トヨタ クラウン (4代目 S6/7 1971-1974):スピンドルシェイプのクジラ・クラウン

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トヨタ クラウン 1971-74

トヨタ クラウン 1971-74

1955年に初代モデルが発売されたトヨタのプレミアムモデル「トヨペット・クラウン」は、1971年2月に4代目モデルにフルモデルチェンジされると共に、車名が「トヨタ・クラウン」に変更されました。スタイリング面で2代目及び3代目モデルから大胆なイメージチェンジを図ったものの、保守的傾向の強いこのセグメントのユーザー層からは受け入れられず、販売は振るいませんでした。

スタイリングは名付けて「スピンドルシェイプ」

シャシーは先代同様のラダー型ペリメーターフレームが踏襲された一方で、前述のようにスタイリングは180度方向転換し、「スピンドルシェイプ」と呼ばれる流麗かつ個性的なデザインが採用されました。ボディバリエーションは4ドアセダン/2ドアハードトップ/カスタム(ステーションワゴン)/ライトバンの4種類で、ピックアップは廃止されました。

トヨタ クラウン 1971-74

トヨタ クラウン 1971-74

ボディサイズは全長4,680mm×全幅1,690mm×全高1,420mmで、先代から僅かに長く低いディメンションに変化しました。ホイールベースは2,690mmで変更はなく、車両重量は4ドアセダンの上級グレードで1,360~1,370kgでした。サスペンション形式は先代同様のフロント:ダブルウィッシュボーン/コイル式・リア:4リンク/コイル式で、駆動方式もFRが踏襲されました。

エンジンは全車6気筒に

トヨタ クラウン 1971-74

トヨタ クラウン 1971-74

発売当初の搭載エンジンは、先代から2L直6SOHCのM型(最高出力115psのシングルキャブ仕様と125psのツインキャブ仕様)のみが引き継がれ、2L直4OHVの5R型は廃止されました。そして同年5月に、最高出力140psを発生する2.6L直6SOHCの4M型エンジン搭載車が追加されました。トランスミッションは、3速コラム式及び4速フロア式のMTと、コラム式及びフロア式の3速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

コラムシフト車は前席ベンチシートの6人乗り仕様、フロアシフト車は前席セパレートシートの5人乗り仕様でした。発売当初のグレード体系は、セダン2L車が「オーナーデラックス」「デラックス」「スーパーデラックス」「スーパーサルーン」の4グレード、ハードトップ2L車がグレード名なしの標準グレードの他「デラックス」「スーパーデラックス」「SL」「スーパーサルーン」の5グレードでした。

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

又、2.6L車はセダン/ハードトップ共に「スーパーサルーン」のみのモノグレードでスタートし、翌1972年10月に「スーパーデラックス」が追加されました。装備面では、「スーパーデラックス」及び「スーパーサルーン」にパワーステアリングやパワーウィンドウ、FM/AMオートチューナーラジオが、更に「スーパーサルーン」にのみ8トラックカーステレオが標準装備されました。

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

トヨタ クラウン ハードトップ クーペ 1971-74

そして1973年2月にマイナーチェンジを実施し、前後のカラードバンパーがメッキ仕上げの大型バンパーに変更されると共に、セダンに新グレードとして「SL」が追加されました。同時に、このセダン「SL」とハードトップ全車に5速フロアMT車が追加されました。次いで1974年1月に、「SL」及び「スーパーサルーン」に最高出力135psを発生する2L EFIのM-E型エンジン搭載車が追加されました。

トヨタ クラウン エステート 1971-74

トヨタ クラウン エステート 1971-74

そして同年10月に、発売開始から僅か3年8ヶ月で5代目モデルにバトンタッチされ、生産終了となりました。

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