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フォード ギャラクシー (2代目 1960-1964):フェアレーンから独立しスタイリングも一新

フォード ギャラクシー Victoria Sedan (2代目 1961)

1959年に「フェアレーン500」の上級モデルとして誕生したフォード・モーターのフルサイズモデル「ギャラクシー」は、翌1960年に早くもフルモデルチェンジが実施され、2代目モデルに移行しました。フェアレーンから完全に独立した車種となった一方で、「リンカーン・コンチネンタル」や「マーキュリー・ミーティア/モンテレー」の姉妹車種となりました。

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5種類のボディを用意

フォード ギャラクシー Sunliner 390/401 HP (2代目 1961)

ボディタイプは、初代モデルに引き続き2ドア/4ドアセダン、2ドア/4ドアハードトップ、2ドアコンバーチブルがラインナップされました。スタイリングは丸みを帯びた先代から大幅なイメージチェンジが図られ、直線基調の伸びやかなフォルムが採用されました。また、初期のモデルには当時の流行であったテールフィンが設けられていました。

フォード ギャラクシー Country Squire (2代目 1961)

ボディサイズは全長5,331mm×全幅2,032mm×全高1,410mm(セダンおよびハードトップ)/1,387mm(コンバーチブル)で、先代から全長と全高が僅かに縮小され、全幅は若干拡大されました。ホイールベース3,023mmで、先代から若干延長されました。サスペンション形式はフロントにコイル式独立懸架が、リアにはリジッド・リーフ式が採用されました。

エンジンは直6とV8を用意

フォード ギャラクシー Sunliner 390/401 HP (2代目 1961)

駆動方式はコンベンショナルなFRが踏襲され、エンジンは当初3.6L直6OHV(最高出力140ps/最大トルク28kgm)、4.8L V8OHV(最高出力198ps/最大トルク39.1kgm)、5.8L V8OHV(最高出力253ps/最大トルク48.6kgm)、7L V8OHV(最高出力416ps/最大トルク65.8kgm)が用意されました。トランスミッションは、3速MT/OD付3速MT/4速MTおよび3速トルコン式ATが設定されました。

ステアリング形式はリサーキュレーティング・ボール式で、ブレーキは全車に4輪ドラム式が採用されました。その後、1961年モデルでエクステリアの変更が行われ、テールフィンが縮小されました。同時に、新たに6.4L V8OHVエンジン(最高出力304ps/最大トルク59kgm)搭載車が追加されました。次いで1962年モデルでは、テールフィンが完全に廃止されるなどリア廻りの意匠が一新されました。

フォード ギャラクシー 500 Factory Lightweight (2代目 1963)

同時に、グレード体系の見直しが図られました。続いて1963年モデルでは、フロントガラスを含めエクステリアが一部変更されるとともに、4.3L V8OHVエンジン(最高出力166ps/最大トルク35.7kgm)搭載車が追加されました。次いで2代目モデル最後のモデルイヤーとなった1964年モデルでは、空力特性を追求したエクステリア・デザインが導入されました。

同時にインテリアの加飾が変更されるとともに、グレード体系の見直しも実施されました。そして翌1965年にフルモデルチェンジが実施され、3代目モデルに移行しました。

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