高校1年の夏休みに合宿で大島へ。中型免許を取り、知り合いから4万円で250ccのバイクを購入。乗り回して2ヵ月位であろうか、渋滞の路肩走行中、交差点でこちらは直線、相手は右折の右直事故、タンクに股間をぶつけるが事なきを得る。とは言っても救急車で運ばれたんですが。
年寄りはひっくり返ったまま身動きもせず
それから半年程の事、当時流行っていた走り屋、私も峠を膝を擦って走っていました。先輩から中古のツナギを買い、膝パットのバンクセンサーが無かったので空き缶を潰してガムテープで巻いて。高校1年ですからね。ある日の事、路肩を入れて片側5m位の田舎道、いつものようにバイクで走った後、家に帰る帰り道、80歳位の年寄りが路肩を自転車で通行しているのが確認できて、車道の中央線側を走行中反対車線の路肩の先で数人の農家の人間が手招きしているのを覚えている。何を思ったかその年寄り(じいさん)は突然素振りも見せずもちろん後方確認もしないまま、ハングオンするように手招きしている方向へ反対車線に進路を変えて気づいた時には私の目の前に。
急ブレーキをするも自転車の前輪にバイクの前輪があたり私もフライングジャンプして宙に舞うも軽症、年寄りはひっくり返ったまま身動きもせず、必死に話しかけるも返事すらしないがしばらくすると僅かに身動きを。救急車で搬送されそれからその年寄りは入退院を3年以上繰り返す。親に迷惑を散々かけた。
鉄を削って火柱をあげながら
高校はクビにならず何とか卒業。出来損ないで1浪して何とか3流の私立の大学へ入学。バカは死ぬまで親不孝、最悪ですね。大学で再び友達から250ccのバイクを5万円で購入。今度は事故らないで走っているなっと思うも1年半後、直線でゼロヨン防止に舗装をかまぼこ状に盛り上げた直線で140kmで吹っ飛ぶ。信号待ちで後ろからヤマハSR400がブンブン吹かして来てこちらも調子に乗ったら夜間であったので道路に段差をつけられているのが見えず、前輪が浮き上がりそのまま着地したところにまたかまぼこ状の段差が。どかーんっと吹っ飛びましたね。
バイクは200m以上鉄を削って火柱をあげながらスケートリンクを滑るように止まらずスライディングして行きましたね。肝心の私はジーパンにウインドウブレーカー姿、体が高速で転がるも縁石などには体をぶつけず、でも血だらけ。服はビリビリ。転がった後立ち上がるも、すぐにふらつきしゃがみこむ。少し休んでボロボロのクラッチが効かなくなったバイクを2速のみでフロントフォークはぶらぶら揺れながら家に自走で帰宅。友達を呼ぶもどうにもならず救急車でそのまま入院。死ぬかも知れないからって。ヘルメットも相当削れていて頭を強く打っているらしい。それから2ー3ヵ月脳波やMRIを受ける。
それから20年後…
これでバイクを完全にやめた。原付すら乗らず、一時期自転車すら怖かった。それから20年後、ロードバイク(自転車)に乗っている。兄がバイクに再び乗り出した事で私も乗りたくなり、20年ぶりに教習所で大型二輪の免許を取ったものの、やっぱりバイクを買う決意には至らない。youtubeでバイク事故動画が数多くあり、これを見るたびに躊躇してしまう。いまだに事故の記憶がなかなか消えず。一生我慢かもしれない。