スポーツレプリカからスクーターへの買い替えでした。乗っていたのはホンダのNS-1で、特徴は通常燃料タンクの部分がフルフェイスのヘルメットが収納できるスペースになっているところです。発売当時は学生でとても買える値段ではなかったため諦めていたのですが、働き始めてから10年以上経ってから買うことができました。初めてのギア付きで乗るのが楽しくなるバイクでしたね。
買い換えるきっかけにになったのは自分の体の問題からでした。20代で痛風を発症してしまい、発作が起こると左足親指の付け根が大きく腫れてしまいます。シフトペダルは左側にあるので腫れると足が入らない、腫れなくても痛みがあるとシフトチェンジができず乗ることができない。そのためNS-1自体はまだまだ乗れるのですが泣く泣く買い換えることにしましたのです。そしてNS-1は会社の後輩の知り合いに欲しいという方がいたので譲ることになりました。
50ccの4サイクルでは…
次に何に乗るかを考えた時、足が痛くても乗ることができるスクーターを選択することに。選ぶにあたって譲れなかった条件が「2サイクル」ということです。買った当時は体重が重く、50ccの4サイクルではパワー不足になってしまうのが気になったのでこの条件は外せなかったですね。
ただ問題だったのが国産バイクではすでに2サイクルの製造販売が終了していたので、海外メーカーにするしかなく、地元のバイクショップのホームページを見て取り扱いのある海外メーカーを調べました。予算的に国産メーカー並みのものを探している中、マッチしたのが「キムコ」という台湾メーカーでした。国産に比べれば若干高いのですが、他の海外メーカーよりも格段に安かったので即お店に確認しに行き購入してしまいました。
男性には丁度よいサイズ
車種はキムコのスーパー9S。50ccにもかかわらずタンデムステップが付いており、しかも水冷という国産にはない特徴が魅力的でした。車体はかなり大きめですが、男性には丁度よいサイズかと思います。
乗り始めて感じたのは車体が大きめなのでシートからハンドルまでの間隔が広く、ゆったりと乗ることができるということ。これはある程度長い距離を走っても疲れにくく非常に快適でした。またパワーがあるので、多少重い荷物を担いで上り坂に差し掛かっても安定した走りができます。
気になった点は、電気系統が弱い感じがする所でしょうか。少し乗らないでいるとバッテリーが弱くなり、ウインカーの動作も不安定になったりしました。この辺りの細かい精度は国産には敵わないのかもしれません。それ以外はバイク自体には不満はないのですが、交換パーツの入手に時間がかかるのが不安ではあります。