私がバイクで事故にあったのは今から6年ほど前になります。当時まだ私は学生で始めてバイクを買い気分が少し浮かれていたのを覚えています。バイクに乗ってまだ2ヶ月ほどしか経っていないにも関わらず、スピードを出して運転に過信がありました。
そんな矢先、大学の授業を終え、帰宅するときです。交通量はあまり多くない道路でした。比較的見通しの良い信号がない交差点でした。前から右折をしてきた車と真正面から衝突しました。その時私が出していたスピードは制限速度をはるかに超えていました。
私は直進をしており、相手の車は右折をしてきての事故だったため、過失は相手にありましたが、私もかなりのスピードを出していました。自業自得と言ってもよいでしょうか。今その事故を思い出すだけでもよく生きていたなと思うくらい激しい事故でした。
猛烈に全身を襲う痛み
事故直後、猛烈に全身を襲う痛みに耐え、周囲にいた方がすぐ救急車を呼んでくださいました。季節は初夏でしたが、少し厚めのウェアを着ていましたが、ウェアは破れ、腕からの出血、足もズボンが破れ出血していました。頭も激しく打っていたため意識が朦朧としていました。
ヘルメットはフルフェイスをかぶっていました。その後救急車で病院へ運ばれ治療をし、すぐに家に帰れましたが、2週間ほど激痛に耐えていたのを覚えています。当時乗っていたのはカワサキのZZR250。状態もよくカウルにも傷がほとんどなくワンオーナーの中古車でした。
そんな程度もよく私も大変気に入っていたバイクでしたが、後日バイク屋に行って見たときは驚きました。ハンドルは激しく曲がり、カウルは割れ、フレームも曲がっていました。もちろん、全損です。とてもショックだったのを覚えています。
諦めきれず
その後もうバイクは辞めようかと思いましたが、やはりバイクが好きで諦めきれず再度乗ることになりました。その後はこの事故がいい薬となったため安全第一でバイクライフを楽しんでいます。この事故から学んだことですが、これはバイクに限らず車も運転に過信は禁物です。
特にバイクは車と違い守られるものが無いので事故に合うリスクが高いです。車以上に安全運転を心がけています。また、バイクに乗る際ですが、革ジャン、革パン、ヘルメットはもちろんフルフェイス、グローブも少し高いですが、レーシンググローブをし、ブーツもレーシングブーツを履いてバイクに乗っています。
これは暑い夏でも我慢して乗っています。これだけしてもやはり事故に合ったときは怪我をすることはあると思います。それでも、あの当時の格好でバイクに乗るよりかはいいと思います。バイクは薄着で絶対乗らない、これを今でも守っています。