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ヤマハ SDR (2TV 1986-1988):単気筒2スト200cc、トラスフレームで乾燥車重105kgの異端児

ヤマハ SDR '86-'88  (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

ヤマハ SDR ’86-’88 (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

不人気車として取り上げられる事が多いヤマハ SDRですが、オンリーワンな魅力にあふれています。何と言ってもその独特なフォルム!トラスフレームにオフロード車のDT200で熟成された2ストロークエンジンを載せ乾燥重量が105kgと驚異的な軽さに仕上がっています。

ライトウェイトスポーツとしての割り切り

もちろんその軽量設計の恩恵は乗り味にも反映されて、パンチのある2ストロークエンジンの出力特性と相まってキビキビとした走りを実現できます。乗員が1名とタンデムを最初から意識しない割り切りも好感を持てます。このあたりはメーカーがライトウェイトスポーツとして売り出している割り切りでしょう。

ヤマハ SDR '86-'88  (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

ヤマハ SDR ’86-’88 (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

実際に乗ってみると、まずは車体の細さにびっくりすると思います。下手をしたらフルサイズの原付並みの車幅です。ただし絞られたハンドルと前傾のきついポジションはツーリングでは少々つらいところもありました。またこれは乗り方にもよりますが、2ストローク200ccではワインディングの登りで少々パワー不足を感じ、逆に下りではフレームを始め車体の剛性に不安を覚えました。

ヤマハ SDR '86-'88  (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

ヤマハ SDR ’86-’88 (輸出仕様) (出典:diffrentstrokers.com)

 

ガッツリと攻め込むよりは

レーサーレプリカなどと同じように考えず、ガッツリと攻め込むと言うよりは、ちょっとワインディングを楽しむと言った乗り方が良いと思います。そのように割り切ってしまえば、容量が9Lのタンクも必要十分ですし、きつめのライディングポジションも楽しめます。2ストロークエンジンの高回転でいきなりガツンとくるパワーフィールや、カッチリと止まれるブレーキも気持ちがいいです。

ヤマハ SDR '86 (出典:www42.tok2.com)

ヤマハ SDR ’86

 

カスタムパーツは少ない

苦労した点と言うと、とにかくカスタムパーツがありません。不人気車と言う事もあったのですが、エンジンのパーツがDT200都は若干異なっていて、流用が効かなかったりノーマルからカスタマイズをしようとするとパーツ探しに悩まされます。

ヤマハ SDR '86 (出典:www42.tok2.com)

ヤマハ SDR ’86

2ストロークエンジンの手を出しやすいチューンとして、リードバルブ交換でアクセルレスポンスの向上、サイレンサー交換で排気効率とパワーアップをする程度ならば、まだパーツがあるのですが、チャンバー交換など検討すると途端にパーツの選択肢が無くなってしまいます。

ヤマハ SDR '86 (出典:www42.tok2.com)

ヤマハ SDR ’86

とにかくSDRが好きで、幾らつぎ込んでも惜しくないと言うのであれば、カスタムショップなどで一品物のパーツを制作してもらう選択肢もあります。それにしても費用が掛かり過ぎて断念しました。あまり欲張らずにノーマルで十二分に楽しんでみる乗り方があっていると感じました。弾けるような2ストロークのパワーフィーリングを独特のフォルムで手軽に楽しみたいなら、ヤマハ SDRはお勧めです。

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