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ヤマハ RZ50 (2代目 RA01J 1998-2007):国産車最後となった2ストスポーツ

日本では16歳という年齢で原動機付自転車の運転免許を取得できます。もちろん中型二輪免許もありますが、高校性が教習所に通い、中型バイクを購入するほどの金銭的余裕はありません。私もそうでした。バイトで貯めたお金で原付免許を取得し、取得するとすぐにバイクが欲しくなるので、バイク屋さんに駆け込みました。

RZ250が私の夢の単車

しかし、当時走り屋をテーマにした漫画に没頭していた私は、原付スクーターを買って他の高校生と同じように運転するのがかっこ悪いと思っていたのです。更に、妙に古いものへの憧れが強く、2ストのRZ250が私の夢の単車でした。しかし、時代は少し遅く、RZを中古で見つけても程度が悪く、高校生に購入できる金額でもありませんでした。

そんなときにバイク屋さんで見つけたのが98年式のRZ50です。6速ミッションのネイキッドを原付免許で運転できるということで、私は胸が躍りました。15万円という高校生には大金でしたが、貯金を使い果たして購入、ミッションバイクの練習をしました。原付免許の取得は筆記試験のみで、実技はスクーターを利用しての研修のみだったので、ミッションバイクの運転は完全に初心者でした。信号待ちで発進する時には何度もエンストしていました。

RZ50のエンジン音

夜は家から100メートル離れた所まで押して

しかし、数週間で乗りこなすことが出来るようになり、メットインもろくに無いRZを毎日乗っていました。もともとの排気音が高く大きいため、住宅地に住んでいた私は、夜は100メートル程度離れた所まで押して乗っていました。

このバイクは50ccで6速あるため、ローやセカンドの加速は非常に速いのですが、法定速度に達するまでに非常に左足を忙しくシフトチェンジする必要があります。しかも中型や大型バイクのような排気量はありませんので、急な坂道などではシフトダウンして登らなければ登れないほどでした。しかし10リットルのガソリンが入る大型タンクを足で挟む感覚は、中型バイクを購入できない16歳の私の気持ちを躍らせてくれました。

中年の男性が話しかけてくれる

また、このバイクの楽しみの一つは原付でありながら、中年の男性が話しかけてくれることです。もちろん250ccのRZを懐かしく思い話しかけているのでしょうが、私にとって元ライダーさんとの出会いは楽しい思い出です。

RZ50はそのビジュアルがオーソドックスでありながら50ccとは思えない大型のサイズと、原付では珍しいスピードメータとタコメーターの装備が好きな者にとってはたまらない名車でした。高校三年間乗ったバイクはその音の大きさと、大型バイクの購入をきっかけに乗らなくなり、最後の日には綺麗に洗車をして、売りました。今では数が少ない2ストバイクですが、旧型のバイクを愛する人にとってはその時代を思い出させてくれる音楽のようなバイクです。

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