ルークス/ハイウェイスターの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなど日産 新型ルークス/ハイウェイスターの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にルークスのお買い得度を総合評価しています。
日産 ルークスはどんなクルマ?
日産の軽スーパートールワゴン「ルークス」は、2020年3月、「デイズルークス」のフルモデルチェンジとして発売されました。デイズルークスが三菱主導の開発であったのに対し、ルークスは日産主導の開発となり、このスーパーハイトワゴンとしては姉妹車種の「三菱・eKスペース」と並び業界最後発となりました。
ルークスの値引き相場と交渉法
ルークスの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~4万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 5~11万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 12~25万円 |
ルークスの値引き難易度:C(A:甘い~E:渋い)
ダイハツ タントやホンダ N-BOXなど競合がひしめく軽のスーパーハイトワゴン市場に、三菱自動車との共同開発によって送り出された日産ルークス。フルモデルチェンジから期間も経過し、値引きは引き出しやすい状況になっています。
ルークス値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「ルークス以外にも他の車種と迷っている」事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象を日産の営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認し、本命車種の納期の方が長かったら場合には交渉材料として使いましょう。ただし、半導体不足の影響により生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
ルークス値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
ルークスは日産の全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「日産プリンス神奈川」「神奈川日産」など異なっている場合が多く、同じルークスを扱っていてもライバルの関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注可能台数も違うので納期が変わ場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列の日産販売店で見積もりを取り、ルークスの大きな値引きを引き出しましょう。
ルークス値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
ルークスをディーラーに見に行くと「査定をしましょうか?」と下取り査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
ルークス値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
ルークスの納期:標準
ルークスの納期はどのくらい?
- 納期:1ヵ月~3ヵ月
ルークスの納期は比較的安定しています。
ルークスの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、ルークスの売れ筋グレードを前もってメーカーに発注している場合があります。そういった車両なら一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があるので確認してみましょう。
「どうしても、ルークスのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにルークスの納車の早い車両がないか確認しましょう。
ルークスの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
ルークスに限らず納期が長かった場合、契約をしても納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はルークスのキャンセルが1台出ました。納期は1か月です。値引きも頑張ります!」といった情報に遭遇する事もありますので営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
ルークスの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
ルークスのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにルークスが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば納期に悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、乗り出し価格も安くなり値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
ルークスの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「ルークスの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、ルークスの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる ルークスを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ルークスのグレード別 新車価格
グレード | エンジン | 2WD(円) | 4WD(円) |
S | 自然吸気 | 1,415,700 | 1,549,900 |
X | 1,546,600 | 1,680,800 | |
ハイウェイスター X | 1,734,700 | 1,868,900 | |
オーテック | 1,747,900 | 1,882,100 | |
ハイウェイスターX アーバンクロム | 1,800,700 | 1,934,900 | |
ハイウェイスター X プロパイロットエディション |
1,843,600 | 1,977,800 | |
ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション | 1,909,600 | 2,043,800 | |
ハイウェイスターGターボ | ターボ | 1,823,800 | 1,958,000 |
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム | 1,889,800 | 2,024,000 | |
ハイウェイスター G ターボ プロパイロットエディション |
1,932,700 | 2,066,900 | |
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション | 1,998,700 | 2,132,900 |
※価格は2022年3月9日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ルークスの基本スペック
ルークスと競合車の主要諸元
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
全長(mm) | 3,395 | |||
全幅(mm) | 1,475 | |||
全高(mm) | 1,790 | 1,755 | 1,785 | 1,780 |
ホイールベース(mm) | 2,520 | 2,460 | 2,460 | 2,495 |
最低地上高(mm) | 145 | 150 | 150 | 155 |
室内長(mm) | 2,240 | 2,180 | 2,155 | 2,200 |
室内幅(mm) | 1,350 | 1,350 | 1,345 | 1,335 |
室内高(mm) | 1,400 | 1,370 | 1,410 | 1,400 |
乗車定員(名) | 4 | |||
トランスミッション | CVT | |||
マイルドハイブリッド | なし | なし | あり | あり |
前サスペンション | ストラット | |||
後サスペンション | 車軸式 | トーションビーム | ||
タイヤ 前・後 | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 |
最小回転半径(m) | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.5 |
車両重量 (kg) | 900 | 880 | 870 | 950 |
燃料タンク容量(L) | 27 | 30 | 27 | 27 |
ルークスと主要な軽スーパーハイトワゴン競合車の諸元を比較しています。
軽自動車枠がある為、全長、全幅は同寸で基本的にはあまりサイズ差はありませんが、ホイールベースはN-BOXに次いで長くなっています。それにより室内長もN-BOXについで長くなっています。
スペーシアとルークスはマイルドハイブリッドを搭載し、ゴーストップの多い市街地での燃費性能向上を図っています。
ルークスと競合車のエンジン諸元
自然吸気エンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHC | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 12.0 | 11.5 | 11.5 | 12.0 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 58 /7,300 | 52 /6,900 | 52 /6,500 | 52 /6,400 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 65 /4,800 | 60 /3,600 | 60 /4,000 | 60 /3,600 |
WLTCモード総合(Km/L) | 21.2 | 21.0 | 21.2 | 18.2 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 18.7 | 17.9 | 20.3 | 17.3 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 22.5 | 22.8 | 22.3 | 19.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 21.6 | 21.5 | 21.0 | 18.0 |
ルークスのエンジンはタント、スペーシアと同じ出力・トルクとなっています。軽スーパーハイトワゴンの中ではN-BOXのエンジン性能が一歩リードしています。
燃費性能においてはルークスが一番低い数値となっています。マイルドハイブリッド搭載で市街地走行では他をリードしたいところですが、ここでも最も低い燃費となっています。
ターボエンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX Lターボ |
タント Xターボ |
スペーシア カスタム HYBRID XSターボ |
ルークス ハイウェイスター Gターボ |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHCターボ | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 9.8 | 9.0 | 9.1 | 9.2 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 64 /6,000 | 64 /6,400 | 64 /6,000 | 64 /5,600 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 104 /2,600 | 100 /3,600 | 98 /3,000 | 100 /2,400-4,000 |
WLTCモード総合(Km/L) | 20.2 | 20.0 | 19.8 | 16.4 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 17.4 | 17.7 | 17.3 | 15.2 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 21.7 | 21.3 | 21.2 | 17.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 20.7 | 20.3 | 20.2 | 16.5 |
ターボエンジン単体においてはルークスのエンジン性能は競合並となりますが、マイルドハイブリッドを搭載しているので発進加速においては力強さを感じられると思います。
燃費性能においては自然吸気同様にライバルに差を開けられています。
N-BOXと競合車のモーター諸元
N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
|
型式 | – | – | WA05A | SM21 |
種類 | – | – | 直流同期電動機 | 交流同期電動機 |
最高出力 (PS) | – | – | 3.1 | 2.7 |
最大トルク (N・m) | – | – | 50 | 40 |
スペーシアとルークスのみマイルドハイブリッドを採用しているのでモーターを搭載しています。どちらも出力面では3PS前後と控えめですが、トルクはエンジンの半分程度あり、発進加速において効力を発揮します。
モーターの出力・トルクについてはスペーシアの方がやや出力が大きいものを採用しています。
※エンジン、モーターの諸元は2022年5月10日現在の数値
ルークスのグレード選び
ルークスのパワートレイン
エンジンは自然吸気とターボの2種類。4WDは両パワートレイン全てのグレードに設定されています。トランスミッションはエクストロニックCVTで、マニュアルトランスミッションの設定はありません。
ルークスのグレード構成
基本的なバリエーション構成はノーマル外観が「S」「X」の2種類、エアロとメッキグリルで精悍な印象のハイウェイスターは「X」「G」が基本となり「アーバンクロム」やターボエンジン、プロパイロットなどが選択できます。
ルークスのおすすめグレード
ルークスのおすすめグレードは充実装備でお買い得感の高い「ルークスX」(2WD)です。
ルークス 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「ルークスX」(2WD)に以下の選択した見積書の事例です。
- 日産オリジナルナビゲーション MJ121D-W:¥121,744
- ETCユニット[音声/ビルトインタイプ]:¥25,520
- フロアカーペット エクセレント ブラウン:¥21,560
車両価格 | ¥1,546,600 |
ディーラーオプション | ¥168,824 |
環境性能割 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥7,500 |
自動車重量税(エコカー減税額)
|
¥-3,800 |
自賠責保険料 | ¥27,330 |
軽自動車税(種別割)(3月登録の場合) | ¥0 |
税金保険料等計 | ¥31,030 |
リサイクル費用
|
¥6,850 |
登録諸費用(参考価格、消費税込)
|
¥50,414 |
合計 | ¥1,803,718 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥83,718 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥1,720,000 |
ナビ、ETC、フロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で5万円と端数をカットしてもらった場合、「ルークスX」(2WD)の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は172万円となります。
(見積りは2022年3月9日時点)
ルークスの実燃費(2名乗車時の目安)
自然吸気エンジン車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 14~17km/L |
郊外・幹線道路 | 12~16km/L |
市街地 | 11~14km/L |
ターボエンジン車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 13~16km/L |
郊外・幹線道路 | 11~14km/L |
市街地 | 9~12km/L |
ルークスのリセールバリュー:4.0 (5段階評価)
ルークスの属する軽スーパーハイトワゴンは国内自動車の最も売れ筋カテゴリーとなっており、中古市場でも非常に人気があります。ルークスはモデルチェンジ初期となり3年など短期での乗り換えの場合には現行モデルのままとなる事から短期でリセールバリューは非常に高く、長期でも比較的高いリセールバリューが期待できます。
ルークスの値引き交渉に使う競合車
ルークスの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
ダイハツ タント/カスタム
左のBピラーがなく、フロントドアとリアドアを開けると大開口となる特徴をもつダイハツ タント。発売と同時に人気モデルとなり、今なお同クラスではトップクラスの人気車種となっています。
2019年7月にフルモデルチェンジを実施し、先進安全技術をはじめ商品力が大幅にアップデートされました。同クラスの販売台数競争を行っており、商談にはデイズルークスも検討している事を伝えましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】タントの値引き 納期 乗り出し価格
ホンダ N-BOX/カスタム
2011年の発売から人気車種となったホンダN-BOX。ノーマル版でもボクシーなデザインで男性にも人気があります。しっかりと作りこんだパッケージングで初代は高い人気を維持しました。
2017年9月に初のフルモデルチェンジを実施し2代目となりました。初代で好評だったクラストップレベルの室内空間をさらに磨き直し、キープコンセプトで手堅いモデルチェンジとなりました。商品力の高いN-BOXと競合させて、大きな値引きを引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】N-BOXの値引き 納期 乗り出し価格
スズキ スペーシア/カスタム
N-BOX、タントの人気に押され、少し影の薄い存在ですが、スズキのスペーシアも良く出来たクルマで、自動車評論家の評価も高く、ねらい目と言えます。
そんなスペーシアですが、2017年12月にフルモデルチェンジを行い、大きく商品力をアップしました。印象の薄かった外観デザインを大幅にブラッシュアップ。存在感あるものとしています。また、スズキが注力するハイブリッド技術を投入。市街地での燃費性能に磨きをかけています。
N-BOX、タントより人気薄な分、両車よりも僅かですが値引きが緩い傾向にあります。しっかりと競合をさせて、大きな値引きを引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】スペーシアの値引き 納期 乗り出し価格
競合車を使ってルークスの値引き交渉を
ルークスの値引きを引き出すにあたっては、上記のタント、N-BOXの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ルークスの値引きを引き出し易くなります。
ルークスの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
ルークスのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べるとお客さんも少なく、比較的じっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格がどうなっているか最新情報ついても忘れずに確認しましょう。
すでに来店した事があり担当営業マンが決まっている場合は、不在の場合もあるので事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、日中の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。ジックリ交渉するにはやや不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事も期待できます。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位で販売目標計画を立てていますので、目標達成の為に月末はいつもより値引きが期待できます。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きを引き出せるかもしれません。
ただし、月間目標を既に達成している場合や、新車セールスが好調な時など、あまり積極的にならないケースもあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気の値引き交渉は禁物です。各ディーラー側の販売状況によりますので、一概に月末が値引きに最適とは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、年間目標達成の為に3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期や値引き条件変わっているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
ルークス値引き交渉の流れ
しっかりとルークスの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでルークスに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
ルークス値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでルークスの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「ルークスが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだルークスが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはルークスの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
ルークスの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。ルークスの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「ルークスが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- ルークスの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やルークスの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
ルークスの値引き交渉で気を付ける点
ルークスの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でルークスを安く買う
オプションは社外品にする
ルークスの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、ルークスの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにルークスを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
ルークスの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにルークスが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでルークスを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のルークスの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にルークスを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が200万円、3年後のルークスの価値が110万円の場合、90万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はルークスを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
ルークスの長所/メリット
プロパイロットなどトップクラスの先進安全装備
新型ルークスは日産が積極的に採用を進めているプロパイロットを搭載。プロパイロットだけでなく、インテリジェント DA(ふらつき警報)、アダプティブLEDヘッドライトシステムなど軽自動車としてはトップクラスの先進安全技術が導入されています。
ルークスの欠点/デメリット
低燃費性能は一歩譲る
先代モデルで燃費偽装が発覚した事もあり、新型ルークスでは過度の低燃費追及はされておらず、ハイブリッドを導入しているスズキ スペーシアと比べると燃費性能では一歩譲る性能と言えます。
ルークスの値引きとリセールバリュー込の総合評価:4.0 (5段階評価)
先代モデルの反省を活かしバランスの良いモデルに
三菱とのアライアンスによって生まれたデイズルークス/eKワゴンは競争の厳しい軽スーパーハイトワゴン市場に参入するにあたって、非常に高い目標設定と開発力・開発時間の乖離から燃費偽装という悲劇を生んでしまいました。
新型ルークスではそれらの反省をを活かしつつ、開発主導を日産に変更、強みであるプロパイロットの導入などを行う一方、あえて低燃費を追い求め過ぎないという取捨選択をしっかり行なったモデルとなりました。
デザインや使い勝手など、先代からの改良がしっかり行われ、バランスの良い一台となっています。