[PR]記事内に広告が含まれています。

デ・トマソ ヴァレルンガ (1964-1968):ごく少量生産された稀少なライトウエイトスポーツ

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:omniauto.it)

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:omniauto.it)

1959年に創立されたイタリアの自動車メーカー、デ・トマソ社が手掛けた最初の市販車が「ヴァレルンガ」でした。当時の市販車では極めて珍しかったMR方式を採用した2シーター・ライトウエイトスポーツカーで、まず1964年のトリノ自動車ショーにおいてプロトタイプが出展されました。設計を手掛けたのはカロッツェリア・フィッソーレで、後の市販モデルとは異なりオープンボディのスパイダーでした。

スポンサーリンク
車の買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前にクルマの値段を把握しましょう。「ナビクル」などのWEBサービスなら、スマホやPCから簡単な入力で手軽に査定額がわかります。

レーシングカーを彷彿とさせるスタイリング

同年、車体をクローズドボディの2ドアクーペに改めた量産モデルがカロッツェリア・ギアの手により製造され、市販が開始されました。スタイリングは曲線を基調とした流麗なファーストバックで、ヘッドランプには空気抵抗軽減の為にカバーが設けられるなど、レーシングカーさながらの雰囲気を醸すものでした。シャシーは、スチール製バックボーンフレームと鋼管製サブフレームにより構成されていました。

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

ボディサイズは全長3,870mm×全幅1,590mm×全高1,050mmで、極端に低い全高が特徴でした。同時代を代表するライトウエイトスポーツカーの1台である「ロータス・エラン」と比較すると、全長と全幅は一回り大きく、全高は10cm程低いディメンションでした。ホイールベースは2,315mmで、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン/コイル式、リアがダブルトレーリングアーム/コイル式による4輪独立懸架でした。

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

 

軽量ボディにより高い動力性能を発揮

ボディの素材にFRPを使用した他、アルミニウム製部品を多用した事により車両重量は640kgと極めて軽量で、軽量ボディで知られるエランと比較しても20kg重いだけでした。ミッドシップマウントされるエンジンは、良く回る活発な性格で定評のあった英国フォード製1.5L水冷直4OHV汎用型エンジン「ケント・ユニット」で、最高出力102ps/6,000rpmのスペックでした。トランスミッションは、フォルクスワーゲン製の4速MTが組み合わせられました。

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:omniauto.it)

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:omniauto.it)

動力性能は、最高速度が100マイル(160km/h)を超える事が第一級のスポーツカーの証とされた当時において、208km/hという極めて優れたパフォーマンスを発揮しました。(同時代の国産スポーツカー「ダットサン・フェアレディ1500」は155km/h)又、加速性能の高さに見合ったストッピングパワーを発揮させるべく、ブレーキはこの時代としては贅沢な4輪ディスク式が奢られました。

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

デ・トマソ ヴァレルンガ 1964-68 (出典:origo.hu)

ヴァレルンガは、こうしたレーシングカー並みの拘りを持った設計と高い動力性能を持っていた反面、総合的な完成度という面では未熟な部分もあり、生産台数も僅か53台に留まりました。しかし、現在ではその稀少性の高さからヒストリックカーファンの間でカルトカー的な扱いを受けるなど、マイナーな車種でありながら高い人気を誇っています。

車の買い替え前には、必ず一括査定で査定額を把握!

車の買い替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了すると、上の画像のようにすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る 下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

デ・トマソ時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする
ビークルズ