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フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン (2代目 2015-):プラットフォームを一新し、安全性能も大幅に向上 [CZD]

フォルクスワーゲンは2015年3月のジュネーブ・ショーで、2003年にデビューして以来12年ぶりの全面リニューアルが施された新型「ゴルフトゥーラン」を発表し、2016年1月に日本での販売を開始しました。先代から基本設計を一新、新世代の「MQBプラットフォーム」を採用する共に、燃費・環境性能や安全性能の向上が図られるなど、大幅に進化したモデルとなっています。

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スタイングをイメージチェンジ

ボディタイプは先代同様オールヒンジドアの5ドアミニバンで、3列シート7人乗りの仕様も受け継がれています。スタイリングは、先代よりもシャープで精悍なイメージに変貌を遂げると共に、Cd値0.296の優れた空力特性を実現しています。ボディサイズは全長4,535mm×全幅1,830mm×全高1,640~1,660mmで、先代から全長が130mm、全幅が35mm拡大され、全高は10~30mm低くなっています。

又、ホイールベースは2,785mmで先代から110mm延長されています。その一方で、車両重量は日本仕様で1,560kgとなり先代から20kgの軽量化を果たしています。サスペンション形式は、先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:4リンク式を踏襲し、フロントがベンチレーテッド型の4輪ディスク式ブレーキを採用する点も同一となっています。

エンジンは先代からパワー・燃費共に向上

駆動方式は先代同様FFのみの設定で、日本仕様のパワートレインは新開発されたオールアルミ製1.4L直4DOHCガソリン・ターボエンジンと7速DSG(DCT)の組み合わせが採用されます。スペックは最高出力150ps/5,000~6,000rpm・最大トルク25.5kgm/1,500~3,500rpmで、同一排気量の先代から10ps/3.1kgmの向上を果たしています。

同時に、アイドリングストップ機構や減速エネルギー回生システムの採用などにより、JC08モード燃費は23%アップの18.5km/Lとなっています。インテリア面では、インパネのデザインが水平基調に一新された他、フラットなラゲッジスペースを実現する2/3列目「フラットフォールドシート」や、3列目シートへのアクセス性を高める「イージーエントリー機能」付きの2列目左右シートが採用されました。

日本仕様のグレード体系は、下から「TSIトレンドライン」「TSIコンフォートライン」「TSIハイライン」の3タイプがラインナップされます。安全装備面では、SRS9エアバッグシステムや衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュブレーキシステム」、事故発生時に二次衝突被害を防ぐ「ポストコリジョンブレーキシステム」が全車に標準装備されます。

その他の装備としては、TSIコンフォートラインにルーフレールや助手席可倒式シートなどが、TSIハイラインにLEDヘッドランプやレーンキープアシストシステム、アダプティブクルーズコントロールなどが採用されます。

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