[PR]記事内に広告が含まれています。

トヨタ クラウン (5代目 S8/79/10 1974-1979):先代の教訓を生かしコンサバティブ路線に回帰

トヨタ クラウン セダン 1974-79

トヨタ クラウン セダン 1974-79

1955年に初代モデルがデビューしたトヨタのプレミアムモデル「クラウン」は、1974年10月に4度目のフルモデルチェンジを実施し、5代目モデルとなりました。個性的なスタイリングが不評を買い販売が低迷した先代の教訓を生かし、コンサバティブなスタイリングに「先祖回帰」した事が特徴でした。更にボディバリエーションの拡大により、販促が図られました。

新車購入ガイド:【2023最新】クラウンの値引き 納期 乗り出し価格

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

4ドアピラードハードトップを追加

スタイリングは先代の曲線基調のフォルムから一転し、直線を基調とした外連味の無いボディラインを備えていました。その一方で、シャシーは先代同様のラダー型ペリメーターフレームが踏襲されました。ボディバリエーションは、先代に引き続き4ドアセダン/2ドアハードトップ/カスタム(ステーションワゴン)/ライトバンが用意された他、新たに4ドアピラードハードトップが設定されました。

トヨタ クラウン ハードトップ 1974-79

トヨタ クラウン ハードトップ 1974-79

ボディサイズは全長4,655~4,765mm×全幅1,690mm×全高1,415~1,445mmで、先代から大幅な変更はありませんでした。ホイールベースは2代目モデル以来不変の2,690mmで、車両重量は1,305~1,470kgでした。サスペンション形式は先代同様のフロント:ダブルウィッシュボーン/コイル式・リア:4リンク/コイル式で、駆動方式もFRが踏襲されました。

新車購入ガイド:【2023最新】ハリアー値引き 納期 乗り出し価格

エンジンは先代と同一

エンジンは基本的に先代からのキャリオーバーで、2L直6SOHCシングルキャブ仕様のM-C型(最高出力115ps/最大トルク16.5kgm)、同EFI仕様のM-E型(最高出力135ps/最大トルク17.5kgm)、2.6L直6SOHCシングルキャブ仕様の4M型(最高出力140ps/最大トルク21kgm)の3種類が設定され、唯一2L直6SOHCツインキャブ仕様のみ廃止されました。

トヨタ クラウン セダン 1974-79

トヨタ クラウン セダン 1974-79

トランスミッションは、発売当初3速コラム式及び4速/5速フロア式のMTと、コラム式及びフロア式の3速トルコン式ATが設定され、後にオーバードライブ付4速トルコン式ATが追加されました。コラムシフト車は前席ベンチシートの6人乗り仕様、フロアシフト車は前席セパレートシートの5人乗り仕様で、2ドアハードトップは全車フロアシフトでした。

トヨタ クラウン セダン 1974-79  (出典:wikipedia)

トヨタ クラウン セダン 1974-79 (出典:wikipedia)

発売当初のグレード体系は、2L車はセダン/4ドアピラードハードトップ/2ドアハードトップの各ボディに「デラックス」「スーパーデラックス」「スーパーサルーン」が、更にセダンのみに廉価グレードの「スタンダード」「デラックスA」が設定されました。一方2.6L車は、各ボディに「スーパーサルーン」が、セダンのみに最上級グレード「ロイヤルサルーン」が設定されました。

トヨタ クラウン ワゴン 1974-79

トヨタ クラウン ワゴン 1974-79

装備面では、「スタンダード」を除く全グレードに前輪ディスクブレーキが、「デラックス」以上のグレードにFM/AMラジオや電磁式トランクオープナーが、「スーパーデラックス」以上のグレードにパワーステアリングやパワーウィンドウ、フルコンシールドワイパーが、「スーパーサルーン」及び「ロイヤルサルーン」に8トラックステレオが標準装備されました。

「ロイヤルサルーン」は装備が充実

更に「ロイヤルサルーン」には、後輪ディスクブレーキやデュアルエアコンディショナー、後席パワーリクライニングシートが装備されました。そして1976年11月のマイナーチェンジでエクステリアデザインの一部が変更された後、翌1977年に新グレード「スーパーサルーンエクストラ」及び「デラックス・カスタムエディション」(ハードトップのみ)が追加されました。

トヨタ クラウン 2Drハードトップ 1974-79

トヨタ クラウン 2Drハードトップ 1974-79

次いで1978年2月に2度目のマイナーチェンジを行い、4ドアピラードハードトップのフロント廻りの意匠が変更されました。続いて同年9月に、2.2L SOHCディーゼルのL型エンジン(最高出力72ps/最大トルク14.5kgm)搭載車が追加されました。そして1979年9月にフルモデルチェンジを実施し、6代目モデルにバトンタッチされました。

先代モデル:4代目クラウン

トヨタ クラウン (4代目 S6/7 1971-1974):スピンドルシェイプのクジラ・クラウン
1955年に初代モデルが発売されたトヨタのプレミアムモデル「トヨペット・クラウン」は、1971年2月に4代目モデルにフル...

後継モデル:6代目クラウン

トヨタ クラウン (6代目 S11 1979-1983):先進的な装備を採用すると共にターボ車を追加
1955年に初代モデルがデビューしたトヨタのプレミアムモデル「クラウン」は、1979年9月に5度目のフルモデルチェンジを...

歴代クラウン

歴代トヨタ クラウン フルモデルチェンジの歴史
初代トヨペット クラウン (1955-1962 RS) 観音開きドアを採用した本格的国産乗用車の先駆者 トヨタのプレミア...

新車購入ガイド:【2023最新】カムリの値引き 納期 乗り出し価格

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

クラウン時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする