スペーシアの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどスズキ 新型スペーシアの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にスペーシアのお買い得度を総合評価しています。
- スズキ スペーシアはどんなクルマ?
- スペーシアのCM
- スペーシアの値引き相場と交渉法
- スペーシアの納期
- スペーシアの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- スペーシアのグレード別 新車価格
- スペーシアの基本スペック
- スペーシアのグレード選び
- スペーシアのおすすめグレード
- スペーシア 値引き込み乗り出し価格の見積書
- スペーシアの実燃費(2WD、2名乗車時の目安)
- スペーシアのリセールバリュー:4.0 (5段階評価)
- スペーシア/ハイブリッドのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- スペーシア/ハイブリッドの値引き交渉に使う競合車
- スペーシアの値引き交渉に適した時間帯や時期
- スペーシア値引き交渉の流れ
- 値引き以外でスペーシアを安く買う
- スペーシアの長所/メリット
- スペーシアの欠点/デメリット
- スペーシアの値引きとリセールバリュー込の総合評価:4.0 (5段階評価)
スズキ スペーシアはどんなクルマ?
スズキの軽スーパートールワゴン「スペーシア」は、「パレット」の後を受け継ぐニューモデルとして2013年3月に発売が開始されました。スタイリングやボディのディメンションはパレットからのキープコンセプトながら、ボディの軽量化などにより燃費が大幅に向上した他、室内スペースの拡大や安全装備の充実が図られた事が特徴となっています。
そして、2017年12月14日に2代目スペーシアとしてフルモデルチェンジを実施しました。
スペーシアのCM
スペーシアの値引き相場と交渉法
スペーシアの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~5万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 7~13万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 14~20万円 |
スペーシアの値引き難易度:C(A:甘い~E:渋い)
マイルドハイブリッドなどスズキの強みを投入しているスペーシアですが、ダイハツ タントやホンダ N-BOXなどライバルも強く、フルモデルチェンジからあまり日が経っていない状態でも値引きは標準と言えます。
スペーシア値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「スペーシア以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をスズキの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
スペーシア値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
スペーシアはスズキの全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「スズキ自販神奈川」や中古車店、修理店が経営するサブディーラーなどがあり、同じスペーシアを扱っていてもライバルの関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注可能台数も違うので納期が変わ場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列のスズキ販売店で見積もりを取り、スペーシアの大きな値引きを引き出しましょう。
スペーシア値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
スペーシアをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
スペーシア値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
スペーシアの納期
スペーシアの納期はどのくらい?
- 納期:1ヵ月~4ヵ月
スペーシアの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。人気グレード人気色の組み合わせをディーラーがあらかじめ発注している場合もありますので、納期を早めたい場合はディーラーに確認してみましょう。
スペーシアの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、スペーシアの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、スペーシアのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにスペーシアの納車の早い車両がないか確認しましょう。
スペーシアの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
スペーシアなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はスペーシアのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
スペーシアの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
スペーシアのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにスペーシアが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
スペーシアの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「スペーシアの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、スペーシアの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる スペーシアを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
スペーシアのグレード別 新車価格
スペーシア(ノーマル)(税込)
グレード | 2WD | 4WD |
HYBRID X | 1,533,400円 | 1,656,600円 |
HYBRID G | 1,394,800円 | 1,518,000円 |
スペーシア カスタム (税込)
グレード | 2WD | 4WD |
HYBRID XSターボ | 1,883,200円 | 2,006,400円 |
HYBRID XS | 1,811,700円 | 1,934,900円 |
HYBRID GS | 1,663,200円 | 1,786,400円 |
※価格は2022年3月10日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
スペーシアの基本スペック
スペーシアと競合車の主要諸元
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
全長(mm) | 3,395 | |||
全幅(mm) | 1,475 | |||
全高(mm) | 1,790 | 1,755 | 1,785 | 1,780 |
ホイールベース(mm) | 2,520 | 2,460 | 2,460 | 2,495 |
最低地上高(mm) | 145 | 150 | 150 | 155 |
室内長(mm) | 2,240 | 2,180 | 2,155 | 2,200 |
室内幅(mm) | 1,350 | 1,350 | 1,345 | 1,335 |
室内高(mm) | 1,400 | 1,370 | 1,410 | 1,400 |
乗車定員(名) | 4 | |||
トランスミッション | CVT | |||
マイルドハイブリッド | なし | なし | あり | あり |
前サスペンション | ストラット | |||
後サスペンション | 車軸式 | トーションビーム | ||
タイヤ 前・後 | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S | 155/65R14 |
最小回転半径(m) | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.5 |
車両重量 (kg) | 900 | 880 | 870 | 950 |
燃料タンク容量(L) | 27 | 30 | 27 | 27 |
スペーシアと主要な軽スーパーハイトワゴン競合車の諸元を比較しています。
軽自動車枠がある為、基本的にはあまりサイズ差はありませんが、全高はN-BOXに次いで高く、ホイールベースではタントと同寸で短くなっています。
室内高は最も高いものの、室内長は最も短い数値となり、上下に広く前後に狭い傾向となっています。
スペーシアとルークスはマイルドハイブリッドを搭載し、ゴーストップの多い市街地での燃費性能向上を図っています。
スペーシアと競合車のエンジン諸元
自然吸気エンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHC | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 12.0 | 11.5 | 11.5 | 12.0 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 58 /7,300 | 52 /6,900 | 52 /6,500 | 52 /6,400 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 65 /4,800 | 60 /3,600 | 60 /4,000 | 60 /3,600 |
WLTCモード総合(Km/L) | 21.2 | 21.0 | 21.2 | 18.2 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 18.7 | 17.9 | 20.3 | 17.3 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 22.5 | 22.8 | 22.3 | 19.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 21.6 | 21.5 | 21.0 | 18.0 |
スペーシアの自然吸気エンジン出力・トルクはタント、ルークスと同程度となり、N-BOXが一歩リードしています。
WLTCモード総合燃費ではN-BOXと同値でクラストップになっています。特に市街地モードの燃費ではスペーシアがマイルドハイブリッドの効果で一番低燃費となっています。ただし郊外、高速ではマイルドハイブリッドの効果が薄くなるためN-BOX、タントにやや劣る数値となります。
ターボエンジン
※諸元は全て2WD車 | N-BOX Lターボ |
タント Xターボ |
スペーシア カスタム HYBRID XSターボ |
ルークス ハイウェイスター Gターボ |
型式 | S07B | KF | R06A | BR06-SM21 |
総排気量(L) | 0.658 | 0.658 | 0.658 | 0.659 |
種類 | 水冷直列3気筒DOHCターボ | |||
使用燃料 | レギュラーガソリン | |||
内径×行程(mm) | 60.0×77.6 | 63.0×70.4 | 64.0×68.2 | 62.7×71.2 |
圧縮比 | 9.8 | 9.0 | 9.1 | 9.2 |
最高出力〈ネット〉(PS/r.p.m.) | 64 /6,000 | 64 /6,400 | 64 /6,000 | 64 /5,600 |
最大トルク〈ネット〉(N・m/r.p.m.) | 104 /2,600 | 100 /3,600 | 98 /3,000 | 100 /2,400-4,000 |
WLTCモード総合(Km/L) | 20.2 | 20.0 | 19.8 | 16.4 |
WLTCモード市街地(Km/L) | 17.4 | 17.7 | 17.3 | 15.2 |
WLTCモード郊外(Km/L) | 21.7 | 21.3 | 21.2 | 17.2 |
WLTCモード高速(Km/L) | 20.7 | 20.3 | 20.2 | 16.5 |
ターボエンジンにおいてはややN-BOX、タントよりも低い数値となっています。
4車の比較ではルークスがマイルドハイブリッドを搭載しながら自然吸気、ターボエンジン共に燃費性能では一歩譲る結果となっています。
N-BOXと競合車のモーター諸元
N-BOX L |
タント X |
スペーシア HYBRID X |
ルークス X |
|
型式 | – | – | WA05A | SM21 |
種類 | – | – | 直流同期電動機 | 交流同期電動機 |
最高出力 (PS) | – | – | 3.1 | 2.7 |
最大トルク (N・m) | – | – | 50 | 40 |
スペーシアとルークスはマイルドハイブリッド採用でモーターを搭載しています。どちらも出力面では3PS前後と控えめですが、トルクはエンジンの半分程度あり、発進加速において効力を発揮します。
※エンジン、モーターの諸元は2022年5月10日現在の数値
スペーシアのグレード選び
スペーシアのパワートレイン
エンジンは自然吸気とターボの2種類。全車にマイルドハイブリッドが搭載されます。4WDは全グレードに設定されています。
ターボエンジンは現在のところカスタムのみに設定されています。
スペーシア(ノーマル)
基本的なグレード構成はエントリーグレード「HYBRID G」、上級グレード「HYBRID X」の2種類のみのシンプルなグレード構成となっています。
スペーシア カスタム
エントリーグレード「HYBRID GS」、上級グレード「HYBRID XS」、「XS」にターボエンジンを搭載した「HYBRID XSターボ」の3種類となっています。
初代スペーシアカスタムの末期に設定されたカスタムZのデザインモチーフがカスタムに踏襲されており、カスタムZの設定はなくなりました。
スペーシアのおすすめグレード
スペーシアらしい広さと快適さ、充実装備の上級グレード「スペーシア HYBRID X(2WD)」がおススメグレードです。
スペーシア 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「スペーシア HYBRID X(2WD)」に以下の選択した見積書の事例です。
- フロアマット(ジュータン)ノーブル:¥14,202
- スタンダードプラスワイドナビセット(パナソニック):¥ 144,234
- ETC車載器(ビルトインタイプ):¥ 21,816
車両本体価格(メーカーオプション込) | ¥ 1,753,400 |
自動車税(3月登録) | ¥ 0 |
環境性能割 | ¥ 0 |
自動車重量税 | ¥ 3,700 |
自賠責保険料 | ¥ 27,330 |
リサイクル料金 | ¥ 7,330 |
登録(届出)諸費用等(概算) | ¥ 47,370 |
諸費用合計金額 | ¥ 85,730 |
ディーラーオプション合計金額 | ¥ 35,585 |
乗り出し価格 | ¥ 1,874,715 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥124,715 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥1,750,000 |
ナビ、フロアマット、ETCのベーシックなオプションを装備した乗り出し価格は上記となります。標準的な値引き交渉で12万円と端数をカットしてもらった場合、スペーシア HYBRID Xの値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は175万円となります。
(見積りは2022年3月10日時点)
スペーシアの実燃費(2WD、2名乗車時の目安)
自然吸気エンジン車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 19~22km/L |
郊外・幹線道路 | 17~20km/L |
市街地 | 15~17km/L |
ターボエンジン車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 18~21km/L |
郊外・幹線道路 | 16~19km/L |
市街地 | 13~15km/L |
ライバルのタント、N-BOXに対するスペーシアの一番の優位点はマイルドハイブリッドによる低燃費性能と言えます。先代モデルでも搭載されていたS-エネチャージをさらに進化させ、ハイブリッドの名称を付けるようになりました。
プリウスのようなモーターのみでの走行は出来ませんが、発進・加速時にモーターがエンジン出力をサポートし、市街地などゴー・ストップの多い走行時に進化を発揮します。
スペーシアのリセールバリュー:4.0 (5段階評価)
スペーシアの属する軽スーパーハイトワゴンは新車市場、中古車市場ともに非常に人気があり、スペーシアはまだモデルライフ前半である事から、短期の乗り換えでは現行車種のままの場合もあります。
このことから、スペーシアの短期でのリセールバリューは非常に高く、5年以上の長期でのリセールバリューはフルモデルチェンジを超える可能性があり「やや高め」という傾向となります。
スペーシア/ハイブリッドのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2016年12月26日 「スペーシア カスタムZ」を追加
新型「スペーシア カスタムZ」は、ボンネットフードの位置を高くし、大型メッキフロントグリル、フロントバンパーなどの専用装備により存在感のあるフロントマスクの外観デザインを採用。
ブラックを基調にした精悍な印象の内装に、随所にチタンシルバーの加飾を施すことで上質感を演出したスペーシアの新機種。
これまでタントやN-BOXといったライバルのカスタムに対して大人しい印象だったスペーシア カスタムだったが、スペーシア カスタムZの投入によって印象の薄さを払拭している。
スペーシア カスタムZの主な特徴・装備
- スペーシア カスタムZ専用外装(フロントバンパー[エアロ形状]、メッキフロントグリル、大型メッキフロントミドルグリル、ディスチャージヘッドランプ、LEDイルミネーション[フロントバンパー])
- LEDフロントフォグランプ
- ブラックメッキバックドアガーニッシュ
- メッキドアハンドル(カスタムZターボ)
- 14インチタイヤ&アルミホイール(カスタムZ)
- 15インチタイヤ&アルミホイール(カスタムZターボ)
- 新色ブリスクブルーメタリックを含む全7色の設定とし、ブラック2トーンルーフ仕様を含め全10パターンを用意した。
2017年12月14日 2代目にフルモデルチェンジ実施
「スペーシア」、「スペーシア カスタム」のフルモデルチェンジの主な特徴は以下となる。
1.軽自動車初(2017年12月現在、スズキ調べ。)となる後退時ブレーキサポートなど充実した安全装備
2.スーツケースをモチーフとした遊び心とワクワク感のある個性的なデザイン
3.初代スペーシアの特徴である広い室内空間をさらに進化させ、スライドドアで利便性に優れたパッケージング
4.モーターのみで走行できるマイルドハイブリッドが全車標準。アイドリングストップ後の停車状態からの発進時、ブレーキから足を離してアクセルを踏まなくても車がゆっくりと動き出すクリープ走行(最長10秒間)が可能。
スペーシア/ハイブリッドの値引き交渉に使う競合車
スペーシア/ハイブリッドの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
ダイハツ タント/カスタム
左のBピラーがなく、フロントドアとリアドアを開けると大開口となる特徴をもつダイハツ タント。発売と同時に人気モデルとなり、今なお同クラスではトップクラスの人気車種となっています。
2019年7月にフルモデルチェンジを実施し、先進安全技術をはじめ商品力が大幅にアップデートされました。スペーシアと同クラスの販売台数競争を行っており、商談にはスペーシアも検討している事を伝えましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】タントの値引き 納期 乗り出し価格
ホンダ N-BOX/カスタム
2011年の発売から人気車種となったホンダN-BOX。ノーマル版でもボクシーなデザインで男性にも人気があります。しっかりと作りこんだパッケージングで初代は高い人気を維持しました。
2017年9月に初のフルモデルチェンジを実施し2代目となりました。初代で好評だったクラストップレベルの室内空間をさらに磨き直し、キープコンセプトで手堅いモデルチェンジとなりました。スペーシア、タントと競合させて、大きな値引きを引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】N-BOXの値引き 納期 乗り出し価格
競合車を使ってスペーシアの値引き交渉を
スペーシアの値引きを引き出すにあたっては、上記のタント、N-BOXの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、スペーシアの値引きを引き出し易くなります。
スペーシアの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
スペーシアのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
スペーシア値引き交渉の流れ
しっかりとスペーシアの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでスペーシアに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
スペーシア値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでスペーシアの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「スペーシアが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだスペーシアが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはスペーシアの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
スペーシアの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。スペーシアの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「スペーシアが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- スペーシアの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やスペーシアの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
スペーシアの値引き交渉で気を付ける点
スペーシアの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でスペーシアを安く買う
オプションは社外品にする
スペーシアの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、スペーシアの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにスペーシアを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
スペーシアの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにスペーシアが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでスペーシアを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のスペーシアの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にスペーシアを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が200万円、3年後のスペーシアの価値が110万円の場合、90万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はスペーシアを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
スペーシアの長所/メリット
軽自動車唯一となるマイルドハイブリッド
ライバルのタント、N-BOXにはないハイブリッドの搭載がスペーシアの一番の強みと言えます。
プリウスのような広範囲でのモーター走行は出来ないものの、燃料を多く使用する発進時にモーターアシストを発揮する事で市街地走行時の燃費向上に大きな効果が期待できます。
スペーシアの欠点/デメリット
印象の薄さ
Bピラーがなくフロント・リアドアを同時に開くと大開口となるタント、強いホンダの販売網を活かしてフルモデルチェンジ後もベストセラーとなっているN-BOXに比べ、スペーシアの印象はやや薄いとも言えます。
スペーシアの値引きとリセールバリュー込の総合評価:4.0 (5段階評価)
買って損のない一台
初代からボディの軽量化、優れたパッケージングなどで商品力の高い一台だったスペーシア。フルモデルチェンジによって、さらにパッケージング・軽量化など目立ちにくい部分への改良が加えられました。
また、スズキはハイブリッドを軽自動車まで導入するなど小型車に積極的に導入しており、この点に関してはオンリーワンの存在と言えます。
課題となっていたカスタムの存在感に関しても先代末期より導入されたカスタムZのインパクトあるフロントフェイスをカスタムに展開し、ライバルに引けを取らないどころか一歩先を行く存在と言えます。
ネームバリュー面ではタント・N-BOXになかなか追いつかないですが、車としての出来はとても良く、日常の相棒として買って損のない一台と言えます。