車の買取り査定をお願いする時、どうしようか悩むのが車の洗車と掃除。「どうせ洗車しても、しなくても査定額は一緒なんじゃないの?」と思いがちです。しかし、結論から言うと洗車と社内の掃除は絶対にしておくべきです。
車買取り店の査定員は洗車と掃除からこんなことを読み取る
ではなぜ、洗車と掃除が必要なんでしょうか。車買取り店の査定員目線から考えてみましょう。
売る気がどの程度あるのかを見定める
車の買取り査定は色んな人から依頼が入ります。例えば
- 売る気はそんなにないけど、とりあえず査定額が知りたい
- 売る気はあるけど、何社か査定をとる予定
- 売る気はあるけど上から目線の人
などなど。それを営業マンは色んな会話のやり取りなどから見定めていきます。その一つとして洗車や掃除をしてあるかが指標になります。洗車や掃除がしてあれば、少なくとも「売る気がある」「上から目線の人ではない」という判断材料になります。
ボディ表面の状態(キズ、へこみの状態を見定めたい)
車の買取り査定において、ボディの状態(キズやへこみ)は査定額に関わる重要な査定ポイントです。洗車せずにボディが汚れている状態だと細かなキズが判断できないだけでなく、微妙なへこみなども分かりにくくなるため、査定にプラスには働きません。手洗いの必要はないまでも、コイン洗車機などで洗車だけでも済ませておきましょう。
車内の汚れ具合、散らかり具合から、マメにメンテナンスするオーナーか見定める
洗車は主にボディのコンディションと依頼主の売る気を図る材料となりますが、車内はどうでしょうか。車内の汚れや散らかり具合からは、これまで車のオーナーがどのように使ってきたかが分かります。
例えば
- ハンドルが手垢と汗で白くなっている
- 室内に食べ物のカスが散乱
- 車内の隅にタバコの灰が付着
- シートは飲み物のこぼれた痕
程度にもよりますが、長い間掃除すらされていない状態だと、車検以外の日常的なメンテナンスはしていないなと判断されます。年式が新しい車であれば別ですが、5年以上そのオーナーがメンテナンスを殆どせずに使用していれば、色んな不具合が発生するリスクも高まります。
その車を買い取り、販売する際に不具合が発覚、また販売間もなく不具合が発生、という状況になると修理代を補償しなくてはならなくなるので、高額査定は出にくくなります。
このような理由から、車の買取り査定で高額査定を引き出すには、「車を大事にしている」「売る気がしっかりある」という気持ちを伝えるためにも洗車と掃除はしておきましょう。