ロータス エリート (初代 ロータス14 ’57-’63):セブンと同時にデビューした高級GTカー

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ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

ロータスエンジニアリング社は、1957年10月に開催されたロンドンショーにおいて、キットカー「マーク6」の後継車種となるプリミティブなオープンスポーツカー「セブン」と共に、それとは全く路線の異なる高級2シーターGTカー「エリート」を発表しました。ボディはフィクスドヘッドの2ドアクーペで、セブンとはシャシー構造にも共通性がない別設計のモデルでした。

先進的なボディ構造を採用

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

ボディは当時としては先進的なセミモノコック構造で、素材には画期的なFRPが採用されました。スタイリングは曲線的で流麗なフォルムを持ち、Cd値0.29の優秀な空力特性が備わっていました。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式で、リアは通称「チャップマン・ストラット」と呼ばれる、設計者コーリン・チャップマンの発想による独自のシングルラジアスアーム式が採用されました。

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

ボディサイズは全長3,734mm×全幅1,486mm×全高1,194mmで、初期のセブンよりも二回り程大きい一方、ホイールベースはほぼ同等の2,240mmでした。車両重量は610kgでセブンよりは重かったものの、絶対的には十分に軽量といえるものでした。ブレーキは、4輪ドラムブレーキのセブンに対し4輪ディスクブレーキが奢られ、ホイールは15インチワイヤースポークが採用されました。

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

駆動方式はマーク6やセブン同様のFRで、フロントに搭載されるエンジンは、初期の「シリーズ1」ではセブンにも設定された1.1L直4SOHC SUシングルキャブレター仕様のコベントリー・クライマックス製FWA型(最高出力75hp/6,100rpm・最大トルク9.68kgm/3,300rpm)でした。トランスミッションは、1速のみノンシンクロメッシュの4速MTが組み合わせられました。

シリーズ2でリアサスペンションを変更

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

そして1960年7月に、リアサスペンションを逆Aアーム式に変更した「シリーズ2」に移行しました。当初、シリーズ1時代と同一スペックのエンジンを搭載するモデルのみが用意されたものの、追って同ユニットをツインキャブレター化すると共に圧縮比を高め、アウトプットを最高出力85hp/6,100rpm・最大トルク10.4kgm/5,000rpmに向上させた高性能版を搭載する「SE」が追加されました。

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

次いで1961年に、これまでのコンプリートカーとしての販売に加え、セブンにも設定のあったキットカー形式での販売も行われるようになりました。そして1962年には、更に高性能な「スーパー」シリーズが追加されました。エンジンに様々な改良が加えられた他、複数のキャブレターを選択する事が可能でした。エンジンの最高出力がモデル名に反映され、「スーパー95」「スーパー100」「スーパー105」が設定されました。

ロータス エリート 1957-'63

ロータス エリート 1957-’63 (出典:favcars.com)

そして1962年に実質的な後継モデル「エラン」がデビューした事を受け、1963年9月をもって生産終了となりました。総生産台数はおよそ千台でした。

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