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トヨタ マークⅡ (7代目 1992-1996):プラットフォーム刷新と共に全車3ナンバーサイズに [X90]

トヨタ マークⅡ (7代目 1992)

1968年に「コロナ」と「クラウン」の間を埋めるハイオーナーカーとしてトヨペット店より初代モデルがデビューした「コロナマークⅡ」は、車名を「マークⅡ」に変更した後1992年10月に6度目のフルモデルチェンジを受け、7代目モデルに移行しました。先代からプラットフォームが刷新されると共に、ボディが拡大され全車3ナンバーサイズとなりました。

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4ドアハードトップに一本化

トヨタ マークⅡ (7代目 1992)

ボディタイプは、4ドアセダンが先代モデルのまま継続販売された為、4ドアハードトップのみとなりました。ボディサイズは先代より一回り大きい全長4,750mm×全幅1,750mm×全高1,390mmで、ホイールベースも50mm延長され2,730mmとなった一方、車両重量は100kg程軽量化され1,250~1,420kgとなりました。スタイリングは、先代以上に丸みを帯びたフォルムに変貌しました。

トヨタ マークⅡ (7代目 1992)

サスペンション形式は、先代のフロント:マクファーソンストラット式/リア:ダブルウィッシュボーン式から4輪ダブルウィッシュボーン式に変更されました。駆動方式は、当初は従来同様FRのみの設定でした。エンジンは、ガソリンは先代同様全車DOHCで、1.8L直4の4S-FI型、2L直6の1G-FE型、2.5L直6の1JZ-GE型、同ターボの1JZ-GTE型、3L直6の2JZ-GE型の5種類が用意されました。

トヨタ マークⅡ (7代目 1992)

最高出力/最大トルクはそれぞれ120ps/16.5kgm、135ps/18kgm、180ps/24kgm、280ps/37kgm、220ps/28.5kgmでした。一方ディーゼルは、2.4L直4SOHCターボの2L-TE型(最高出力97ps/最大トルク22.5kgm)のみが設定されました。トランスミッションは、5速MTと4速トルコン式ATが用意されました。当初のグレード体系は、下から「GL」「グロワール」「グランデ」「ツアラーS」「グランデG」「ツアラーV」」のラインナップでした。

7代目マークⅡのCM (1992)

歴代モデル初の4WD車を追加

トヨタ マークⅡ Tourer V (7代目 1994)

そして1993年10月に、1JZ-GE型エンジン搭載車に電子制御フルタイム4WDシステム「i-Four」を採用した「グランデFour」及び「グランデG-Four」が設定されました。次いで1994年9月のマイナーチェンジにより、エクステリア面ではフェイスリフトやリアコンビネーションランプの意匠変更が、インテリア面ではシートやドアトリムの表皮変更などが実施されました。

トヨタ マークⅡ Tourer V (7代目 1994)

続いて1995年8月の一部改良で、全車にABSと運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。尚、特別仕様車として1993年4月に「2.0グランデ/2.4グロワールエクセレントカラーパッケージ」が、1994年4月に「グランデレガリア」が、同年12月に「グロワールリミテッド」が、1995年4月に「グランデリミテッド」が、同年12月に「グランデレガリアナビパッケージ」が設定されました。

そして1996年9月にフルモデルチェンジが実施され、8代目X100型に移行しました。

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