前輪をぶつけられ派手に一回転
夜に友人の家に遊びに行った帰りに、バイクで交通事故を起こした時の話です。友人ももう寝たいということでしたので、私はバイクで自宅に帰ろうとしていました。しかしその途中で、右側の車線を走行していたところ、歩道でタクシーを止めようした客が手を上げており、斜め前の左側車線を走っていたタクシーが、後続の右側の車線を走っていた私に気づかず、右側車線に急にハンドルを切り急停車をしました。私はとっさに左側車線に避けようとしましたが、前輪をぶつけられ派手に一回転の転倒をしてしまいました。
『ジーンズを脱いでください』
とはいえ、もともと体は丈夫なので、『擦りむいた程度かな?タクシーの運転手と会社どうしてくれよう!』とメラメラ闘志をむき出しにタクシーの運転手に掴みかかってしまっていたのですが、
その様子をみていた通行人がすぐに警察と救急車を呼んだために警察に引き離され、救急車にのせられ病院で検査を受けることに。
タイミング悪く、おもしろ系のトランクスを履いていたため、病院で、『ジーンズを脱いでください』という看護師さんのお願いに素直に首を縦に触れず、実際脱いだら看護師さん達に大笑いされながら、レントゲンを取ることに。結局やっぱりのかすり傷程度でした。その後、パトカーに載せられ交通事故の状況の説明に警察署に行って、1時間くらい話すと、すでに夜中の3時。連れられてきた警察署は自宅からはほど遠く、寝ていた友人を何度も何度も電話で起こして停めてもらい当日は終わりました。
タクシー会社に怒りをぶつけました。
しかしその後、単独で転倒など何度かしていたことからバイクの修理にタクシー会社が難色を示し始めた。これには私も当日の経緯も含めて猛抗議をしました。まず、タクシー会社からそのバイクの修理に関する電話があるまで一切の謝罪がなかったこと、また当日に自宅から数十キロも離れた警察に、2月の真冬の3時に「帰っていいよ」と放り出された際に何も手当をしなかったこと。さらに単独での転倒なのでかすり傷程度なのに、一回転させるような大事故を起こしておきながら修理に難色を示すこと、すべての事に怒りが湧いてきて、保険会社への連絡をするのを忘れるくらいタクシー会社に怒りをぶつけました。
新品同様になってバイクが戻ってきてくれた
そうすると後日、会社の社長が菓子折りを持参して自宅まで来て、謝罪をしてくれると共に、バイクの修理を責任もってやってくれることを約束した書面を持参してきてくれました。と同時に一緒にいた弁護士さんに、刑事事件にならないように書面に一筆書かされることに。結果としては、新品同様になってバイクが戻ってきてくれたのでOKかなと今でも思っています。