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トヨタ 2000GT (1967-1970):トヨタのイメージリーダーとして誕生したGTカー [MF10]

トヨタ 2000GT (1967-1970)

トヨタ自動車は1967年5月、実用車がメインのラインナップだった同社のイメージリーダーカーとしての役目を担う、高級2シーター・グランツーリスモ「2000GT」を発売しました。開発は1964年末から、既に高性能スポーツカーの開発を進めていたヤマハ発動機との共同作業により、ボディやシャシーはトヨタ、エンジンや内装はヤマハという分担体制の元で開始されました。

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国産車の水準を超えるスタイリング

トヨタ 2000GT (1967-1970)

Xバックボーン・フレームに架装されるボディはテールゲートが備わる3ドアクーペで、デザインは社内チームによるものでした。スタイリングは、ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションやリトラクタブル・ヘッドランプ採用による低いノーズ、空力特性を追求した流麗なフォルムなど、当時の国産車の水準を遥かに超える美しいものでした。ボディカラーは、発売当初ホワイト、レッド、シルバーの3色が設定されました。

トヨタ 2000GT (1967-1970)

ボディサイズは全長4,175mm×全幅1,600mm×全高1,160mmで、奇しくも同月デビューとなった「マツダ・コスモスポーツ」とほぼ同等であり、「ポルシェ・911」との比較においても全長と全幅は類似したディメンションでした。一方、ホイールベースは2,330mmでコスモスポーツやポルシェ・911よりも100mm以上長く、GTカーとしての性格が表れていました。

トヨタ 2000GT (1967-1970)

車両重量は1,120kgで、コスモスポーツより180kg、ポルシェ・911より60kg程重いものでした。サスペンション形式は、操縦安定性の追求に有利な4輪ダブルウィッシュボーン式による4輪独立懸架で、ステアリング形式にはステアリング・フィールを求めラック&ピニオン式が採用されました。又、ブレーキは国産車初となる4輪ディスク式で、ホイールは高価なマグネシウム製が装着されました。

トヨタ 2000GTのインプレッション

トヨタ 2000GTが登場した映画「007は二度死ぬ」のワンシーン

ノスタルジック2デイズ2020に出展されていた映画用に制作された2台のうちの1台

ポルシェ911Sに匹敵する動力性能

トヨタ 2000GT (1967-1970)

駆動方式はFRで、エンジンはクラウン用に開発された2L直6SOHCのM型ユニットをベースに、ヤマハ製のDOHCヘッドを搭載したMF10型が搭載されました。ミクニ製ツイン・キャブレターを3連装し、最高出力150ps/6,600rpm・最大トルク18kgm/5,000rpmのアウトプットを発生しました。このスペックは、同じ2Lクラスであるポルシェ・911Sの160ps/18.3kgmに肉薄するものでした。

トヨタ 2000GT (1967-1970)

トランスミッションは5速MTが組み合わせられ、最高速度220kmh・0-400m加速15.9sという当時の国産車としてトップレベルのパフォーマンスを発揮しました。ポルシェ・911Sとの比較においても最高速度は同等で、0-400m加速も僅か0.1s劣るのみでした。又、発売前年の1966年10月に谷田部のテストコースで実施されたスピード・トライアルでは、世界新記録を樹立しました。

トヨタ 2000GT (1967-1970)

一方インテリアは、ヤマハ(日本楽器)の木工技術を生かしたウッド製のインパネやステアリングホイール、シフトノブ、そしてブラックのバケットシートが備わり、ラグジュアリーかつスポーティな雰囲気を醸していました。又、ハンドブレーキは、GTカー/スポーツカーには珍しく、当時の乗用車で一般的だったステッキ式が採用されました。

そして1969年8月のマイナーチェンジにより、フロントマスクやインパネのデザイン変更、ボディカラーの追加(イエロー、グリーン、ブルー)、ヘッドレストやカークーラーの設定、3速トルコン式AT「トヨグライド」仕様の設定などが行われました。しかしその翌年の1970年8月に、発売から僅か3年余りで生産終了となりました。総生産台数は337台で、その内218台が国内で販売され、102台が海外に輸出されました。

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