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道路の真ん中で転倒。体が痛くて動けない…。命を諦めた雨の日のバイク転倒

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事故当時、私は大学2年生か3年生だったと思います。大学生であれば多いと思いますが、バイトや通学に、私は原付に乗っていました。親戚から譲り受けたヤマハのヴィーノです。その日は結構な雨の日で、彼氏の家から原付で自宅まで帰っていました。雨の日にはカッパとフルフェイスを被って走るのですが、正直運転はしずらかったです。

私は、片道3車線道路の左端を走っていました。通い慣れた道でもあり、雨の日だからと言って、特別速度を落として運転したりはしていませんでした(交通量も多く、むしろ後続車に迷惑になるのではないかという気持ちもありました)。次の交差点で右折だったので、そろそろ右折車線に入ろうかな~と思い、車線変更をしている時、雨で濡れたマンホールの上にちょうど乗り、バランスを崩してしまいました。それだけなら、なんとか体勢を立て直すことができたと思います。

その先にももう一つ

しかし、その先にももう一つマンホールが・・・。体勢が不安定なまま、濡れたマンホールに突っ込んでしまい、右側を下にして、原付もろとも横滑りの状態で数メートル滑りました。気付いたら道路のど真ん中で、うつぶせ状態でした。体が痛くて動きませんでした。交通量も多く、私はこのまま車に轢き殺されるのか…と人生を諦めました。

そしたら後ろから、おじさんが「大丈夫ねっ!!?」と声をかけてきました。私は痛みに耐えながら体を起こしましたが、歩くのが困難でした。おじさんがもう1人やってきて、私とバイクを道路の脇へ連れて行くのを手伝ってくれました。おじさんが救急車を呼ぼうかとか、いろいろと心配してくれましたが、私は申し訳なかったので、大丈夫だと断って、回復を待ってまた原付に乗って家まで帰りました。

結果的にダメージは少なかったけど…

事故のダメージは、バイクのかすり傷と、私の打撲だけでした。後続車の人たちは、私が転んだ瞬間、非常に驚いたと思います。周りの方々のとっさの判断で、被害は上記だけで済んだのだと思います。うつぶせになっていた時起き上がれなかったのは、後続車が私に向かって来るのを見るのが怖かったというのもあったと思います。ですので、道路の真ん中まで、心配して来てくれ、声を掛けてくれた見知らぬおじさんたちにも感謝の気持ちで一杯です。

今では原付には乗らず、車を運転しています。雨はもちろん、雪も降る地方です。通い慣れた道だと油断せず、少しでも危険な要素があれば運転を見合わせることや、スピードを落として運転するように心がけています。

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