ホンダ プレリュードは1978年に初代が登場し、低く抑えられた伸びやかなスタイルと1~2名乗車に絞った特別感などから徐々に人気が浸透し、リトラクタブルヘッドライトを採用した2代目で一気に人気モデルとなりました。
1987年に登場した3代目は若者のデートカーとして2代目を超える大人気となりましたが、衝突安全性の観点からリトラクタブルヘッドライトの採用をやめた4代目あたりから、徐々に2ドアスペシャリティクーペの人気に陰りが出始め、1996年の5代目にバトンタッチ後も販売減少に歯止めが掛からず、2001年に5代目の販売終了をもってプレリュードの歴史は幕を閉じました。
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初代プレリュード (1978-1982 SN)
角型二灯ヘッドライトのシンプルなスタイリングでデビュー
ホンダの2ドアクーペ「プレリュード」の初代モデルは、1978年11月に発売されました。ハッチバック/セダンの「シビック」や「アコード」の大ヒットにより完全に4輪車メーカーとしての地盤を固めたホンダが、初めて投入したスペシャリティカーでした。又、2ドアクーペのボディ形状を持つ車種は、1974年に生産を終了した「145」以来でした。
2代目プレリュード (1982-1987 AB1/BA1)
リトラクタブルヘッドライトを採用し人気モデルに
1982年11月に4年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。基本的なレイアウトを踏襲しつつ、リトラクタブルヘッドライトを採用するなど、よりスタイリッシュに変身すると共に走行性能に一層磨きが掛けられました。それと同時に、「デートカー」という新たなカテゴリーの先駆け的な存在ともなりました。
3代目プレリュード (1987-1991 BA4/5/7)
より低くシャープに、世界初の4WSも導入し2代目を超える大ヒット
1987年9月に5年ぶり2度目のフルモデルチェンジを実施し、3代目となりました。キープコンセプトのモデルチェンジながら、量販車として世界初となる4WS(4輪操舵システム)を採用した他、走行性能を追求する為サスペンション形式を変更するなど、意欲的なモデルとなりました。
4代目プレリュード (1991-1996 BA8-9/BB1-4)
リトラをやめ、ワイドでやわらかな丸みを帯びた大人のクーペに
1991年9月に4年ぶり3度目のフルモデルチェンジを実施し、4代目となりました。それまでとはコンセプトを変え、スペシャリティカーからスポーティカーへと路線変更した事により、走行性能が一段と向上しました。又、全車3ナンバー仕様となった事も特徴でした。
5代目プレリュード (1996-2001 BB5-8)
テイストを大人気の3代目に寄せ少しスリムに。人気復活には至らずラストモデルに
1996年9月に5年ぶり4度目のフルモデルチェンジを実施し、5代目になりました。居住性を改善した他、走行性能も抜かりなく改善のメスが入れられたものの、結果的にプレリュードのラストモデルとなりました。
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