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日産 新型フェアレディZの値引き/納期/実燃費レポート
(2019年2月1日更新)
日産のスポーツカー「フェアレディZ」は、2008年12月に6年ぶり5度目のフルモデルチェンジを実施し、現行型となりました。ボディのディメンションが先代よりもショート&ワイドになった他、エンジンの排気量拡大やトランスミッションの改良などにより、更なる走行性能向上を図ったモデルとなりました。
日産 新型フェアレディZの値引き相場
- オプション含む平均値引き相場:23万円
- 車両本体の値引き目標額:23万円
日産 新型フェアレディZの値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
販売台数の少ないスポーツカーなので発売当初の値引きは厳しめでしたが、モデルライフ末期となり、それなりに値引きしやすい状況になりました。日本メーカーでは同クラスの直接的なライバルがなく、競合車として海外メーカーのクーペやマツダロードスターなど少しカテゴリーの違う車種を引き合いに出しましょう。
日産 新型フェアレディZの納期:標準
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
あまり注文されないメーカーオプションを発注しない限り、納車までの期間は標準的と言えます。
新型フェアレディZの値引き相場がわかったら、次にすべき事
「新型フェアレディZの値引き相場がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、フェアレディZの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずはかんたん査定ガイドなど、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【65万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
かんたん査定ガイドなら簡単な入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型フェアレディZを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
日産 フェアレディZのグレード別 新車価格
税込み、3.7L V6
グレード | 6MT | 7速AT |
フェアレディZ NISMO | 6,293,160円 | 6,401,160円 |
フェアレディZ Heritage edition | 4,080,240円 | 4,158,000円 |
フェアレディZ Version ST | 5,104,080円 | 5,212,080円 |
フェアレディZ Version T | – | 4,715,280円 |
フェアレディZ Version S | 4,760,640円 | – |
フェアレディZ | 3,907,440円 | 3,985,200円 |
※価格は2018年7/24現在のメーカー小売希望価格(税込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
日産 フェアレディZのグレード選び
フェアレディZのパワートレイン
パワーユニットは3.7L V6の1種類ですが、NISMOグレードのみNISMOによる専用チューンが施されています。駆動レイアウトはFRのみです。
トランスミッションは6速MTと7速ATがあります。
エンジン車のスペック:通常仕様
- エンジン形式:VQ37VHR
- エンジン種類・シリンダー数:DOHC水冷V型6気筒
- 総排気量:3,696cc
- 使用燃料種類:無鉛プレミアムガソリン
- 最高出力:247kw[336PS] / 7,000rpm
- 最大トルク:365N・m[37.2kgf・m] / 5,200rpm
エンジン車のスペック:NISMO
- エンジン形式:VQ37VHR[NISMO専用チューニング]
- エンジン種類・シリンダー数:DOHC水冷V型6気筒
- 総排気量:3,696cc
- 使用燃料種類:無鉛プレミアムガソリン
- 最高出力:261kw[355PS] / 7,400rpm
- 最大トルク:374N・m[38.1kgf・m] / 5,200rpm
フェアレディZのグレード構成
基本的なグレード構成はベーシックグレードの「フェアレディZ」、MTのみのスポーティグレード「S」、ATのみの豪華グレード「T」、上級グレードの「ST」、NISMOによるチューンが施された「NISMO」があります。
また、2018年5月11日に「フェアレディZ Heritage edition」が追加となりました。
フェアレディZの価格
2WDでの価格は、「フェアレディZ(通常グレード)」(6MT)の3,907,440円から「NISMO」(7AT)の6,401,160円までで、価格差は250万円となっています。
フェアレディZの実燃費(7AT、2名乗車時の目安)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 10~13km/L |
郊外・幹線道路 | 8~12km/L |
市街地 | 6~9km/L |
スポーツカーなので燃費性能を重視する人は少ないと思いますが、近年のエコカーの低燃費に慣れている人から見ると、かなり悪い燃費となっています。マニュアルトランスミッションで高回転領域を多用すれば、さらに燃費は悪化します。
日産 フェアレディZの競合はコレ!
フェアレディZを安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
マツダ ロードスターRF
マツダこだわりのFRオープンスポーツとしてモデルチェンジを繰り返してきたロードスター。
追加モデルとして電動トップと2.0Lを装備したロードスターRFが追加となりました。
フェアレディZよりもサイズ・価格は下ですが、数少ない国産FRスポーツの競合車として見積もりを取りましょう。
日産 フェアレディZ商談のすすめ方
フェアレディZの値引きを引き出すにあたっては、上記のロードスターRFの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、フェアレディZの値引きを引き出し易くなります。
フェアレディZの強み
日本メーカー唯一の大排気量自然吸気FRスポーツ
スポーツカーの販売台数が多かった1990年頃まではトヨタ スープラ、マツダ RX-7、三菱GTOなどラージクラスのFRスポーツがいくつかあったものの、販売終了かレクサスなど高級車にシフトし絶滅状態にあります。
フェアレディZも一度はモデルが途絶えたものの、ゴーン体制により復活しました。復活後のモデルチェンジで先代モデルよりもホイールベース縮小、エンジン排気量アップによって、よりスポーツ性能を高めています。
決して安いクルマではないですが、ポルシェ・718ケイマンなど同じセグメントの海外ブランド車種はもっと高額なので、それらと比べればお買い得な一台です。
フェアレディZの弱点は?
官能性に欠けるVQエンジン
フェアレディZは存在自体が貴重な存在なので注文は付けづらいですが、エンジンはスポーツカーとしてはあまり魅力のないVQ型となっています。
このエンジンはもちろんスポーツカー専用ではなく、セダンなど多くの日産車に使われるエンジンなので、海外のポルシェやBMWなどのスポーツカーと比べるとフィーリングとしてはイマイチと感じるかもしれません。
モデルの古さ
現行型は2008年に販売開始され、フェイスリフトなど何度かマイナーチェンジをしていますが、さすがに古さが隠せない状態になっています。
予防安全装備や液晶スピードメーターなど、ここ数年で目に見える技術トレンドの変化があり、フェアレディZは今後のモデルチェンジも不透明で古典的な存在となりつつあります。
フェアレディZの買取り・下取り査定相場を知りたいなら