1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1979年3月に5年ぶり3度目のフルモデルチェンジを実施し、4代目モデルに移行しました。一部モデルを除き、初代モデル以来踏襲され続けてきた旧式なリアサスペンションがリニューアルされた他、全車にフロント・ディスクブレーキが標準化されるなど、仕様の近代化が図られました。
初期型は丸形4灯式ヘッドランプを採用
発売当初のボディタイプは、先代同様の2ドア/4ドアセダン、3ドアリフトバック、2ドアハードトップと、それまでの2ドアクーペに代わって設定された3ドアハッチバッククーペを加えた全5タイプが用意されました。スタイリングは直線基調のフォルムに一新されると共に、カローラ史上唯一となる丸型4灯式ヘッドランプが採用されました。
ボディサイズはセダンで全長4,050mm×全幅1,610mm×全高1,385mmとなり、先代から45mm×40mm×10mm拡大され、ホイールベースは30mm延長され2,400mmとなりました。駆動方式はFRを踏襲し、発売当初用意されたエンジンは、先代からキャリーバーされた1.3L直4OHVの4K-U型及び1.6L直4DOHCの2T-GEU型に、1.5L直4SOHCの3A-U型を加えた3種類でした。
最高出力/最大トルクは、それぞれ72ps/10.5kgm、110ps/14.5kgm、83ps/12kgmとなり、トランスミッションは先代同様4速/5速MT及び2速/3速トルコン式ATが設定されました。又、サスペンション形式はフロントが全車先代同様のマクファーソンストラット式で、リアは2ドアセダンのみリジッド・リーフ式を踏襲し、それ以外は4リンク・コイル式が採用されました。
M/Cでレーザーエンジンに置換
そして同年8月に、1.8L直4OHVの13T-U型エンジン(最高出力95ps/最大トルク15kgm)搭載車が追加されると共に、先代モデルのまま販売されていたライトバンがフルモデルチェンジを受けラインナップに加わりました。次いで1981年8月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施され、ヘッドランプが角形2灯式に変更されました。
同時に、1.3L/1.5L車のエンジンが改良型の「LASRE(レーザー)」エンジンに置換されると共に、1.8L車は廃止されました。続いて1982年2月に、カローラ史上初のディーゼル車となる1.8L直4SOHCの1C型エンジン(最高出力65ps/最大トルク11.5kgm)搭載車が追加されました。更に同年5月には、ワゴンが追加されました。
そして1983年5月に、カローラフィールダーとライトバンを除きフルモデルチェンジが実施され、5代目E8♯型に移行しました。ワゴン及びライトバンは、1987年8月まで生産が継続された後次期モデルにバトンタッチされました。
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