私が乗っていたのはsuperduke990(2008年式)です。オーストリアのバイクメーカーKTMが手掛けた大型バイクです。ネイキッドバイクでありオンロードで性能を発揮できるバイクです。
superduke990の魅力は何と言っても
魅力は何と言ってもその外観にあります。角ばった輪郭と幾何学的な外観は国産車には見られない独特の形状で、乗るだけでなく眺めているだけでも楽しませてくれます。オフロードが得意のKTMが手掛けているだけあってどことなくオフロードのようにも見えます。私がsuperduke990を選んだのも他のバイクにはないその見た目のためでした。均整のとれたフォルムは他のバイクにはないと思い大型免許を取得し直感で手に入れました。
アロンアルファのCMにも使われていた
走りも安定していて、取り回しも比較的容易です。ただ少しレスポンスが他のバイクに比べ高いようで、慣れるまでに苦労しました。販売店の店長さんも注意するほどです。搭載しているLC8エンジンはパワフルなエンジンで道路だけでなく峠といった様々な場面で力強い走りを実現してくれます。外国車ということもあり車高が850mmとやや高めになっているのが難点ですが、乗りこなせば周囲からも一目置かれるライダーとして見られること間違いなしです。
力強さと取り回しの良さ
私自身superduke990で様々な場所へ行きましたが、長野県の高原に行ったときの記憶が忘れられません。晩夏の時季でしたが、風を切って高原を走る気持ちよさはこのバイクでしか味わうことができなかったと思います。他のバイクではパワー不足で山道を走るためにいちいち気を遣ってしまっていたかもしれません。そんな心配をせずに高原の道を駆けることができたのはこのバイクが持っている力強さと取り回しの良さがあったからだと思います。
私にとってなくてはならないsuperduke990ですが、メンテナンスだけは苦労しています。オイル交換では外す場所が多く1日がかりの作業になります。また国内に正規ディーラーが少ないのも国産車に比べ不便する要素になっています。特に地方在住の私はこの点に苦労しています。そして何よりもパーツや消耗品が比較的高価であることも痛い部分です。もしこのバイクに乗るのであれば維持費はそれなりに覚悟しなければならないかもしれません。
洗練された外観とは裏腹に
superduke990を一言で言えば「瀟洒で力強いバイク」です。洗練された外観とは裏腹に力強い走りを兼ね備えた点が魅力です。バイクとして伸ばすべき部分を十二分に伸ばし尚且つ性能と外観のバランスのしっかりととれたバイクだと思います。バイクをただ走るだけの乗り物としてではなく、バイクそのものを大切にしたいというひとにぜひ乗ってもらいたいバイクです。