- 初代トヨペット クラウン (1955-1962 RS)
- 2代目トヨペット クラウン (1962-1967 S4)
- 3代目トヨペット クラウン (1967-1971 S5)
- 4代目トヨタ クラウン (1971-1974 S6/7)
- 5代目トヨタ クラウン (1974-1979 S8/79/10)
- 6代目トヨタ クラウン (1979-1983 S11)
- 7代目トヨタ クラウン (1983-1987 S12)
- 8代目トヨタ クラウン (1987-1999 S13)
- 9代目トヨタ クラウン (1991-1995 S14)
- 10代目トヨタ クラウン (1995-2001 S15)
- 11代目トヨタ クラウン (1999-2003 S17)
- 12代目トヨタ クラウン (2003-2008 S18)
- 13代目トヨタ クラウン (2008-2012 S20)
- 14代目トヨタ クラウン (2002-2018 S21)
- 15代目トヨタ クラウン (2018- S22)
初代トヨペット クラウン (1955-1962 RS)
観音開きドアを採用した本格的国産乗用車の先駆者
トヨタのプレミアム4ドアセダン「トヨペット・クラウン」の初代モデルは、1955年1月にデビューしました。先行して発売された「トヨペット・スーパー」を含め、当時の国産乗用車は劣悪な道路事情を考慮しトラック用シャシーを流用するのが通例であったものの、クラウンでは乗用車専用シャシーを開発して使用するなど、本格的な国産乗用車の先駆者的な存在となりました。
2代目トヨペット クラウン (1962-1967 S4)
初代モデルより大きくモダンかつ高性能に進化
「トヨペット・クラウン」は、1962年9月に初のフルモデルチェンジを実施し、2代目モデルとなりました。初代からボディサイズが拡大されると共に、内外装の大幅なイメージチェンジが図られました。又、ワゴンなどが設定された他高性能版や豪華版が追加されるなど、バリエーションが大幅に拡大されました。
3代目トヨペット クラウン (1967-1971 S5)
2ドアハードトップを追加するなど個人ユーザーも重視
「トヨペット・クラウン」は、1967年9月に2度目のフルモデルチェンジを実施し3代目となりました。先代からフレームが刷新されるなど快適性の向上が図られると同時に、初の2ドアハードトップが追加されるなど、従来の社用車・公用車メインの路線から個人ユーザー獲得も重視する方向に舵が切られました。
4代目トヨタ クラウン (1971-1974 S6/7)
スピンドルシェイプのクジラ・クラウン
「トヨペット・クラウン」は、1971年2月に4代目モデルにフルモデルチェンジされると共に、車名が「トヨタ・クラウン」に変更されました。スタイリング面で2代目及び3代目モデルから大胆なイメージチェンジを図ったものの、保守的傾向の強いこのセグメントのユーザー層からは受け入れられず、販売は振るいませんでした。
5代目トヨタ クラウン (1974-1979 S8/79/10)
先代の教訓を生かしコンサバティブ路線に回帰
「クラウン」は、1974年10月に4度目のフルモデルチェンジを実施し、5代目モデルとなりました。個性的なスタイリングが不評を買い販売が低迷した先代の教訓を生かし、コンサバティブなスタイリングに「先祖回帰」した事が特徴でした。更にボディバリエーションの拡大により、販促が図られました。
6代目トヨタ クラウン (1979-1983 S11)
先進的な装備を採用すると共にターボ車を追加
「クラウン」は、1979年9月に5度目のフルモデルチェンジを実施し、6代目モデルとなりました。コンサバティブなイメージを継承しながらも、先進的な装備を採用するなど意欲作となりました。又、クラウン史上初となるガソリンターボ車やディーゼルターボ車が追加された事もエポックとなりました。
7代目トヨタ クラウン (1983-1987 S12)
スタイリングを洗練し国産車初のMSC車を追加設定
「クラウン」は、1983年8月に6度目のフルモデルチェンジを実施し、7代目モデルとなりました。クラウンとしてのアイデンティティーを継承しながら、スタイリングは先代よりも洗練味を増しました。又、国産車初となるMSC(メカニカルスーパーチャージャー)エンジン搭載車が追加設定された事もトピックでした。
8代目トヨタ クラウン (1987-1999 S13)
エアサスペンション車やV8エンジン車を設定
「クラウン」は、1987年9月に7度目のフルモデルチェンジを実施し、8代目モデルとなりました。エアサスペンション車の設定や、追ってV8エンジン搭載車が追加されるなど新機軸が取り入れられました。又、セダンは8年間、ステーションワゴンは12年間生産が継続されるロングセラーとなりました。
9代目トヨタ クラウン (1991-1995 S14)
4ドアハードトップ専用車となり全車3ナンバーに
「クラウン」は、1991年10月に9代目モデルが発売されました。セダン/ステーションワゴン/ライトバンは8代目モデルのまま販売が継続された為、ボディバリエーションは4ドアハードトップのみの設定となりました。同時に全車3ナンバーボディとなり、「ロイヤルシリーズ」と呼ばれました。
10代目トヨタ クラウン (1995-2001 S15)
シャシー形式が変更され先代から大幅に軽量化
「クラウン」は、1995年8月にまず4ドアハードトップが、追って12月にセダンが10代目モデルにフルモデルチェンジしました。3代目以降受け継がれてきたペリメーターフレームシャシーがフルモノコックボディに切り替えられ、車両重量が大幅に軽量化された事が最大の特徴でした。
11代目トヨタ クラウン (1999-2003 S17)
セダンに一本化されると共にアスリート系を追加
「クラウン」は、1999年9月に10度目のフルモデルチェンジを実施し、11代目モデルとなりました。5代目モデル以降設定されていた4ドアハードトップが廃止されセダンに一本化された一方で、「ロイヤル」系と「アスリート」系の2系統のラインが設定されました。又、M/C後にハイブリッド車が追加されました。
12代目トヨタ クラウン (2003-2008 S18)
キャッチフレーズは「ゼロクラウン」
「クラウン」は、2003年12月に11度目のフルモデルチェンジを実施し、12代目モデルとなりました。「ゼロクラウン」をキャッチフレーズに掲げ、プラットフォームとパワートレインが一新されると共にスタイリングも大きく変貌するなど、従来モデルから大幅なリフレッシュが図られました。
13代目トヨタ クラウン (2008-2012 S20)
電子制御により走行性能・快適性を向上させHV車も復活
「クラウン」は、2008年2月に通算13代目モデルとしてまず「ロイヤルサルーン」及び「アスリート」が、追って5月に2代ぶりの復活となる「ハイブリッド」が発売されました。先代をベースとしながら、電子制御システムを進化させ走行性能や快適性の向上が図られると共に、安全運転支援システムも用意されました。
14代目トヨタ クラウン (2002-2018 S21)
記号性の高いデザインを採用し、HV車の燃費が大幅アップ
「クラウン」は、2012年12月にフルモデルチェンジを受け14代目となりました。「アスリート」がアグレッシブで若々しい雰囲気を持つのに対し、「ロイヤル」は風格溢れる雰囲気を持つ点が相違点になっています。
15代目トヨタ クラウン (2018- S22)
車載通信機DCMを全車に標準搭載した「初代コネクティッドカー」
トヨタは、クラウンをフルモデルチェンジし2018年6月26日に発売、15代目となりました。15代目クラウンは、車載通信機DCMを全車に標準搭載した初代コネクティッドカーとして誕生。24時間365日、ユーザーのクルマとつながることで、人とクルマ、そして社会との全く新しい関係を構築する新世代に相応しいくるまとなっています。
新車購入ガイド:【2023最新】クラウンの値引き 納期 乗り出し価格