日産自動車は、ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの5つの都市で同時に新型「ジューク」を発表した。「ジューク」は2010年に新しいコンパクトSUVとして発売され、個性的なデザインと手頃な価格からこれまでに約100万台が販売されてきた。
新型「ジューク」は、英国サンダーランド工場で生産し、欧州市場において11月末からデリバリーが開始される予定となっている。日本での発売時期、価格などについては公表されていない。
新型ジュークの特徴
エクステリア:丸型LEDヘッドランプとVモーショングリル
新型「ジューク」は、フローティングルーフを採用したクーペのようなデザインと、19インチアルミホイールによって、躍動感のあるエクステリアとしている。初代ジュークのアイコンとなっていた丸型ヘッドランプをLEDとし、VモーショングリルとY字型のシグネチャーを組み合わせた新しいフロントデザインを採用。ボディカラーは新色「フジ サンセット」を追加し、計11色をラインナップしている。
インテリア:外装をスタイリッシュに仕上げつつも実用性はアップ
インテリアは後席のニースペースを5.8cm、ヘッドルームを1.1cm拡大し、ラゲッジルームは約20%拡大して422Lとするなど実用性を大きく向上させている。ダッシュボードやドアトリムには柔らかい触感の素材を採用し、ホールド性に優れるシートにはアルカンターラやレザーをオプション設定としている。
Nデザイングレードパッケージを設定
新たにNデザイングレードパッケージを設定し、自分自身の1台を作ることを可能としている。ボディやルーフカラーの組合せやインテリアカラーの選択、バンパーやサイドシル、19インチアルミホイールの組合せを楽しむことが可能となっている。
運動性能:23kgの軽量化
新型「ジューク」は全長、全幅、全高を拡大し、室内空間をより広く快適なものとしながら、23kgの軽量化を実現している。高張力鋼板の採用などにより、プラットフォームの剛性を向上させている。
1.0L 3気筒ターボに7速DCT、6MTも
エンジンは1.0リッター3気筒直噴ターボエンジンを搭載し、グレードによって6速マニュアルトランスミッションと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)が組み合わされる。7速DCTにはパドルシフトとドライブモードセレクター(エコ、スタンダード、スポーツ)が装備。
先進技術:プロパイロットを搭載
新型「ジューク」はプロパイロットを搭載される。高速道路の単一車線でドライバーを支援、長距離移動や渋滞時のドライバー負荷を軽減する。また、歩行者や自転車を認識する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェント スピードアシスト」、車線逸脱を防止する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」の他、「RCTA(後退時車両検知警報)」や「BSW(後側方車両検知警報)」など、多くの安全技術を採用している。
コネクテッド
新型「ジューク」は、新しいNissanConnectインフォテインメントシステムを搭載、AppleCarPlayやAndroid Autoを使用して、スマートフォンアプリを8インチのタッチスクリーンに表示することが可能。また、車載Wi-Fi機能を使い、パソコンやタブレット端末を接続することも可能となっている。
また、NissanConnect Servicesアプリは、スマートフォンを使ってクルマから離れている場所からクルマのドアロック状態を確認したり、ドアのロック、アンロックを行うこともできる。ドライブ前にタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルを確認することも可能となっている。
音響:Bose Personal Plusサウンドシステム
Bose Personal Plusサウンドシステムは、ヘッドレストを含む8個のスピーカーを搭載し、高音質な音楽空間を提供する。