング照明などが標準装備されます。

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

スバル レガシィ アウトバック 2015 (出典:subaru.jp)

アイサイトは最新バージョンを装備

安全装備面では、スバル独自のステレオカメラ方式による安全運転支援システム「EyeSight」が勿論備わります。搭載されるのはカラー画像化を行った最新バージョンの「ver.3」で、衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュブレーキ」や全車速追従機能付クルーズコントロールに加え、ステアリング制御機能付の「アクティブレーンキープ」や誤発進抑制機能、ブレーキランプ認識制御が備わる盤石なものとなっています。

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