画像出典：ウィキペディア カワサキZRX ’06
中免を取ったのは、社会人になってから。きっかけは彼女に振られて、ぽっかりと開いた、心と時間の隙間を埋めようと教習所に通い始めました。当時は会社で夜勤も含めた、交替勤務をしていたので時間もあったし、自動車の免許は既にもっていたので、一ヶ月もせずに免許を取得しました。
当時はネイキッドブーム(９０年台前半です。）の走りで４００ｃｃでもそれぞれのメーカーが新車を発売しておりました。車種でいうと、ヤマハはＸＪＲ，スズキはバンディット，ホンダはＣＢ４００ＳＦ、そしてカワサキはＺＲＸです（ゼファーもありました）。バイク雑誌を何冊も買って、それぞれの長所、短所を確認し、バイク屋さんに何回も出かけ、私が出した結論は、ＺＲＸでした、当時のネイキッドブームの中でも、ビキニカウルが他社のバイクにはない特徴で、それを含めたスタイル、また、カワサキ＝男という、良くわからないイメージに洗脳され、確か乗り出しで６０万円位で赤のＺＲＸを購入しました。
ツーリング仲間募集の案内
当初の用途としては、前述した通り、彼女もいない状況でしたので、もっぱら会社の仲間とツーリングを楽しんでおりました。そもそも、そんなに旅行をしたことも無かったので、仲間といろいろな場所にツーリングに行く所が、ほとんど初めての場所、道であり、バイクそのものの走りも楽しみましたが、旅行としても楽しく行っていたことが思い出として残っております。
そんな中、バイクを購入して一年もたった頃でしょうか。当時愛読していた雑誌でツーリング仲間募集の案内が出ておりました、それも女の子。まだ彼女も出来ていなかったので、ダメもとで連絡を取ることに。当時は携帯も、パソコンも、もちろんスマホもありませんので、手紙です。文通（懐かしい、今あるのかな？）で何回かやり取りするうちに、彼女のバイクが同じカワサキのバリウス（２５０ｃｃですね）であることもわかり、その次はツーリングに一緒に行ったりをしている内に、次第にバイクを降りても一緒にデートする様になり、バイクが縁で交際が始まりました。
それから十数年。
今となりにいる妻が、その彼女になります。結婚して、子供が出来て、経済的にも時間的にも厳しくなりましたので、バイクは降りてしまいましたが、楽しそうにしている、妻と子供を見てると、その時、バイクの免許を取らなければ、男カワサキのＺＲＸを購入していなければ、こんな幸せもなかったのだと思うと、ＺＲＸには本当に感謝してます。
最近、少し余裕ができてきましたので、大型二輪の免許を取得しました。もう少し子供が大きくなったら、妻と、もし可能であれば子供と家族全員でツーリングに行けたらと妄想を膨らませている最中です。
