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トヨタ マークⅡ (5代目 1984-1997):キープコンセプトで手堅くモデルチェンジ [X70]

トヨタ マークⅡセダン Grande Twin Cam 24 (5代目 1984-1997)

1968年に「コロナ」と「クラウン」の間を埋めるハイオーナーカーとしてトヨペット店より初代モデルがデビューした「コロナマークⅡ」は、1984年8月に4度目のフルモデルチェンジを受け5代目モデルに移行しました。車名からコロナの冠名が消え「マークⅡ」となったものの、モデルチェンジの内容自体はキープコンセプトによる手堅いものでした。

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直線基調のスタイリングを踏襲

トヨタ マークⅡセダン ハードトップ Grande (5代目 1984-1997)

ボディタイプはまず4ドアセダンと4ドアハードトップが登場し、同年11月にステーションワゴンとバンがラインナップに加わりました。スタイリングは直線基調のボディラインが踏襲された他、セダンには先代同様6ライトウィンドウが採用されました。セダンのボディサイズは先代と実質的に同等の全長4,560~4,630mm×全幅1,690mm×全高1,415mmで、ホイールベースは僅かに長い2,660mmでした。

トヨタ マークⅡセダン ハードトップ Grande (5代目 1984-1997)

サスペション形式はフロント:マクファーソンストラット式/リア:5リンク・リジッド式又はトレーリングアーム独立懸架式が踏襲され、駆動方式も同様にFRが採用されました。セダン/ハードトップのエンジン・ラインナップは、ガソリンは当初全て先代からのキャリオーバーで、1.8L直4SOHCの1S-U型、2L直6SOHCの1G-EU型、同DOHCの1G-GEU型、同SOHCターボのM-TEU型の4種類でした。

トヨタ マークⅡセダン ハードトップ Grande (5代目 1984-1997)

最高出力/最大トルクも先代とほぼ同等で、それぞれ100ps/15.5kgm、130ps/17.5kgm、160ps/18.5kgm、145ps/21.5kgmでした。そしてディーゼルは、ターボは2.4L直4SOHCの2L-T型(最高出力96ps/最大トルク19.5kgm)がキャリオーバーされ、NAは先代のL型(排気量2.2L)から2L-TのNA版である2L型(最高出力83ps/最大トルク17kgm)に置換されました。

5代目マークⅡのCM (1984)

ツインカムターボ車を追加

トヨタ マークⅡセダン ハードトップ Grande (5代目 1984-1997)

一方、ワゴンは1G-EU型のみ、バンは1.8L直4OHVの2Y-U型(最高出力79ps/最大トルク14.3kmg)のみの設定でした。トランスミッションは先代同様、4速/5速MTと3速/4速トルコン式ATが設定されました。そして1985年10月の一部改良で仕様向上が図られると共に、ハードトップに2L直6DOHCターボの1G-GTEU型エンジン(最高出力185ps/最大トルク24kgm)を搭載する「GT-TWINTURBO」が追加されました。

トヨタ マークⅡセダン ステーションワゴン (5代目 1984-1997)

それに伴い、M-TEU型エンジン搭載の「グランデ・ターボ」は廃止されました。次いで1986年8月のマイナーチェンジで、内外装デザインの変更や足回りのセッティング変更などが実施されました。そして1988年8月、セダン/ハードトップがフルモデルチェンジを受け6代目X80型に移行し、ワゴン/バンはフェイスリフトのみで販売が継続されました。

同時に、ワゴンのエンジンが2L直6DOHCの1G-FE型(最高出力135ps/最大トルク18kgm)に置換されました。次いで1993年2月の一部改良で、バンのエンジンが2L直4OHVの3Y-E型(最高出力97ps/最大トルク16.3kgm)に置換されました。そして1996年8月に全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準装備された後、翌1997年3月にワゴン/バン共に生産終了となりました。

ワゴンの後継モデルは「マークⅡクオリス」で、バンは直接的な後継モデルは発売されず「カルディナバン」に統合されました。

トヨタ・マークⅡ(GX71)の口コミ評価/インプレッション

運転免許を取得してからしばらくの間は実家の車を使っていたのですが、車で大学に通うことになったため、初めてのマイカーを購入しました。と言っても、8万キロ走った中古のマークⅡを兄からもらったものでしたが。1987年式のGX71の限定車、グランデリミテッドで、2000ccのツインカムエンジン、1G-GEの車でした。

ボディーカラーは限定色のパールメタリックで、当時はまさにハイソカーの代表格でしたね。初めての自分専用の車を運転するのが毎日とても楽しくて、学校帰りにはあてもなくドライブをしていました。そのせいもあり、1年で3万キロ以上走ったと思います。いわゆるハイソカーの火付け役となったマークⅡは、当時でもどちらかと言えばおじさん車的な存在でしたが、乗っていてとても楽しい車だったと思います。

 

当時から名機と言われていた1Gエンジンは、低速トルクの薄さは気になるものの、レッドゾーンまで一気に吹け上がるとても気持ちの良い直6エンジンでした。4000回転を超える辺りからの金属音を伴うエンジン音と、息継ぎ間のないパワーの盛り上がりが大好きでした。運動性能についても、エンジンと同様にとても軽快な走りを見せてくれました。

大人な雰囲気の内装

もちろん、今の車と比べたらボディー剛性の低さはかなりのものだと思いますが、重くない車重のおかげで、リヤタイヤが流れ出すような走りをしても大きく姿勢を崩してしまうことはなく、ハンドル操作に対する動きは常に予測できるものでした。エンジンパワーと車重、タイヤパフォーマンスのバランスが良い車だったんだと思います。内装についてはハイソカーの代表格だったということもあり、大人な雰囲気が強く出ていましたね。

それと、昔流行ったハードトップ車だったので、室内はとても明るい感じで開放感がありました。デザインや内装、走り実力などを含め、総合的に見てとてもいい車だったと思います。当時大人気だったことは充分納得できますし、今見ても品のある優雅なデザインは魅力的です。

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