愛車を高く売ろうとするならば、どのような部分が重要となってくるか、事前にぜひ知っておくきたい所です。相手も車を買うにあたって、その車がまた売り物になるかを非常に気にしていますから、中古車として後日買取を希望する場合は、ポイントをふまえて大切に乗ることをお勧めします。
走行距離が標準より多いか?
中古車の価値を決める要素に、走行距離があります。中古車業界では、標準年間総距離をいう数値を使っており、一般的なドライバーが年間で走行する距離の平均値を年間6,500キロと考えています。
売却を希望する車を査定する際に、担当者はあなたの車の様々な部分を見ることになるのですが、最初にチェックするのは、やはり走行距離です。6,500キロ×年数と計算して、それよりも多く走行距離を走っている車の場合、当然買取価格は安めになってきます。その逆に、平均的な走行距離よりも少ない場合は、もちろんプラス査定になる可能性があります。
人気車種?年式は?
査定にあたって次に重要視されるのは、車種や年式です。この部分は、車の持ち主に関係なく、最初から決まっている部分ともいえますが、当然市場には人気の車種もあれば、人気の年式もあります。アニメ「頭文字D」が人気になったおかげで、86レビンが旧式車であるにもかかわらず、中古車市場で大人気になったことがあるように、あなたが考えているよりも、愛車に価値があることは十分にあり得ます。
ですが、いくら車種やグレードがいい車であっても、低い評価が出てしまうことは当然ありえます。中古車の査定は基本的に減点方式です。私たちにできるのは、マイナスを少なくするというよりは、少しでもプラス査定が引き出せるようなアピールをすることが重要でしょう。
事故歴の有無
例えば、運転者の事故歴がゼロであるということは、ある意味その人の車が大切に乗られていて、メンテナンスも行き届いているという、立派なアピールとなります。
買取査定の際にプラスとなる要素は案外あって、事故歴の有無のほか、塗装色の人気、純正部品の有無などがありえます。塗装色はやはり人気の色というものがありますから、同じ車種でも人気色の場合は、査定にもプラスになります。
また、純正部品を使っているということは、改造車ではないという証になりますから、当然査定もプラスになります。純正部品を使うということは、中古車として購入後にもメーカーの保証が受けられるというメリットもあります。
このように、私たちが気づかない部分で中古車の査定価格をアップする方法はありますので、今からでも十分愛車のメンテナンスをしておきましょう。