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トヨタ マークⅡ (8代目 1996-2000):キープコンセプトながら安全性能が大幅に向上 [X100]

トヨタ マークⅡ 2.5 Grande G (8代目 1996)

1968年に「コロナ」と「クラウン」の間を埋めるハイオーナーカーとしてトヨペット店より初代モデルがデビューした「コロナマークⅡ」は、車名を「マークⅡ」に変更した後1996年9月に7度目のフルモデルチェンジを受け、8代目モデルに移行しました。先代からのキープコンセプトながら、衝突安全ボディ「GOA」の採用やSRSデュアルエアバッグシステムの標準化により安全性能が大幅に向上しました。

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ガソリンモデルは全車6気筒に

トヨタ マークⅡ 3.0 Grande G (8代目 1996)

ボディタイプは先代同様4ドアハードトップのみの設定で、スタイリングは先代のイメージを受け継ぎながら幾分直線基調のフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,760mm×全幅1,755mm×全高1,400~1,415mmで、先代から僅かに拡大されました。プラットフォームがキャリオーバーされた為ホイールベースは同一の2,730mmで、車両重量はGOAボディ採用の為やや増加し1,320~1,500kgとなりました。

トヨタ マークⅡ (8代目 1996)

サスペンション形式は先代同様の4輪ダブルウィッシュボーン式を踏襲し、駆動方式も同様にFRとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは、ガソリンは1.8L直4が廃止され全車直6DOHC仕様となりました。用意されたのは2Lの1G-FE型、2.5Lの1JZ-GE型、同ターボの1JZ-GTE型、3Lの2JZ-GE型の4種類で、全て先代からのキャリオーバーでした。

トヨタ マークⅡ 2.5 Tourer V (8代目 1996)

最高出力/最大トルクはそれぞれ140ps/18.5kgm、200ps/26kgm、280ps/38.5kgm、220ps/30kgmで、全ユニットが先代からアウトプット向上を果たしていました。一方ディーゼルは、先代同様2.4L直4SOHCターボの2L-TE型(最高出力97ps/最大トルク22.5kgm)のみが設定されました。トランスミッションは従来同様、5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。

8代目マークⅡのCM (1996)

M/Cで5速AT車を設定

トヨタ マークⅡ (8代目 1998)

グレード体系は、FR車が下から「GL」「グランデ」「ツアラーS」「グランデG」「ツアラーV」、4WD車が「グランデFour」「グランデFour Gパッケージ」のラインナップでした。そして1998年8月のマイナーチェンジにより、フェイスリフトやリアコンビネーションランプ、ホイールなどの意匠変更が実施されると共に、1G-FE型エンジンがVVT-i化などによりアウトプットが向上(+20ps/1.9kgm)しました。

トヨタ マークⅡ (8代目 1996)

又、1JZ-GE型エンジンを搭載するツアラーSのATが5速化されました。尚、特別仕様車として1997年8月に「グランデレガリア」が、1998年1月に「グランデFour Nパッケージ」が、同年8月に「2.0/2.5グランデトラント」が、1999年4月に「2.0グランデFourレガリア」が、2000年4月に「2.0/2.5グランデレガリアGエディション」「2.0グランデFourレガリアGエディション」が設定されました。

トヨタ マークⅡ Grande Regalia (8代目 2000)

そして2000年10月にフルモデルチェンジが実施され、9代目X110型に移行しました。

マークⅡ X100シリーズの口コミ評価:新車購入インプレッション

チェイサー(6代目 X100 1996-2001)の口コミ評価/インプレッション

このマシンの魅力と言えばもちろんトヨタ最高エンジンの2.5リッター直6ビックシングルタービンの1JZ-GTE、グレードで一番の人気があったのはツアラーVですね、先代のツインターボからシングルターボへの変更はかなり優秀なスペックだと思います。最高出力280PSで当時は一世を風靡した快速セダンです。

丸目4灯のテールランプが個人的にはお気に入り

トヨタ3兄弟と呼ばれた、マークⅡ、クレスタ、そしてこのチェイサーは同じエンジンを搭載していましたが、若者に人気のあったのはダントツでチェイサーでした、まず先代から変わった外装ですが、一番のポイントはテールランプ周りの変更、丸目4灯のテールランプが個人的にはお気に入りでした。標準装備になったディスチャージヘッドランプもポイントの一つです。

私が買ったツアラーVは、最終型、純正5速の後期型でした。エンジンですが、この1JGは有名な話ですが、とにかく壊れない、強い、と話をよく聞きます。実際私が乗っていた時もそう感じました。乗った時の率直な感想ですが、とにかく力強い!これが最初に受けた感想でした、アクセルを踏むたびに車が加速していく感覚なんです、乗らないとこれは味わえないのですが、車と一体してる感じでアクセルとのフィーリングも最高でした。

ギアチェンジもスムーズで1速1速が仕事をしっかりこなしていて低速からのトルクも十分なほどの力強さ、またトップギアの伸びも素晴らしく、レッドゾーンに入れようが車自体がまだまだ行けるとドライバーに言ってくるような感覚を覚えてます。ブレーキ性能もツアラーVに関しては別格、止る走るの一体感とにかく相性のいい車でした、外装、エンジンには大満足です。

電気系統のトラブルは多かった

内装に関してですが、この辺は中級セダンといったところで、オートエアコンのスウィング等、中途半端なところはありましたが、基本的には普通の内装の車です。一つこの車で問題があったのが電気系統です、自分も何度も電気系統で修理することがありました、パワーウィンドウの故障、ヘッドライト関係での故障、エアコン関係が壊れたこともありました。

ミラーの塗装がはがれやすいというところもありましたが、乗っていて楽しい車です、私が乗ってきた車の中では最高の1台になるのは間違いないですし、乗れるのであればもう一度乗りたい、そう思わせてくれたのはこのツアラーVだけですね。

チェイサー ツアラーV(JZX100)の口コミ評価/インプレッション

社会人になって自分がほしい新車を買うために貯金を続け、ようやくトヨタのチェイサーツアラーVを購入することができた時の喜びは今でも忘れることができません。チェイサーの最終モデルとなったJZX100のツアラーVは、外観デザインがあまりにも格好良く、そのうえ当時自主規制上限パワーだった280psを発揮する直6ターボエンジンはとても魅力的でした。

ツアラーVにも5速ATが欲しかった

ひとつだけ気になったのは、なぜNAのツアラーSには5速ATを搭載したのにVには搭載しなかったのかという点はありますが、エンジンのパワーから見たら5速もいらないのは事実ですね。でも気分的には欲しかったです。まず私が一番好きだったのは外観デザインです。

全域でトルクフルな加速

全く古さを感じることのない、シンプルで無駄のないスタイルはこの車の大きな魅力だと思います。そして、ツアラーVの名を世間に知らしめた2.5Lターボエンジンは、驚くほど扱いやすい優等生なエンジンでした。NAでも充分パワフルな1JZエンジンにターボを付けることで、とにかく全域でトルクフルな加速を見せてくれます。

しかも、レッドゾーンまで気持ちよく回る直6らしさも損なわれていなかったので、感覚的にはとても軽快なエンジンでした。代車でNAのツアラーSにも乗りましたが、正直なところSでも充分俊敏な加速をしてくれますし、高速域でのスムーズさも充分で、全く不足はないと思います。

スポーツカーではないので

ですが、個人的にはもう一度ターボ車に乗ってみたかったのがVを買った理由なので、余裕ありありで圧倒的な加速を見せるVは最高でした。ハンドリングと足回り、ブレーキについては、当然ベースがスポーツカーではないので、それと同等を期待するのは間違いだと思いますが、日常のシーンで性能の不足を感じるようなことは全くありません。

何度かサーキットを走らせてみましたが、素人が車を壊さないように走るレベルでは、あえて負荷をかけた動きをしない限り、破たんしてしまうようなことはないと思います。

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