1968年に「コロナ」と「クラウン」の間を埋めるハイオーナーカーとしてトヨペット店より初代モデルがデビューした「コロナマークⅡ」は、車名を「マークⅡ」に変更した後1988年8月に5度目のフルモデルチェンジを受け、6代目モデルに移行しました。ガソリンエンジンのラインナップが一新され全車DOHC仕様となった他、足回りも変更されました。
ボディはセダン/ハードトップの2タイプに
ボディタイプは、ワゴン/バンが先代モデルのまま継続販売された為、4ドアセダン/4ドアハードトップの2タイプのラインナップとなりました。スタイリングは曲線を取り入れたフォルムに変貌した他、セダンはそれまでの6ライトウィンドウをやめ一般的な4ライトウィンドウに変更されました。初期型のボディサイズは全長4,595~4,690mm×全幅1,695mm×全高1,375~1,405mmで、先代から全長・全幅が若干拡大されました。
ホイールベースは先代より20mm長い2,680mmで、車両重量は初期型で1,170~1,520kgでした。プラットフォームは先代からのキャリオーバーで、フロントのサスペンション形式もマクファーソンストラット式が踏襲されたものの、リアは従来の5リンク式又はトレーリングアーム式からダブルウィッシュボーン式に変更されました。駆動方式は、先代同様のFRが踏襲されました。
6代目マークⅡのCM (1988)
ターボやスーパーチャージャーも設定
エンジンは、ガソリンは当初1.8L直4の4S-FI型(最高出力105ps/最大トルク15.2kgm)、2L直6の1G-FE型(最高出力135ps/最大トルク18kgm)、同1G-GE型(最高出力150ps/最大トルク18.6kgm)、同ターボチャージャー仕様の1G-GTE型(最高出力210ps/最大トルク28kgm)、同スーパーチャージャー仕様の1G-GZE型(最高出力170ps/最大トルク23kgm)の5種類が用意されました。
一方ディーゼルは、先代から2.4L直4SOHCの2L型(最高出力85ps/最大トルク16.8kgm)及び同ターボの2L-T型(最高出力94ps/最大トルク22kgm)がキャリオーバーされました。トランスミッションは、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。当初のグレード体系は、下から「STD」「GS」「GR」「LG」「グランデ」「グランデツインカム24」「GTツインターボ」「グランデG」のラインナップでした。
3ナンバーモデルを追加
そして1989年8月に、3L直6の7M-GE型エンジン(最高出力200ps/最大トルク27kgm)を搭載し、全幅を15mm拡大した3ナンバーモデル「グランデG」が追加されました。同時に、1G-GZE型エンジン搭載の従来のグランデは「グランデG L仕様」にグレード名が変更されました。又、GRとLGの間を埋める新グレード「GRサルーン」が設定されました。
次いで1990年8月にマイナーチェンジが実施され、2.5L直6NAの1JZ-GE型エンジン(最高出力180ps/最大トルク24kgm)を搭載する「2.5グランデ」「2.5グランデG」と、同ターボの1JZ-GTE型エンジン(最高出力280ps/最大トルク37kgm)を搭載する「2.5GTツインターボ」が追加されました。同時に、2.5L/3L車の全長がバンパー大型化に伴い延長されました。
そして1992年10月にハードトップのみフルモデルチェンジを受け、7代目X90型に移行しました。一方、セダンは4S-FI型エンジン搭載のGL/GRサルーン及び1G-FE型エンジン搭載のグランデの3タイプにラインナップを縮小した上で、1995年12月まで販売が継続されました。
マークⅡ(GX81)の口コミ評価/インプレッション
免許を取得後、友人の車を借りて運転することがありましたが、自分の車をいつか持ちたいと願っていました。生まれて初めて購入したのが、ディーラーで購入をした、6代目マークⅡ(GX81)でした。
購入した動機ですが、当時、マークⅡ、クレスタ、チェイサーが三兄弟と言われており、外観が違うだけで内装は全て同じでエンジンも同じでした。当時のベストセラーで、この三台で当時の大衆車のカローラの販売記録を抜いた、凄く売れた車でした。
エレガントなスタイリングも良かったですし、視界の広さもとても良く、見下ろす感じなので運転がし易く、発売をされた時に迷う事無く購入を決めました。購入価格の方はオプション等のカーステ等を付けまして、240万円程で購入をしました。買った当時は乗ることがとても楽しく、今まで徒歩で行っていたスーパー等への買い物も、マークⅡで行く事が多くなり、なにか理由を付けては乗っているのが楽しい車でした。
このマークⅡの特徴として広々として走り易く、トランクの異常な広さがありました。後部の居住空間は僅かに狭かったのですが、トランクの広さはゴルフバック3個は楽に入る広さがあり、大人一人が楽に寝れるくらいのスペースがあるので、お土産等、荷物は5人分くらいは余裕で入る大きさがありました。マークⅡの快適な走りと乗り心地の良さもあり、走っていて楽しく荷物もたくさん積めて、とても開放的な車でした。
先代モデル:5代目マークⅡ
後継モデル:7代目マークⅡ