N-BOX(エヌボックス)の限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、グレードの違い、ボディカラー、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどホンダ N-BOXの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にN-BOXのお買い得度を総合評価しています。
- N-BOXの値引き相場と難易度
- N-BOXの値引き交渉法
- N-BOXの納期
- N-BOXの納期を早めるコツ
- N-BOXの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- N-BOXのサイズ/エンジン/価格/燃費
- N-BOX グレード別装備の違いと内外装
- N-BOXの人気グレードは「N-BOX L」
- N-BOXのおすすめグレード
- N-BOX 値引き込み乗り出し価格の見積書
- N-BOXのリセールバリュー
- N-BOXのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- N-BOXの値引き交渉に使う競合車
- N-BOXの値引き交渉に適した時間帯や時期
- N-BOX値引き交渉の流れ
- N-BOXのボディカラー
- 値引き以外でN-BOXを安く買う
- N-BOXの長所/メリット
- N-BOXの欠点/デメリット
- N-BOXの値引きとリセールバリュー込の総合評価
N-BOXの値引き相場と難易度
N-BOXの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~5万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 8~12万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 13~20万円 |
N-BOXの値引き難易度:C(A:甘い~E:渋い)
販売台数では日本トップクラスの人気車ですが、値引きは標準的なレベルです。タントやスペーシアと激しく販売競争を行なっており、これら競合車種の見積もりを取りながらしっかりと値引き交渉して、大きな値引き額を引き出しましょう。
N-BOXの値引き交渉法
N-BOX値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「N-BOX以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をホンダの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
N-BOX値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
N-BOXはホンダの全販売店で販売しています。販売会社は近接地域に複数あり、「ホンダカーズ横浜」「ホンダカーズ中央神奈川」など異なっている場合が多く、同じN-BOXを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列のホンダ販売店で見積もりを取り、N-BOXの大きな値引きを引き出しましょう。
N-BOX値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
N-BOXをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
N-BOX値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
N-BOXの納期
- 納期:6ヵ月~
半導体不足の影響でN-BOX/カスタムの納期はやや長くなっています。人気のグレード・色・装備の組み合わせなら、納車の早い場合もあります。ただし2トーンルーフにあまり売れ筋ではないメーカーオプションを組み合わせる場合は、納期が長めとなります。
N-BOXの納期を早めるコツ
N-BOXの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、N-BOXの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、N-BOXのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにN-BOXの納車の早い車両がないか確認しましょう。
N-BOXの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
N-BOXなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はN-BOXのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
N-BOXの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
N-BOXのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにN-BOXが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
N-BOXの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「N-BOXの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、N-BOXの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる N-BOXを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
N-BOXのサイズ/エンジン/価格/燃費
ホンダ N-BOX(エヌボックス)はどんなクルマ?
2017年9月1日、ホンダは軽自動車市場において大ヒット作となった初代N-BOX [JF1/2]をフルモデルチェンジしました。N-BOXは軽自動車において最も人気となっている軽スーパーハイトワゴンという全高が高いカテゴリーに属するクルマで後席がスライドドアとなり、狭い駐車スペースでも乗り降りが楽で子供が不意に隣の車にドアをぶつける心配も少ないのが特徴です。2代目N-BOX [JF3/4]は初代のパッケージングを踏襲しつつ、パワートレインや先進安全装備など細部にわたって改良を加えたホンダ渾身のモデルとなります。
軽スーパーハイトワゴンのカテゴリーでは先行していたダイハツ タントが最も人気車種でしたがN-BOXが逆転し今では乗用車を含め日本で最も販売台数の多い車種となっています。
N-BOXはフルモデルチェンジから期間も経過し、値引き交渉もしやすくなってきました。また半導体不足やコロナによる部品工場の操業停止の影響で、平常時より納期は長くなっています。
N-BOXカスタムの購入ガイドについては以下のページを参照ください。
新車購入ガイド:【2023最新】N-BOXカスタムの値引き 納期 乗り出し価格
N-BOXのパワートレイン
N-BOXのパワーユニットはパワートレイン直列3気筒658ccと、同エンジンにターボを付加した2種類となります。
トランスミッションはCVTのみとなり、マニュアル・トランスミッションは設定されていません。4WDはすべてのグレードに設定されています。
N-BOXのグレード別 新車価格
N-BOX(ノーマル)の価格(税込)
グレード | 2WD | 4WD |
G | 1,448,700円 | 1,581,800円 |
L | 1,579,600円 | 1,712,700円 |
EX | 1,678,600円 | 1,811,700円 |
L・ターボ | 1,778,700円 | 1,911,800円 |
L コーディネートスタイル | 1,799,600円 | 1,932,700円 |
EX・ターボ | 1,829,300円 | 1,962,400円 |
L・ターボ コーディネートスタイル | 1,909,600円 | 2,042,700円 |
N-BOX カスタム の価格(税込)
グレード | 2WD | 4WD |
Custom L | 1,789,700円 | 1,922,800円 |
Custom EX | 1,899,700円 | 2,032,800円 |
Custom 特別仕様車 L STYLE+ BLACK | 1,929,400円 | 2,062,500円 |
Custom L・ターボ | 1,988,800円 | 2,121,900円 |
Custom L コーディネートスタイル | 1,998,700円 | 2,131,800円 |
Custom EX・ターボ | 2,039,400円 | 2,172,500円 |
Custom 特別仕様車 L・ターボ STYLE+ BLACK | 2,057,000円 | 2,190,100円 |
Custom L・ターボ コーディネートスタイル | 2,119,700円 | 2,252,800円 |
※価格は2022年2月11日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
N-BOXと競合車の主要諸元
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
全長(mm) | 3,395 | |||
全幅(mm) | 1,475 | |||
全高(mm) | 1,790 | 1,755 | 1,785 | 1,780 |
ホイールベース(mm) | 2,520 | 2,460 | 2,460 | 2,495 |
最低地上高(mm) | 145 | 150 | 150 | 155 |
室内長(mm) | 2,240 | 2,180 | 2,155 | 2,200 |
室内幅(mm) | 1,350 | 1,350 | 1,345 | 1,335 |
室内高(mm) | 1,400 | 1,370 | 1,410 | 1,400 |
乗車定員(名) | 4 | |||
トランスミッション | CVT | |||
マイルドハイブリッド | なし | なし | あり | あり |
前サスペンション | ストラット | |||
後サスペンション | 車軸式 | トーションビーム | ||
タイヤ 前・後 | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 |
最小回転半径(m) | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.5 |
車両重量 (kg) | 900 | 880 | 870 | 950 |
燃料タンク容量(L) | 27 | 30 | 27 | 27 |
N-BOXと主要な軽スーパーハイトワゴン競合車の諸元を比較しています。
軽自動車枠がある為、基本的にはあまりサイズ差はありませんが、全高、ホイールベースではN-BOXが大きく、室内長も広くなっています。
スペーシアとルークスはマイルドハイブリッドを搭載し、ゴーストップの多い市街地での燃費性能向上を図っています。
N-BOXと競合車のエンジン諸元
自然吸気エンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHC | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 12.0 | 11.5 | 11.5 | 12.0 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 58 /7,300 | 52 /6,900 | 52 /6,500 | 52 /6,400 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 65 /4,800 | 60 /3,600 | 60 /4,000 | 60 /3,600 |
WLTCモード総合(Km/L) | 21.2 | 21.0 | 21.2 | 18.2 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 18.7 | 17.9 | 20.3 | 17.3 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 22.5 | 22.8 | 22.3 | 19.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 21.6 | 21.5 | 21.0 | 18.0 |
N-BOXのエンジンは競合車よりもロングストローク型となっていますが出力、トルクともに競合車よりも高く、高回転まで伸びのある出力を発揮します。
市街地モードの燃費ではスペーシアがマイルドハイブリッドの効果で一番低燃費ではあるものの、郊外、高速ではN-BOXが燃費が良く総合モードでは燃費が良くなっています。
ターボエンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX Lターボ |
タント Xターボ |
スペーシア カスタム HYBRID XSターボ |
ルークス ハイウェイスター Gターボ |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHCターボ | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 9.8 | 9.0 | 9.1 | 9.2 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 64 /6,000 | 64 /6,400 | 64 /6,000 | 64 /5,600 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 104 /2,600 | 100 /3,600 | 98 /3,000 | 100 /2,400-4,000 |
WLTCモード総合(Km/L) | 20.2 | 20.0 | 19.8 | 16.4 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 17.4 | 17.7 | 17.3 | 15.2 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 21.7 | 21.3 | 21.2 | 17.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 20.7 | 20.3 | 20.2 | 16.5 |
ターボエンジンにおいてもN-BOXはトルクが競合よりも大きい一方で燃費性能が良く、数値面では優秀と言えます。
4車の比較ではルークスがマイルドハイブリッドを搭載しながら自然吸気、ターボエンジン共に燃費性能では一歩譲る結果となっています。
N-BOXと競合車のモーター諸元
N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
|
型式 | – | – | WA05A | SM21 |
種類 | – | – | 直流同期電動機 | 交流同期電動機 |
最高出力 (PS) | – | – | 3.1 | 2.7 |
最大トルク (N・m) | – | – | 50 | 40 |
N-BOX、タントはマイルドハイブリッドを採用していないのでスペーシアとルークスの比較となります。どちらも出力面では3PS前後と控えめですが、トルクはエンジンの半分程度あり、発進加速において効力を発揮します。
※エンジン、モーターの諸元は2022年5月10日現在の数値
N-BOXよりも劣っている部分を材料に競合車の値引き交渉に用いる、逆に競合車の方が優れている部分を引き合いに出してN-BOXの値引き交渉に活かしましょう。
N-BOXのWLTCモード燃費と実燃費
N-BOXのWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | L/EX(自然吸気) | Lターボ/EXターボ | ||
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
総合 | 21.2 | 19.8 | 20.2 | 19.0 |
市街地モード | 18.7 | 17.5 | 17.4 | 16.6 |
郊外モード | 22.5 | 21.0 | 21.7 | 20.3 |
高速モード | 21.6 | 20.2 | 20.7 | 19.4 |
N-BOXの実燃費
どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモード燃費の-20%程度がN-BOXの実燃費の目安となります。
N-BOX L(2WD)の場合、市街地走行メインでも実燃費は15~18km/Lあたりとなり、室内が広くハイブリッドシステムのないクルマとしてはかなりの好燃費が期待できます。
ターボ車もWLTCモード燃費では自然吸気に対して5%程度の悪化となっていますが、実際の走行シーンではターボの力強さでついついアクセルを踏みがちになる為、普通に乗っていると2割程度は悪化すると思っておいた方が良いです。
N-BOX グレード別装備の違いと内外装
N-BOXのグレード構成
N-BOXのグレード構成はノーマル仕様がベーシックグレードの「G」、お買い得装備を充実した「L」、上級グレードの「EX」の3種類、N-BOX カスタムが「L」、「EX」の2種類となります。初代ノーマルのN-BOXに設定のあった廉価グレードの「C」は現時点では廃止となっています。
また、ノーマル仕様、カスタムの「L」、「EX」にはターボエンジンを搭載したモデルが設定されています。
そしてノーマル仕様、カスタムの「L」には「コーディネートスタイル」が追加となりました。
全てのモデルには先進安全技術「Honda SENSING」が装備されており、軽自動車ながら高い安全性能が売りとなっています。
ノーマルかカスタムか
上級クラスミニバンのような迫力のあるカスタム。ノーマルのN-BOXと同じGグレードで比較すると価格差は約20万円となっています。タントやスペーシアがノーマルでは女性を強く意識したデザインであるのに対して、N-BOXのノーマルモデルはボクシーなデザインとなっていて、男性が乗ってもあまり違和感を感じないと思います。
カスタムのデザインが気に入っている人はカスタムが良いと思いますが、ノーマルを選択し、予算に余裕が出た分を2トーンカラースタイルやその他オプションに回すのもアリだと思います。
N-BOXのインテリア(内装)
N-BOXのエクステリア(外装)
N-BOX Gグレードの装備と特徴
N-BOX Gグレードの価格
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX G | 1,448,700円 | 1,581,800円 |
N-BOX Gグレードの主要装備
- Honda SENSING
- パーキングセンサーシステム
- フルLEDヘッドライト
- リア3点式ELRシートベルト
- 電子制御パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能
- フルオート・エアコンディショナー
- ナビ装着用スペシャルパッケージ(4スピーカー)
- トリコットシート(ベージュ×グレージュ)
- 運転席&助手席シートヒーター(4WD車のみ)
- チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート
- インナードアハンドル(シルバー)
- 助手席インパネガーニッシュ、ドアオーナメントパネル、ステアリングロアーガーニッシュ:アイボリー塗装
- 360° スーパーUV・IRカット パッケージ
- 14インチスチールホイール+フルホイールキャップ
N-BOX Gグレードの特徴
N-BOXのグレードの中で最もベーシックな「Gグレード」ですが、「Honda SENSING」「電子制御パーキングブレーキ&オートブレーキホールド」「フルオートエアコン」が標準装備となります。
一般的には「最廉価グレードは価格帯を安く見せる為のもので装備は簡素」というイメージがありますが「N-BOX G」には当てはまりません。既に十分以上の装備が標準装備となっています。
Gグレードは車両価格が安く、オプションを搭載できる幅も狭いので値引き額については上位グレードよりも控えめな傾向となります。
N-BOX Lグレードの装備と特徴
N-BOX Lグレードの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX G | 1,448,700円 | 1,581,800円 |
N-BOX L | 1,579,600円 | 1,712,700円 |
GとLの価格差 | +130,900円 | +130,900円 |
N-BOX Lグレードの主要装備(Gから追加となるもの)
- 運転席ハイトアジャスター
- スライドドア・イージークローザー(リア両側)
- パワースライドドア(リア左側)
- 充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付)
- 運転席&助手席シートヒーター
- 左右独立式リアセンターアームレスト
- ロールサンシェード(スライドドア両側)
- フロントアームレスト(運転席)
- コンビニフック付シートバックテーブル(運転席/助手席)
- フロントワイパー G:間欠→L:車速連動間欠、バリアブル間欠
N-BOX Lグレードの特徴
N-BOXのグレードの中では中間となるLグレードですが、130,900円の価格アップで上記のような装備が追加となります。
「パワースライドドア(リア左側)」「充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付)」「フロントアームレスト(運転席)」などの快適装備が追加となります。
Lグレードは売れ筋の中間モデルとなり、値引き額と納期はグレードの中では標準的となります。
N-BOX EXグレードの装備と特徴
N-BOX EXグレードの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX L | 1,579,600円 | 1,712,700円 |
N-BOX EX | 1,678,600円 | 1,811,700円 |
GとLの価格差 | +99,000円 | +99,000円 |
N-BOX EXグレードの主要装備(Lから追加となるもの)
- 助手席フロントシートラッププリテンショナー
- 後席シートベルト締め忘れ警告灯(シートベルトリマインダー付)
- 助手席スーパースライドシート
- EX専用フロントアームレスト(運転席/助手席(コンビニフック付))
Lに対し削減となる装備
- コンビニフック付シートバックテーブル助手席
- センターロアーボックス
- コンビニフック(助手席フロント)
- 助手席ドロアーポケット
N-BOX EXグレードの特徴
N-BOXのグレードの中で上級となるEXグレードですが、99,000円の価格アップで上記のような装備が追加となります。
EXの一番の大きな装備は「助手席スーパースライドシート」です。
57cmのスライド量があり、助手席を使用せず後席に小さなお子さんを座らせている際などにケアがしやすいなど使い勝手に幅が出ます。「助手席スーパースライドシート」の装備に伴って、助手席周りの装備がいくつか削減されます。
N-BOX L・ターボグレードの装備と特徴
N-BOX L・ターボグレードの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX L | 1,579,600円 | 1,712,700円 |
N-BOX L・ターボ | 1,778,700円 | 1,911,800円 |
Lと L・ターボの価格差 | +199,100円 | +199,100円 |
N-BOX L・ターボグレードの主要装備(Lから追加となるもの)
- 前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム〈前席/後席対応〉
- 後席シートベルト締め忘れ警告灯(シートベルトリマインダー付)
- パワースライドドア(リア右側。Lは左側が標準なので両側とも装備)
- オートリトラミラー
- アレルクリーンプラスシート (シート表皮に付着したアレルゲン(ダニ・スギ花粉)に加え、ウイルスの活動も、特殊加工を施したシート地で不活性化)
- クロームメッキセレクトレバーボタン&カバー
- 本革巻ステアリングホイール
- グラブレール(運転席)
- パドルシフト
N-BOX L・ターボグレードの特徴
N-BOX L・ターボグレードの最大の特徴はエンジンが自然吸気からターボとなる事ですが、上記のようにLとL・ターボでは装備の差もあります。
ターボの力強さと本革巻ステアリングホイールが装備されるので、普通乗用車からのダウンサイジングを考えている人には、おすすめグレードと言えます。
N-BOX EX・ターボグレードの装備と特徴
N-BOX EX・ターボグレードの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX L・ターボ | 1,778,700円 | 1,911,800円 |
N-BOX EX・ターボ | 1,829,300円 | 1,962,400円 |
L・ターボと EX・ターボの価格差 | +50,600円 | +50,600円 |
N-BOX EX・ターボグレードの主要装備(L・ターボから追加となるもの)
- 助手席フロントシートラッププリテンショナー
- 後席シートベルト締め忘れ警告灯(シートベルトリマインダー付)
- 助手席スーパースライドシート
- EX専用フロントアームレスト(運転席/助手席(コンビニフック付))
L・ターボに対し削減となる装備
- コンビニフック付シートバックテーブル助手席
- センターロアーボックス
- コンビニフック(助手席フロント)
- 助手席ドロアーポケット
N-BOX EX・ターボグレードの特徴
N-BOX EX・ターボは自然吸気のN-BOX EXと同様に最大の特長は助手席スーパースライドシートの装備となります。
LとLターボでは装備が違うのと同様に、EXとEXターボではパワースライドドアが左側のみから両側になるなど装備が充実しています。
N-BOX L コーディネートスタイルの装備と特徴
N-BOX L コーディネートスタイルのエクステリア(外装)
N-BOX L コーディネートスタイルのインテリア(内装)
N-BOX L コーディネートスタイルの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX L | 1,579,600円 | 1,712,700円 |
N-BOX L コーディネートスタイル | 1,799,600円 | 1,932,700円 |
Lと L コーディネートスタイルの価格差 | +220,000円 | +220,000円 |
N-BOX L コーディネートスタイルの主要装備(Lから追加となるもの)
- 前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム 〈前席/後席対応〉
- 後席シートベルト締め忘れ警告灯(シートベルトリマインダー付)
- パワースライドドア:左側→両側
- トリコットシート:ベージュ×グレージュ→ダークタン×ブラウン
- アレルクリーンプラスシート
- インナードアハンドル(フロント):シルバー→クロームメッキ
- 助手席インパネガーニッシュ、ドアオーナメントパネル:マックスアイボリー→ダークタン塗装
- ステアリングガーニッシュ アッパーガーニッシュ:ブラウン塗装→ブラック塗装
- ステアリングガーニッシュ ロアーガーニッシュ:アイボリー塗装→ダークタン塗装
- 運転席グラブレール
- 電動格納式リモコンカラードドアミラー:コーディネートスタイル専用色
- アウタードアハンドル:カラード→クロームメッキ
- コーディネートスタイル専用14インチブラウンスチールホイール+ハーフホイールキャップ(シルバー)
N-BOX L コーディネートスタイルの特徴
内外装に専用カラーパーツが装備されるコーディネートスタイル。外装では専用の2トーンカラーが標準となり、14インチブラウンスチールホイール+ハーフホイールキャップが特徴となっています。
内装ではダークタン×ブラウンのトリコットシートが専用装備となる他、ダークタン塗装のガーニッシュがアクセントとなっています。
カラーアクセント以外にも「前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグ」「両側パワースライドドア」など基本装備も追加となります。
N-BOX L・ターボ コーディネートスタイルの装備と特徴
N-BOX L・ターボ コーディネートスタイルの価格差
グレード | 2WD | 4WD |
N-BOX L・ターボ | 1,778,700円 | 1,911,800円 |
N-BOX L・ターボ コーディネートスタイル | 1,909,600円 | 2,042,700円 |
L・ターボと L・ターボ コーディネートスタイルの価格差 | +130,900円 | +130,900円 |
N-BOX L・ターボ コーディネートスタイルの主要装備(L・ターボから追加となるもの)
- トリコットシート:ベージュ×グレージュ→ダークタン×ブラウン
- 助手席インパネガーニッシュ、ドアオーナメントパネル:マックスアイボリー→ダークタン塗装
- ステアリングガーニッシュ アッパーガーニッシュ:ブラウン塗装→ブラック塗装
- ステアリングガーニッシュ ロアーガーニッシュ:アイボリー塗装→ダークタン塗装
- 電動格納式リモコンカラードドアミラー:コーディネートスタイル専用色
- アウタードアハンドル:カラード→クロームメッキ
- コーディネートスタイル専用14インチブラウンスチールホイール+ハーフホイールキャップ(シルバー)
N-BOX L・ターボ コーディネートスタイルの特徴
「L・ターボ コーディネートスタイル」は基本的に「L コーディネートスタイル」と同様に内外装がコーディネートスタイル専用パーツでデコレーションされます。
「L」と「Lターボ」の基本装備が異なる(Lターボの方が多い)為、価格差はターボでのコーディネートスタイルの方が少なくなっています。
N-BOXの人気グレードは「N-BOX L」
最も人気があるグレードは「N-BOX L」となっています。「N-BOX L」は「パワースライドドア(リア左側)」が装備されます。スライドドアに助手席側だけでもパワースライドドアを求めるユーザーが多いと思われます。
N-BOXのおすすめグレード
装備が充実し、市街地走行も十分な性能を持つ自然吸気エンジンの「N-BOX L (2WD)」がおススメグレードです。
N-BOX 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「N-BOX L (2WD)」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- フロアカーペットマット スタンダード(ブラック):17,600円
- エントリー インターナビ VXM-225Ci ナビスペ用:107,800円
車両本体 | ¥1,579,600 |
ディーラーオプション | ¥141,922 |
自動車税(3月登録) | ¥0 |
自動車税環境性能割 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥3,700 |
自賠責保険(37か月) | ¥27,330 |
手続き費用 | ¥47,300 |
預かり法定費用 | ¥6,400 |
リサイクル費用 | ¥8,840 |
合計(乗り出し価格) | ¥1,815,092 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥105,092 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥1,710,000 |
ナビ、フロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で10万円と端数をカットしてもらった場合、「N-BOX L (2WD)」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は171万円となります。
(見積りは2022年2月11日時点)
N-BOXのリセールバリュー
N-BOXの属する軽スーパーハイトワゴンは新車市場、中古車市場ともに非常に人気があり、N-BOXはモデルライフ中期で3年以上の保有では新型車にフルモデルチェンジしている可能性があります。
このことから短期でのリセールバリューは高め、5年以上の長期でのリセールバリューはフルモデルチェンジを超える可能性があり「やや高め」という傾向となります。
N-BOXのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2017年8月31日 フルモデルチェンジ実施 2代目に
2018年11月2日 特別仕様車「COPPER BROWN STYLE」発売
ルーフ、ドアミラー、ホイールキャップにカッパー色をコーディネートした特別仕様車「COPPER BROWN STYLE(カッパーブラウンスタイル)」が設定されました。
2020年12月25日 マイナーチェンジ デザイン変更やコーディネートスタイル追加
2021年12月17日 一部改良 電子制御パーキングブレーキを搭載
2021年12月17日 N-BOX特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK発売
N-BOXの値引き交渉に使う競合車
N-BOXの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
ダイハツ タント
N-BOXの登場まで、このカテゴリーでのベストセラーはダイハツ タントでした。N-BOXはタントをじっくり研究して開発されたので、両車は良きライバルと言えます。
N-BOXやスペーシアにはない「ミラクルオープンドア」はタントだけの装備なので、この装備が必要な人はタントの一択になるかもしれません。以前はタントの独占市場でしたが、各社のモデルが出揃タントに負けない魅力度がアップしているので、しっかり競合させましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】タントの値引き 納期 乗り出し価格
スズキ スペーシア
N-BOX、タントの人気に押され、少し影の薄い存在ですが、スズキのスペーシアも良く出来たクルマで、自動車評論家の評価も高く、ねらい目と言えます。
そんなスペーシアですが、2017年12月にフルモデルチェンジを行い、大きく商品力をアップしました。印象の薄かった外観デザインを大幅にブラッシュアップ。存在感あるものとしています。また、スズキが注力するハイブリッド技術を投入。市街地での燃費性能に磨きをかけています。
N-BOX、タントより人気薄な分、両車よりも僅かですが値引きが緩い傾向にあります。しっかりと競合をさせて、大きな値引きを引き出しましょう。
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日産 ルークス
2020年3月にフルモデルチェンジし「デイズルークス」から車名を変更した「ルークス」。初代モデルでは日産・三菱のアライアンスの不手際からトラブルがありましたが、2代目では日産主導の開発となり、日産の看板技術であるプロパイロットを導入。またスズキに次いでマイルドハイブリッドを導入するなど意欲的な車種となっています。
新車購入ガイド:【2023最新】ルークスの値引き 納期 乗り出し価格
三菱 eKスペース
日産とのアライアンスにより導入されたeKスペースも2020年3月にフルモデルチェンジ。ノーマル外観の「eKスペース」、SUVテイストの「eKクロス スペース」をラインナップしています。
基本的なスペックは日産ルークスと同じですが、これまで軽自動車で主流だったスポーティ仕様をアウトドアテイストに振った「eKクロス スペース」が特徴的と言えます。
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競合車を使ってN-BOXの値引き交渉を
N-BOXの値引きを引き出すにあたっては、上記のタント、スペーシアなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、N-BOXの値引きを引き出し易くなります。
N-BOXの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
N-BOXのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
N-BOX値引き交渉の流れ
しっかりとN-BOXの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでN-BOXに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
N-BOX値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでN-BOXの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「N-BOXが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだN-BOXが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはN-BOXの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
N-BOXの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。N-BOXの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「N-BOXが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- N-BOXの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やN-BOXの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
N-BOXの値引き交渉で気を付ける点
N-BOXの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
N-BOXのボディカラー
N-BOXのボディカラーは全9色となっています。2020年12月のマイナーチェンジ時には11色となっていましたが、その後の新色追加はなく、ピンクメタリック系2色が廃止となっています。
プレミアムサンライトホワイト・パール
「プレミアムサンライトホワイト・パール」はN-BOXのイメージカラーとなっていますが、「プラチナホワイト・パール」よりも22,000円高い55,000円(消費税抜き 50,000円)高となっています。
プラチナホワイト・パール
定番と言える白パールの「プラチナホワイト・パール」は33,000円(消費税抜き 30,000円)高となっています。
ルナシルバー・メタリック
ベーシックな「ルナシルバー・メタリック」は価格アップはありません。
クリスタルブラック・パール
定番カラーの黒は「クリスタルブラック・パール」で、こちらも価格アップはありません。
プレミアムアガットブラウン・パール
落ち着いた雰囲気の「プレミアムアガットブラウン・パール」は33,000円(消費税抜き 30,000円)高となっています。
有償ボディカラーの選択による価格アップ分を材料に値引き交渉をしましょう。また、ボディカラーの違いによって納期や乗り出し価格にどの程度差が出るかの確認もしましょう。
ブリティッシュグリーン・パール
シックな印象の「ブリティッシュグリーン・パール」。こちらも標準価格となります。
タフタホワイトIII
「タフタホワイトIII」はN-BOX G・スロープ、N-BOX L・スロープのみに設定となっています。
プラチナホワイト・パール&ブラウン
N-BOX コーディネートスタイルに設定されている「プラチナホワイト・パール&ブラウン」。2トーンですがコーディネートスタイルは2トーンカラーが標準となっており、価格アップはありません。
プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン
N-BOX コーディネートスタイルに設定されている「プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン」。2トーンですがコーディネートスタイルは2トーンカラーが標準となっており、価格アップはありません。
値引き以外でN-BOXを安く買う
オプションは社外品にする
N-BOXの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、N-BOXの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにN-BOXを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
N-BOXの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにN-BOXが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでN-BOXを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のN-BOXの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にN-BOXを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が200万円、3年後のN-BOXの価値が110万円の場合、90万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はN-BOXを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
N-BOXの長所/メリット
徹底的に追求したパッケージングによる居住性の高さ
ダイハツ タントを筆頭に新規参入してきた日産デイズ ルークス/三菱ekスペース、そしてスズキ スペーシアなどによって、今や軽自動車市場の中心となったスーパーハイトワゴン。
そこにホンダ渾身の開発で送り込まれたN-BOX。満を持して投入されたモデルだけあって、一から開発し直したパッケージングやエンジンなど非常に高い商品力を誇ります。初代N-BOXは、そんな苦労もあって、一時は軽自動車ナンバーワンの販売台数に躍り出るなど念願のヒットモデルとなり、その高い実力からモデル末期までトップクラスの販売台数となりました。
2代目N-BOXはそんな初代からコンセプトの大きな変更を加えず、じっくりと時間を掛けてキープコンセプトで正常進化を果たしました。
インテリアや収納、シートアレンジについては以下を参照ください。
先進安全機能「Honda SENSING」の充実
数年前では軽自動車の先進安全機能と言えば「ブレーキアシストが付いています」という意味が近かったのですがN-BOXには、
といった数多くの機能が盛り込まれています。以前では高級車にオプション設定されていたような機能が軽自動車のN-BOXに搭載されるのは嬉しい事です。
N-BOXに搭載されているHonda SENSINGについての機能については以下を参照ください。
豊富なカラーバリエーション
定番のカラーだけでなく、N-BOX(標準モデル)、N-BOXカスタム、そしてそれぞれに設定されているコーディネートスタイルなど、多くのカラーバリエーションが選択できます。
電子制御パーキングブレーキの搭載
2021年12月の一部改良によって、電子制御パーキングブレーキが搭載となりました。これによってアダプティブクルーズコントロール(ACC)の渋滞追従機能が停車までサポートされました。
N-BOXの欠点/デメリット
パッと見の新鮮味のなさ
クルマの出来としては非常に高い実力を誇るN-BOX。初代は奇をてらわないプレーンな印象で、ベーシックカーとしての地位を確立しました。
2代目N-BOXも初代を踏襲し完成度の高い一台ですが、強いて言うなら外観デザインの印象が初代と似すぎていて、新型に乗っているという満足感がやや薄いといえます。
マイルドハイブリッドの未導入
スズキ スペーシアに次いで日産ルークス・三菱eKスペース/eKクロススペースもマイルドハイブリッドを導入しました。高速道路や幹線道路などではあまり差がありませんが、ゴー・ストップの多い市街地走行では燃費性能に差が出やすいので、市街地走行での燃費を重視する人にはスズキや日産・三菱が優位に感じられるかもしれません。
価格の高さ
これはN-BOXに限らず、現在の軽自動車全般に言えますが、トヨタ パッソなど乗用車のエントリーモデルよりも高価となっています。
高い車高による広い室内空間やスライドドア、しっかりしたリアシートなどAセグメントのハッチバックよりも装備が充実している部分もあるので致し方ないかもしれませんが、N-BOXカスタムの上級グレードは車両価格が200万円を超えており、ナビなど高額なオプションを付けると乗り出し価格は300万円近くなる場合もあるので、まずは自分の欲しいグレードと装備がどの程度の金額になるか見積もりを取りましょう。
N-BOXの値引きとリセールバリュー込の総合評価
走り・内外装の質感高く、トップクラスの満足度
初代N-BOXは、発売からヒットモデルとなり、国内販売台数トップをモデルライフ末期まで何度も獲得する安定した人気を誇りました。
当然ながら2代目となる新型N-BOXは先代のヒットを維持すべく、渾身の力を込めて開発されています。全体的な印象は奇をてらわないキープコンセプトで、一目でN-BOXとわかるデザインとなりました。N-BOXカスタムについては、ここ数年の流行となっている押し出しの強過ぎるフロントフェイスから、やや大人しいテイストに変わっています。
作り込みについては素晴らしく、軽自動車=チープという印象は殆ど受けないくらい質感の高いものとなっています。
キープコンセプトで先代モデルからの見た目の変化は少ないものの、丁寧に作り込みを図っており、軽ハイトワゴンの中でもトップクラスの質感の高い一台になっています。