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年月を超えまた乗りたい。学生時代の思い出カワサキ バルカンⅡ

そのバイクに出会ったのは大学2年の冬でした。バイクに乗りたい衝動に駆られ、2輪免許を取得し、どのバイクを所有しようかと検討している時です。そのバイクはカワサキのバルカン400です。400ccとは思えない堂々とした迫力満点の外観に一目惚れしました。

中古車でも値段が高く

自分が狙っていたのは「カワサキ バルカンⅡ」です。同時期に販売されていたクラシックと異なり、細身のフロントタイヤとフラットハンドルがスポーティな印象を与える、ワイルドなアメリカンバイクでした。当時(1988年)は販売からほとんど年数がたっていないため、新車はもちろん中古車でも値段が高く、ほしいグレードを探すのに苦労をしました。予算の都合から、中古で購入することになりましたが、上記の理由でなかなか条件に合うバイクに出会えません。

購入計画から2ヶ月、声をかけていたショップから条件にあうバイクを見つけたと連絡がありました。さっそく見に行くとありました。「カワサキ バルカンⅡ」です。ブラックボディに400ccとは思えない巨大な外観は、まさしく探していたバイクそのものでした。年式も比較的新しく1996年製で、走行距離は1500km、ワンオーナーで状態もよかったです。さっそくその場で契約です。これで憧れのバイクのオーナーになれます。

乗った瞬間は「乗りこなせるかな」と不安

契約から約1ヶ月、ようやく納品です。ショップ引き取りに行くと、久々のご対面です。バイクはピカピカに磨いてあって、まるで新車のようです。改めて見て、その存在感に圧倒されました。書類等に必要事項を記入して、いざ初ライドです。さすがに大きいバイクだけあって、乗った瞬間は「乗りこなせるかな」と不安になりましたが、思った以上に加速が良く扱いが軽い印象を受けました。教習所を卒業以来、久々にバイクに乗りましたが、そんな不安を吹き飛ばすような扱いやすさです。V型エンジンのためエンジンの振動が大きく感じましたが、むしろその振動がバイクに乗っている手応えを感じさせていくれます。

しばらくは通学だけで乗っていましたが、乗り慣れてくるに連れてツーリングに行きたい欲求に駆られます。幸い大学にもバイク仲間がおり、さっそく一緒にツーリングに行くことになりました。バイク初心者に気を使ってくれたのか、最初は近所の秩父でしたが、初の山道では仲間についていくだけでも一苦労でした。さすがに重いバイクなので上り坂の山道でネイキッドについていくのは大変でしたが(自分のテク不足もありますが)、初めて仲間と走るツーリングの楽しさに、あらためてバイクの魅力にとりつかれました。

事故でちょっとトラウマになり

それから2年、高速道路デビューを果たし、より遠くまで行けるようになりました。通学で使う程度では、もはや日常になっていました。ただその日常がきっかけで、バイクを手放すことになるとは思っていませんでした。その日もいつもどおりバイクで通学をしていました。渋滞している幹線道の左端をすり抜けいしていたら、急に目の前の車が左折をしてきました。当然避けることも停まることもできずに、左折してきた車の左側に衝突してしまいました。幸い相手も自分も怪我がなく、車は保険の対応(7:3で車の過失です)で事なきを得ました。ただバイクはほぼ無傷でしたが、自分自身に事故というトラウマができてしまいました。

事故以降、また同じようなことにならないかと、ビクビクしながら走るようになってしましました。こうなると道路のどこを走って良いのかわかりません。今まで普通に通学で使っていましたが、それすらもままならなくなりました。程なくして車検を迎ます。このまま状態でバイクを所有していたら、バイクに申し訳ない気持ちになり、思い切ってバイクを手放すことにしました。約2年間、日常の一部だったバイクとついにお別れとなってしまいました。

また一目惚れするバイクに出会うことを夢見て

社会人になり、今ではお世話になったバイクショップもなくなり、本当に自分がバイクに乗ってたのかな?と感じる瞬間があります。しかし、最近になり久々にバイク雑誌を読むようになりました。当時のように一目惚れするバイクに出会うことを夢見てページをめくる日々をおくっています。

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