カローラ(セダン)の限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどトヨタ 新型カローラの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にカローラのお買い得度を総合評価しています。
- トヨタ カローラはどんなクルマ?
- カローラの値引き相場と交渉法
- カローラの納期
- カローラの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- カローラのグレード別 新車価格
- カローラのグレード選び
- カローラのおすすめグレード
- カローラ 値引き込み乗り出し価格の見積書
- カローラの実燃費(2名乗車時の目安)
- カローラのリセールバリュー:3.0 (5段階評価)
- カローラのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- カローラの値引き交渉に使う競合車
- カローラの値引き交渉に適した時間帯や時期
- カローラ値引き交渉の流れ
- 値引き以外でカローラを安く買う
- カローラの長所/メリット
- カローラの欠点/デメリット
- カローラの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.0 (5段階評価)
トヨタ カローラはどんなクルマ?
トヨタの小型4ドアセダン「カローラ」は、2019年9月のフルモデルチェンジで12代目となり、先代モデル「カローラアクシオ」から「カローラ」に変更されました。フルモデルチェンジによってプラットフォームが格上げされ、リアサスペンションがトーションビームからダブルウィッシュボーンに変更、排気量も1.5Lから1.8Lに拡大するなどあらゆる部分で商品力の向上が図られています。
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カローラの値引き相場と交渉法
カローラの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~8万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 10~16万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 20~30万円 |
カローラの値引き難易度:B(A:甘い~E:渋い)
モデルライフ中盤となり値引きを引き出しやすい状況となってきました。MAZDA3やスバル インプレッサなどの競合車種の見積もりを取り、競合を煽りながら値引き交渉をすれば、かなりの値引きが引き出せます。
カローラ値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「カローラ以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をトヨタの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
カローラ値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
カローラはトヨタの全販売チャネルで販売しています。ディーラーは地域やチャネル毎に「トヨタカローラ神奈川」「ネッツトヨタ神奈川」など販売会社が異なっている場合が多く、同じカローラを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なるトヨタの販売店で見積もりを取り、カローラの大きな値引きを引き出しましょう。
カローラ値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
カローラをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
カローラ値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
カローラの納期
カローラの納期はどのくらい?
- ガソリンエンジン車の納期:4ヵ月~6ヵ月
- ハイブリッド車の納期:5ヵ月以上
カローラの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。
カローラの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、カローラの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、カローラのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにカローラの納車の早い車両がないか確認しましょう。
カローラの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
カローラなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はカローラのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
カローラクロスの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
カローラのように人気車で納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにカローラが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
カローラの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「カローラの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、カローラの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる カローラを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
カローラのグレード別 新車価格
ハイブリッド (1.8L+モーター、CVT)の価格
グレード | 2WD | 4WD(E-Four) |
HYBRID G-X | 2,403,500 | 2,601,500 |
HYBRID S | 2,574,000 | 2,772,000 |
HYBRID W×B | 2,750,000 | 2,948,000 |
特別仕様車 HYBRID G-X “PLUS” | 2,478,300 | 2,676,300 |
特別仕様車 HYBRID W×B“50 Million Edition” | 2,835,000 | 3,033,000 |
1.8Lガソリン (CVT)の価格
グレード | 2WD | 4WD |
G-X | 1,936,000 | – |
S | 2,139,500 | – |
W×B | 2,315,500 | – |
特別仕様車 G-X “PLUS” | 2,010,800 | – |
1.2Lターボ (6MT)の価格
グレード | 2WD | 4WD |
W×B | 2,424,400 | – |
※価格は2022年2月10日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
カローラのグレード選び
カローラのパワートレイン
パワーユニットはハイブリッド(1.8L+モーター)、ガソリンは1.8L直4自然吸気、1.2L直4ターボの3種類。4WDはハイブリッドのみの設定となります。トランスミッションはCVTで1.2Lターボのみ6MTとなっています。
カローラのグレード構成
ベーシックグレードの「G-X」、中間グレードの「S」、スポーティな上級グレードの「W×B」の3種類となります。
カローラのおすすめグレード
カローラらしいベーシックなセダンを楽しむなら、装備が充実しつつお買い得感の高い1.8Lの「S」がおススメグレードとなります。
カローラ 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「カローラ S」(1.8L、CVT)に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- T-Connectナビキット:¥115,610
- フロアマット(デラックスタイプ):¥20,900
車両価格(カローラ S) | ¥2,139,500 |
販売店装着オプション価格 | ¥136,510 |
自動車税種別割 | ¥12,000 |
自動車重量税 | ¥36,900 |
自動車税環境性能割 | ¥35,000 |
自賠責保険料 | ¥30,170 |
販売諸費用(参考価格) | ¥62,490 |
合計 | ¥2,452,570 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥132,570 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥2,320,000 |
ナビ、フロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で13万円と端数をカットしてもらった場合、「カローラ S」(1.8L、CVT)の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は232万円となります。
(見積りは2020年10月6日時点)
カローラの実燃費(2名乗車時の目安)
ハイブリッド車(1.8L+モーター)の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 22~25km/L |
郊外・幹線道路 | 24~27km/L |
市街地 | 19~23km/L |
ガソリン車の実燃費(1.8L)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 15~17km/L |
郊外・幹線道路 | 14~16km/L |
市街地 | 12~14km/L |
カローラのリセールバリュー:3.0 (5段階評価)
カローラの属するCセグメントセダンは新車市場、中古車市場ともに人気がなく、カローラはモデルライフ初期ではあるものの、リセールバリューが低くなると予測されます。
短期的な買い替えならモデルが現行のままであるため、ややリセールバリューは維持されますが、長期保有後のリセールバリューは期待値が低くなります。
カローラのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2019年9月17日 フルモデルチェンジし12代目に
新型カローラが発売となりました。
2020年5月13日 特別仕様車 G-X“PLUS“/HYBRID G-X“PLUS“発売
G-Xをベースに、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、バックガイドモニターなどの安全装備、UVカット機能付のプライバシーガラスを特別装備。
2020年10月1日 一部改良
カローラのハイブリッド全車に、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/コンセント2個/非常時給電システム付)をオプション設定。カローラのHYBRID S、HYBRID G-Xには、充電用USB端子3個(従来より2個追加)を標準装備などの一部改良を実施
カローラの値引き交渉に使う競合車
カローラの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
スバル インプレッサ G4
2016年10月にフルモデルチェンジを実施、2016年のカーオブザイヤーを受賞したインプレッサが同クラスの競合と言えます。
堅実な造りと国内メーカー独自の水平対向エンジンでスバルらしい個性的なモデルとなっています。新世代プラットフォームをベースとしたスバル渾身の開発で、非常に質感の高い走行性能を誇ります。
インプレッサの見積もりを利用して、カローラの値引きを引き出すのも有効な手段と言えます。
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マツダ3 (MAZDA3) セダン
MAZDA3は車幅が5ナンバーサイズを超え3ナンバーになるなど、カローラアクシオよりやや上のカテゴリーとなりますが、1.5Lガソリンエンジンやディーゼルエンジンをラインナップするなど魅力的なセダンとなっています。
カローラと比べると、質感の高さや躍動的なデザインが魅力です。MAZDA3は世界戦略車として質感の高い内外装で満足度の高い1台と言えます。
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競合車を使ってカローラの値引き交渉を
カローラの値引きを引き出すにあたっては、上記のホンダ グレイス、マツダMAZDA3の乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、カローラの値引きを引き出し易くなります。
カローラの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
カローラのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
カローラ値引き交渉の流れ
しっかりとカローラの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでカローラに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
カローラ値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでカローラの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「カローラが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだカローラが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはカローラの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
カローラの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。カローラの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「カローラが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- カローラの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やカローラの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
カローラの値引き交渉で気を付ける点
カローラの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でカローラを安く買う
オプションは社外品にする
カローラの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、カローラの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにカローラを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
カローラの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにカローラが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでカローラを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のカローラの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にカローラを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が300万円、3年後のカローラの価値が160万円の場合、140万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はカローラを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
カローラの長所/メリット
世界基準に引き上げられた車格
先代の11代目カローラであるカローラアクシオではコストを抑える為にヴィッツなど格下のBプラットフォームを開発されていましたが、新型となる12代目カローラは海外と同様のCセグメント用プラットフォームで開発をされています。
カローラの欠点/デメリット
少し大きくなったボディサイズと上昇した価格
先代までの価格・サイズ重視だった戦略を見直し、世界基準のプラットフォームに移行した事でサイズが少し大きくなりカローラとして初めて3ナンバーサイズとなりました。
また、車格の上昇や安全装備の充実などに伴い価格帯が上がっています。
カローラの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.0 (5段階評価)
良いクルマだが、これまでのカローラとは別物と認識できるか
日本国内におけるCセグメントセダン市場は減少の一途を辿っており、かつての競合だったサニーは廃止となり、ファミリアはアクセラ、MAZDA3と名称変更、シビックは細々と逆輸入で販売されるという非常に寂しい状況となっている。先代カローラ・アクシオも日本市場の縮小を受けて格下となるヴィッツとプラットフォームを共有、コスト重視の開発が行われた。
国内においてカローラを購入する層は社用車として活用する法人と、長年カローラを乗り継ぐ高齢層となり、サイズ・価格の制約が厳しいものとなっている。
そんな中、12代目カローラは攻めに出た。ついにボディサイズは5ナンバー枠を超え、価格帯も上にシフトした。コンパクトさのニーズが高い日本市場に合わせる為、プラットフォームは世界共通としながら横幅で1,745mmと50mmに留めている。
車の出来としては非常に優れており、サイズは殆ど変えずに中身が大きく刷新されている。非常に出来が良い一方で50年以上続く「カローラ」という長寿ブランドのイメージは強い。
せっかくの良く出来たクルマであるが、Cセグメントセダン、そしてカローラという名前のイメージは強く、ミニバンやSUVなど人気カテゴリーの車種と比べるとリセールバリューが付きにくい。
12代目カローラはコンパクトで造りの良いクルマなので、リセールバリューを気にせず、長く日常の足として購入する人にはおすすめの一台と言える。