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トヨタ カローラ (初代 1966-1970):余裕ある性能と豪華さを重視した設計でベストセラーに [E1♯]

トヨタ カローラ 1966 E10/11

トヨタは1966年11月に、「パブリカ」と「コロナ」の間を埋める新型大衆車「カローラ1100」を発売しました。合理主義で設計されたパブリカが商業的に十分な成功が収められなかった反省から、余裕ある性能や豪華さが追求されると共に、全ての要素において平均点以上を実現する「80点主義」の設計思想が貫かれました。結果、半年前にデビューしたライバルの「日産・サニー」を凌ぐベストセラーカーとなりました。

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サニーより一回り大きいボディ

トヨタ カローラ 1966 E10/11

ボディはモノコック構造で、ボディタイプは当初2ドアセダンのみが用意されました。スタイリングは直線基調のサニーとは対照的に、曲線を取り入れたグラマラスなフォルムが特徴でした。ボディサイズは全長3,845mm×全幅1,485mm×全高1,380mmで、サニーよりも若干大きく、ホイールベースも僅かに長い2,285mm、車両重量は50~60kg程重い690~710kgでした。

トヨタ カローラ 1966 E10/11

サスペンション形式は、フロントはパブリカやサニーがダブルウィッシュボーン式であったのに対し、国産乗用車初のマクファーソンストラット式が採用されました。一方リアは、コンベンショナルなリジッド・リーフ式でした。ブレーキは4輪ドラム式で、駆動方式はパブリカやサニー同様、当時の国産乗用車で一般的だったFRが採用されました。

プラス100ccの余裕

エンジンは、サニーよりも排気量が100cc(正確には89cc)大きい水冷1.1L直4OHVシングルキャブレター仕様のK型が採用されました。スペックは最高出力60ps/最大トルク8.5kgmで、排気量が大きい分サニーを上回り、「プラス100ccの余裕」のキャッチフレーズでその優位性が謳われました。トランスミッションは4速フロア式MTを採用し、当初3速コラム式MTのみの設定だったサニーに対し差別化が図られました。

トヨタ カローラ バン 1966

発売当初のグレード体系は、下から「スタンダード」「スペシャル」「デラックス」の3タイプでした。そして翌1967年5月に、4ドアセダンと3ドアライトバンが追加されると共に、2速トルコン式AT「トヨグライド」仕様が設定されました。次いで1968年3月の仕様変更で、インパネのソフトパッド化や2スピードワイパーの採用、3速コラム式MT仕様の追加などが行われました。

高性能エンジンを追加

同時に、K型をツインキャブレター化したK-B型エンジン(最高出力73ps最大トルク9kgm)を搭載し、フロントディスクブレーキとタコメーターを装備するスポーティグレード「SL」と、それと同一仕様の2ドアクーペ「カローラスプリンター」が追加されました。続いて翌1969年2月のマイナーチェンジで、内外装の意匠変更が行われました。

トヨタ カローラ スプリンター 1966 E15

同時に、衝撃吸収ステアリングや部分強化ガラスの採用、ヘッドレストの追加など安全装備の強化が図られた他、K型の圧縮比を高めたK-D型エンジン(最高出力64ps/最大トルク8.7kgm)を搭載し、フロントディスクブレーキと木目調インパネを採用した上級グレード「ハイデラックス」が追加されました。次いで1969年9月の一部改良により、エンジンが1.2Lの3K型シリーズに置換されました。

スペックは、シングルキャブレター仕様の3K型が最高出力68ps/最大トルク9.5kgm、同高圧縮比仕様の3K-D型が最高出力73ps/最大トルク9.6kgm、ツインキャブレター仕様の3K-B型が最高出力77ps/最大トルク9.6kgmでした。同時に、唯一横置きリーフ式を採用していたライトバンのフロントサスペンションが、マクファーソンストラット式に変更されました。

そして1970年5月にフルモデルチェンジが実施され、2代目E2♯型に移行しました。

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