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トヨタ カローラ (7代目 1991-2002):全車4輪独立懸架となり、安全性能も向上 [E10♯]

トヨタ カローラ 1991

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1991年6月に4年ぶり6度目のフルモデルチェンジを実施し、7代目モデルに移行しました。先代ではフルタイム4WD車はリアサスペンションがリジッド式であったのに対し、このモデルから全車4輪独立懸架式となりました。又、サイドドアビームの採用など衝突安全性能が強化された事も特徴でした。

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先代からボディサイズを拡大

当初のボディタイプは、4ドアセダンと2ドアクーペ「レビン」の2タイプでした。スタイリングは、先代のボクシーなイメージから一転し、曲線的かつ伸びやかなフォルムに変貌しました。セダンのボディサイズは全長4,270mm×全幅1,680mm×全高1,380mmで、先代からそれぞれ35mm×25mm×15mm拡大されました。ホイールベースは35mm延長され2,465mmとなり、車両重量も若干増加し930~1,150kgとなりました。

トヨタ カローラ 1991

発売当初用意されたエンジンは、1.3L直4DOHCの4E-FE型(最高出力100ps/最大トルク11.8kgm)、1.5L直4DOHCの5A-FE型(最高出力105ps/最大トルク13.8kgm)、1.6L直4DOHC16Vの4A-FE型(最高出力115ps/最大トルク15kgm)、同20Vの4A-GE型(最高出力160ps/最大トルク16.5kgm)のガソリン4種類と、2L直4SOHCディーゼルの2-Ⅲ型(最高出力73ps/最大トルク13.5kgm)でした。

 

トランスミッションは先代同様、4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定され、駆動方式は当初FFのみの設定でした。グレード体系は、1.3Lが「DX」「LX」「XE」、1.5Lと2Lディーゼルが前記グレード+「SE-L」、1.6L 16Vが「SE-G」、同20Vが「GT」でした。そして同年9月に、ワゴンとライトバンがフルモデルチェンジを受けE10♯型となりました。

M/Cでエクステリアデザイン変更などを実施

次いで翌10月に、1.6L 16V車及び2Lディーゼル車にフルタイム4WD仕様が追加されました。続いて1992年5月の一部改良で装備の充実が図られると同時に、「SE-L」が「SEリミテッド」のグレード名に変更されました。続いて1993年5月のマイナーチェンジで、フロントグリルやバンパー、リアコンビネーションランプの意匠変更や、新色の追加、装備の見直しが行われました。

トヨタ カローラ 1991

同時に4E-FE型エンジンのセッティングが変更され、スペックが最高出力97ps/最大トルク11.5kgmとなりました。又、グレード体系も一部見直され、「LX」に代わり「LXリミテッド」「LXリミテッド ビジネスパッケージ」が設定されました。次いで1994年10月に、2L直4DOHCの3S-GE型エンジン(最高出力180ps/最大トルク19.5kgm)を搭載し、専用のエクステリアや足回りが備わるコンプリートカー「TRD2000」が発売されました。

トヨタ カローラ 1991

そして1995年5月にセダン/レビンがフルモデルチェンジを受け、8代目E11♯型に移行しました。ワゴン/ライトバンはその後もE10♯型のまま生産が継続され、ワゴンは2000年8月に「カローラフィールダー」に、ライトバンは2002年7月に「プロボックス」に後を譲り生産終了となりました。

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